2017年3月11日 (土)

「のぞけば そこに メダカたち」 島根県立宍道湖自然館ゴビウス 平成16年 その5

 5、オリジアス属の起源
  海産起源の話
  ・・・日本メダカの場合、孵化後1日までであれば淡水から直接
  海水に移しても生存し
(この条件では成魚は生存できない)、そ
  の後海水中で順調に成長できることが知られている。・・・

 謝辞
 参考文献
 メダカと私
  かかわりの話など

8 日本産野生メダカの地域集団 P.54~
     新潟大学大学院自然科学研究科 竹花佑介
     新潟大学理学部自然環境科学科 酒泉 満

 メダカの起源
  科、インドから北東への話
  ・・・唯一温帯地域に分布する種であることが・・・

 アロザイムからみたメダカの地理的変異
  北日本集団と南日本集団の話

   ・・・遺伝的差異は種内変異として大変大きいことが分かってい
   ますが、・・・形態的差異は認められていません。・・・

  東日本型、東瀬戸内型、西瀬戸内型、山陰型、北部九州型、
  大隅型、有明型、薩摩型、琉球型の話

  分布図と遺伝子型の表を掲載

 ミトコンドリアDNAからみた地理的変異
  ・・・アロザイム分析ではっきりしなかった地域型間の系統関係
  の推定も可能になってきた。・・・

  北日本グループ、南日本グループ、関東グループとその下位グ
  ループの説明

 島根県のメダカ
  2サブグループの分布境界
  江の川、太田川、芦田川の各水系の話

 遺伝的分化の要因
  ・・・地理的変異を生じさせる主な要因は「隔離」です。・・・
  グループ分岐の年代を記述

 安易な放流の現状、問題点
  瀬戸内周辺のグループが関東へ、ドンコも一致する。

 引用文献
 メダカと私
  ・・・野生メダカとのつき合いのきっかけは江上先生からの「野生
  メダカの地域差を調べてみませんか」という提案でした。・・・

9 カダヤシとメダカ P.62~
   弘前大学農学生命科学部生物生産科学科 佐原 雄二

 カダヤシとはこんな魚
  学名はGambusia affinis 近縁種にG.holbrookiがいる
  メダカとの違いの話

  ・・・子供たちから「あの池に青いメダカがいるよ」と言われて・・・
  「青いメダカ」と表現した子供の観察眼は大したものですね。・・・

 移入と分布拡大のいきさつ
  「蚊絶やし」です
  移入時期、北限の話

 カダヤシの生活 メダカ同様に「水田の魚」
  水田など水位変動に対する形態の話
  食性、流水対応の違いの話

 在来の小型魚種への悪影響
  ギリシャ、オーストラリア、米国での話
  山口県での共存の話
  ・・・最大の問題は、生息環境がどちらに有利に変化しているのか
  ではないでしょうか。・・・

 参考文献
 メダカと私
  ・・・江上信雄先生の記憶に重なります。・・・大学院生だった私が
  扱っていたのは、メダカではなくカダヤシでした。・・・

Box.2 カダヤシ調査 P.67
  宍道湖自然館ゴビウス 田久和剛史・辻井要介

 愛知県内での調査の話

10 「メダカ・ボランティアの日」によせられた地域の輪と力
                                  P.68~
  鳥取県「東郷湖メダカの会」事務局長 本田 斉

 1.メダカの発見と「メダカの勉強会」~「東郷湖メダカの会」の結成

 2.メダカ・ボランティア活動~「メダカ・ボランティアの日」の定着化
  方言でネエブンチャ

 3.今後の活動~地域の方々と手を取っり合って水辺の環境浄化
   の活動などを

11メダカの飼育法 P.72~
  宍道湖自然館ゴビウス 田久和剛史・辻井要介

 子供向けの飼育法

12 メダカアンケート P.74~
  宍道湖自然館ゴビウス 古林敏彦・田久和剛史

 方言を島根県のイラスト地図に落とし込み掲載
  ネンパ、ネンパゴ、メンパ、ネンブ、ネバンコ、メデカ、ネンパチ、
  ネンプー、ネエブンチャー

13 メダカを通して メダカと私 P.78~
   宍道湖自然館ゴビウス 田久和剛史

参考文献・謝辞
(財)ホシザキグリーン財団のご案内

以上でこの本の紹介は終わりです。

---
日本ブログ村観賞魚 沢山ブログが集まっているサイト

2017年3月 4日 (土)

「のぞけば そこに メダカたち」 島根県立宍道湖自然館ゴビウス 平成16年 その4

5 メダカがくらす環境の生きものたち P.36~
   宍道湖自然館ゴビウス 辻井要介・田久和剛史
  イラストで生きものの場所を例示

6 メダカを通して 移りゆく季節の中で P.38~
   宍道湖自然館ゴビウス 田久和剛史
  観察池での一年間のメモ。ため池と水田の描写と写真。

7 アジア固有の淡水魚「オリジアス属」 P.46~
   信州大学理学部生物科学科 柴田 直樹

 1、オリジアス属という名前の由来
  稲のOryzaから

 2、アリジアス属の位置づけ
  目、亜目、科、属の話
  ・・・メダカ属を含むメダカ科はグッピーやカダヤシとは直接的な
  類縁関係はもたず・・・

 3、オリジアス属の特徴と生活
  体型、口の形状による棲息、産卵形態の話

 4、オリジアス属の現状
  4-1 オリジアス属内の種分類
   20種1亜種の和名、学名、分布、国内飼育、絶滅危惧種の一
   覧表を掲載
   近縁な3属5種の一覧表を掲載
   学名だけ書いておきます。
    Oryzias latipes
    O.curvinotus
    O.luzonensis
    O.celebensis
    O.matanensis
    O.nigrimas
    O.orthognahtus
    O.marmoratus
    O.profundicola
    O.javanicus
    O.timorensis
    O.minutillus
    O.dancena 以前はO.melastigma
    O.mekonensis
    O.uwai
    O.hubbsi
    O.haugiangensis
    O.pectoralis
    O.nebulosus
    O.carnaticus
    O.latipes sinensis

    Xenopoecilus sarasinorum
    X.popfae
    X.oophorus
    Horaichthys setnai
    Adrianichthys kuruti
    A.roseni

  4-2 核型からみたオリジアス属内の類縁関係と地理的分布
   染色体から単腕型、両腕型、融合型の話
   3型のゾーニング図を地図上で表現
   両腕型での交雜の話

  4-3 分子レベルでみたオリジアス属内の系統関係
   遺伝子レベルでの3型の検証

---
日本ブログ村観賞魚 沢山ブログが集まっているサイト

2017年3月 1日 (水)

「のぞけば そこに メダカたち」 島根県立宍道湖自然館ゴビウス 平成16年 その3

3 特別展展示魚種紹介 P.16~
    名古屋市東山動物園「世界のメダカ館」 佐藤正祐

   メダカの仲間の分類と生態
    学名の解説 latipesは幅広いlatusと足pesから「大きなヒレ」
    絶滅危惧種について
    メダカ科の3点の特徴を記載
    卵生メダカ、卵胎生メダカ、胎生メダカの解説
    参考文献

   第8回特別展展示生物の解説
    ここではメダカ科の29種の写真、和名、学名、分類、分布、
    繁殖形態、大きさ、解説を記載

    学名と気になった点を書いておきます。
     Oryzias curvinotus 弱アルカリで飼う
    、O.nigrimas masは「雄」の意
     O.melastigma 弱アルカリで飼う
     O.minutillus
     O.luzonensis フィリピンメダカとも呼ばれる
     O.mekongensis
     O.javanicus 大型種と小型種がいる
     O.celebensis 弱アルカリで飼う
     Xenopoecilus sarasinorum スラウェシコウモリメダカ
     Aphyosemion australe 低温を好む
     Nothobranchius korthausae
     Cynolebias constanciae
     Rivulus chucunaque chucunaque この種では大型
     Pachypanchax playfairi 塩分を含む水を好む
     Aplocheilichtys macrophthalmus
     Jordanella floridae 21度と低めの水を好む
     Pterolebias peruensis
     Procatopus aberrans 硬度が高めの水を好む
     Aplocheilus dayi
     Cyprinodon macularius 塩分の或る水で飼育
     Epiplatys sexfasciatus
     Roloffia geryi 発情期に闘争
     Poecilia formosa すべてメス
     Belonesox belizanus
     Priapella intermedia
     Xiphophorus helleri
     Anableps anableps
     Ameca splendens
     Xenotoca eiseni 高硬度と低温飼育

Box.1 名古屋市東山動物園「世界のメダカ館」の紹介 P.27
  宍道湖自然館ゴビウス 田久和剛史・辻井要介

4 メダカと水田 P.28~
   弘前大学農学生命科学部生物生産学科 佐原 雄二
 メダカと水田
  ワンドから水田への話

 水田の中での生活
  エサ、捕食者、水位変動の話
  ・・・野外のメダカは、前年生まれの個体のほとんどが夏の間
  に姿を消して
しまいます。・・・

 メダカの移動
  昼夜、流向の話

 生存を脅かす要因
  身に起きた危難として、銃、農薬の使用、コンクリート水路の話

 水田メダカの現状と未来
  ビオトープの語源の話
  ・・・いまや溜池でルアーでバスを釣るのが少年たちの「自然と
  のふれあい」
になりかかっているのを見ると、次の世代の日本
  人はどのような自然観を持つことになるのか、非常に心もとな
  く思えます。・・・

  小規模ビオトープ作りの話

 参考文献

---
日本ブログ村観賞魚 沢山ブログが集まっているサイト

2017年2月25日 (土)

「のぞけば そこに メダカたち」 島根県立宍道湖自然館ゴビウス 平成16年 その2

はじめに
  メダカといえばみんなが知っている魚ですが、都会での野生の
 魚を見たことがある人は少なくなり・・・
  ・・・コンクリート水路をつくったり、圃場整備を進めた結果、メダ
 カの生息場所が減少したことによると・・・
  今回の特別展では・・・メダカがすむ環境を再現し、日本の水田
 地帯の原風景を思い出してもらいたいと・・・
   平成16年12月
       島根県立宍道湖自然観ゴビウス
       館長代理 山口勝秀

1 メダカと日本人 P.2~
    愛知教育大学名誉教授 岩松鷹司
 日本人とメダカの関わり
  水田に棲息、用水との関係、神からの話
  領地と方言の話
   ・・・経済的に価値のナイメダカには全国の流通の必要性もな
   く、呼び名がまちまちでもよかったのであろう。・・・

  「目高もととの内」からの話

 メダカと日本の研究教育
  谷津直秀教授のメダカを用いた実験動物学の話
  石川千代松、外山亀太郎、石原誠氏の体色遺伝の話
  会田龍雄、山本時男氏の雄性決定遺伝子、限性遺伝の話

 メダカと環境保全
  化学物質との話

 日本の次代を担う子供と自然環境
  応用能力欠如の一員の話

 引用文献(メダカと日本人)

 メダカと私
  山本時男先生と研究の話
  メダカのルーツ研究の話
   宇和紘、江上信雄、平田賢治との研究

 メダカの発生段階図を3ページ記載

2 メダカの紹介 P.14~
    宍道湖自然館ゴビウス 田久和剛史
 以下、子供に判りやすい記述
 メダカ Oryzias latipes 概要
 メダカの生息地
 メダカのオス・メス
 メダカの産卵

---
日本ブログ村観賞魚 沢山ブログが集まっているサイト

2017年2月22日 (水)

「のぞけば そこに メダカたち」 島根県立宍道湖自然館ゴビウス 平成16年

「のぞけば そこに メダカたち」 島根県立宍道湖自然館ゴビウス 平成16年12月 A4判 P.82

 この本は宍道湖自然館が、平成16年12月18日から平成17年1月30日に開催した第8回特別展の展示解説書、いわば図録です。

 自然館ゴビウスはタナゴ、ドジョウ、テツギョなどの淡水系の魚についても、多くの特別展を開催していて、その都度図録を頒布していますが、人気が高いのか在庫切れとなってしまいます。

 執筆陣は大学でメダカなどを研究している方が多く、内容が濃いため図録のレベルではありません。

 たとえば、通常知られているメダカの地域変異型が、2グループから最新研究では3グループとなっていたことは興味深いところです。

 メダカに関心がある中レベルの方は、一読をお勧めします。

 古書界では普通に見られます。手元の本は神田の古書店からの入手です。

【構成】
表紙
目次
 はじめに
 1 メダカと日本人
 2 メダカの紹介
 3 特別展展示魚種紹介
 Box.1 名古屋市東山動物園「世界のメダカ館」の紹介
 4 メダカと水田
 5 メダカがくらす環境の生きものたち
 6 メダカを通して 移りゆく季節の中で
 7 アジア固有の淡水魚「オリジアス属」
 8 日本産野生メダカの地域集団
 9 カダヤシとメダカ
 Box.2 カダヤシ調査
 10 「メダカ・ボランティアの日」によせられた地域の輪と力
 11メダカの飼育法
 12 メダカアンケート
 13 メダカを通して メダカと私

参考文献・謝辞
(財)ホシザキグリーン財団のご案内
奥付

---
日本ブログ村観賞魚 沢山ブログが集まっているサイト

2017年2月 4日 (土)

「琵琶湖の水族」 滋賀県立琵琶湖文化館 昭和45年 その4

 ドジョウ Misgurnus anguillicaudatus

 ホトケドジョウ Lefua echigonia

 シマドジョウ Cobitis biwae

 スジシマドジョウ Cobitis taenia striata
  シマドジョウとの違いの話

 アジメドジョウ Cobitis delicata
  体型上の話
  方言はゲリッショ(犬上川上流)

 アユモドキ Hymenophysa curta

 ナマズ Parasilurus anotus

 イワトコナマズ Parasilurus lithophilus

 ビワコオオナマズ Parasilurus biwaensis

 ギギ Pelteobagrus nudiceps

 アカザ Liobagrus reini

 ウナギ Anguilla japonica

 メダカ Oryzias latiapes

 ハリヨ Gasterosteus Aculeatus microcephalus

 カムルチー Channa argus

 ドンコ Odontobutis obscurus

 ヨシノボリ Rhinogobius brunneus
  方言はウロリ(稚魚)、ゴリ

 カワヨシノボリ Rhinogobius flumineus
  ヨシノボリとの差違の話

 ウキゴリ Chaenogobius urotaenia

 イサザ Chaenogobius isaza

 カジカ Cottus pollux

 ウツセミカジカ Cottus reinii

 スジエビ Palaemon paucidens

 テナガエビ Macrobrachium nipponensis
  移入の話
  方言はマエビ

 タンカイザリガニ Astacus leniusculus
  輸入の話
  淡海溜池

 アメリカザリガニ Procambarus clarkii
  日本への移植年を記述

以上でこの本の紹介は終わりです。

---
昭和45年=1970
関連本

日本ブログ村観賞魚 沢山ブログが集まっているサイト

2017年1月28日 (土)

「琵琶湖の水族」 滋賀県立琵琶湖文化館 昭和45年 その3

 ウグイ Tribolodon hakonensis

 アブラハヤ
  Moroco steindachneri

 タカハヤ Moroco jouyi

 カワバタモロコ Hemigrammocypris rasborella
  アオミドロを好んで食う

 ソウギョ Ctenopharyngodon idellus

 カワムツ Zacco temminckii
  方言、ムツ、赤ムツ

 オイカワ Zacco platypus
  方言、ハイ、ハヤ

 ハス Opsariichthys uncirostris

 ワタカ Ischikauia steenackeri ※本書では誤植
  2才以上の大型魚は水草や陸草の新芽をよく喰う
  奈良県下の猿沢の池に古くから「馬魚」の名で

 ハクレン Hypophthalmichthys molitrix

 ギンブナ Carassius carassius langsdorfii
  関東地方では雄が殆んど見られない

 ニゴロブナ Carassius carassius grandoculis

 ゲンゴロウブナ Carassius carassius cuvieri
  ヘラブナ、カワチブナは本卵種を人工飼育したもの

 コイ Cyprinus carpio

 ヤリタナゴ Acheilognathus lanceolata

 アブラボテ Acheilognathus limbata
  食用にされない

 イチモンジタナゴ Acheilognathus cyanostigma
  釣にはあまりかからない

 シロヒレタビラ Acheilognathus tabira tabira
  特異な生息地の話

 カネヒラ Acheilognathus rhonbea

 タイリクバラタナゴ Rhodeus ocellatus ocellatus
  日本での出現、繁殖の話

 ニッポンバラタナゴ Rhodeus ocellatus smithi

---
昭和45年=1970
関連本

日本ブログ村観賞魚 沢山ブログが集まっているサイト

2017年1月24日 (火)

「琵琶湖の水族」 滋賀県立琵琶湖文化館 昭和45年 その2

以下種の紹介
 種毎につき1ページを割当て、
  白黒写真
  1.和名、科名
  2.学名
  3.形態 全長は「大きさ」として全て書いてあります。
  4.特徴
  5.分布状況
  6.調理の方法
 を記述

 気になったところを少し書いておきます。

 スナヤツメ Entosphenus reissneri

 ビワマス(湖沼型)、アマゴ(河川型) Oncorhynchus rhodurus
  びわ湖では産卵期を方言アメノウヲという
  型による生存の話

 ニジマス Saimo gairdnerii
  天然繁殖の地名
  海水で飼育可能

 イワナ Salvelinus pluvius

 アユ Plecoglossus altivelis
  雌雄で背びれの形状が異なる
  繁殖する湖の話

 ワカサギ Hypomesus olidus

 タモロコ Gnathopogon elongatus elongatus

 ホンモロコ Gnathopogon elongatus  caerulescens
  他水域に移植しても繁殖するまでには至らず

 スゴモロコ Squalidus biwae
  びわ湖ではスゴジ、ゴンボスゴ

 デメモロコ Squalidus japonicus

 イトモロコ Squalidus gracilis

 ムギツク Pungtungia herzi
  水中で音を発する
  「川ののり」をつつく・・・「のりこづき」の名がある

 ヒガイ Sarocheilichthys variegatus
  アブラヒガイのこと
  トウマル、ツラナガのこと

 ニゴイ Hemibarbus barbus
  生息しない地域の話

 ズナガニゴイ Hemibarbus longirostris
  方言はウキス

 ツチフキ Abbottina rivularis

 カマツカ Pseudogobio esocinus

 ゼゼラ Biwia zezera
  方言エンドス

 モツゴ Pseudorasbora parva
  方言 クチボソ、イシモロコ

---
昭和45年=1970
関連本

日本ブログ村観賞魚 沢山ブログが集まっているサイト

2017年1月21日 (土)

「琵琶湖の水族」 滋賀県立琵琶湖文化館 昭和45年

「琵琶湖の水族」 滋賀県立琵琶湖文化館 昭和45年 A5判 P.66 頒布価格は不明

 本書は飼育書やハウツー本の類ではなく、図鑑であるため、最後のページまで種の紹介です。
 1ページに1種の淡水魚などを記載し、白黒写真を添えて解説しています。掲載種数は66種です。

 書名が水族となっていますが、4種のエビが含まれているだけです。

 本書は古書界では普通に見られます。手元の本は京都市の古書店からの購入です。

【構成】
表紙
はしがき
目次
 科名、種名を66種列記

はしがき
 ・・・琵琶湖水系に生棲している淡水魚を展示していますが、今回
 この魚族を図鑑にして刊行しましたので、・・・
    滋賀県立琵琶湖文化館長
     草間文雄
---
昭和45年=1970
関連本
「びわ湖の魚と漁具・漁法」 滋賀県立琵琶湖文化館 昭和59年

「よみがえれ!! 日本の淡水魚」 滋賀県立琵琶湖文化館 昭和62年

日本ブログ村観賞魚 沢山ブログが集まっているサイト

2016年11月 3日 (木)

「びわ湖の魚と漁具・漁法」 滋賀県立琵琶湖文化館 昭和59年 その5

冬の漁具と漁法 P.49~
 沖曳網漁
  地曳網が陸地から網を曳きあげる底曳網・・・沖曳網は船
  から・・・
  イサザアミ
   湖底形状から漁場を説明
  モロコアミ
   ・・・このころのモロコを沖ノ島ではデヨロコと呼んでいます。・・・
  エビアミ
   ネコアミとも呼ばれる
  スゴアミ
   スゴモロコが主な対象
  アユアミ
   ヒウオ(氷魚)を捕える 

貝曳網漁
  漁具はマンガ、タマ、カネダマと呼ばれる
  対象はセタシジミ 

鳥漁
  鴨猟
  ヨシマキ 

漬柴漁
  ツケ、コイヤネ、アナ、ヤネなどとも呼ばれる
  ・・・霜の降りるような寒い朝に行うと、魚が多く獲れたそう
  です。・・・
  材料、設置法、対象魚の話

  カワラヅケ、イシヅケ
   漁具の大きさなどの話 

小糸網漁
  コイゴイト
   コイガとネバエの解説

  ワタカゴイト
  フナコイト(フナ小糸)
   ・・・雪や吹雪の日には魚がよくかかり・・・

  ウグイコイト
   ・・・12から3月ごろの産卵期前のものが脂がのっておいしい
   ため・・・ 

根づり網漁
  ネズリアミ(根摺網)
   禁止の理由など

  囲み記事
   びわ湖のフナの話 

その他の漁法
  マスツリ(マス釣り)
   延縄漁
  シジミカキ
  サデアミ

湖国漁師の生活と歴史 P.61~
 びわ湖の成り立ちなどの話
 ・・・シカの骨からつくったヤスなど・・・
 租庸調の調、つまり特産物の貢納の話
  阿米魚はビワマスの別称
  御厨(みくりや)、供御人(くごにん)の話

 下鴨社、上賀茂社、延暦寺の権力と堅田の話
 菅浦の古文書などの話
  「降りる」と「アガル」の話

 ---メモ---
  貢納=こうのう
  綸旨=りんじ
     天皇の仰せを受けて蔵人所(くろうどどころ)から出した
     文書(もんじょ)。
  上乗権=うわのりけん

国内の漁具 P.65~
 白黒写真で12点紹介

外国の漁具 P.67~
 白黒写真で18点紹介

出品目録 P.73~
 1 びわ湖の漁具、115点の品名と所蔵を記述
 2 国内漁具、15点の品名と県名を記述
 3 外国の漁具、19点の品名と国名を記述

協力者名簿
 個人21名、団体6、写真3名を記述

執筆および編集者として
 前畑政善(春の漁)
 秋山廣光(夏の漁~秋の漁)
 松田征也(冬の漁)
 土井通弘(生活と歴史)
 の琵琶湖文化館各学芸員がそれぞれ担当した。

以上でこの本の紹介は終わりです。

---
昭和59年=1984
地域で発刊された淡水魚の本

日本ブログ村観賞魚 沢山ブログが集まっているサイト

より以前の記事一覧

ブログ村

  • にほんブログ村 観賞魚ブログ 熱帯魚へ
無料ブログはココログ