2017年12月 3日 (日)

「甲州魚風土記」 寺田重雄 芸文社 昭和55年 その4

オコゼと山の神 P.143~
 オコジョの話
 山の神のイメージ
  男か女か

 韮崎市の山神社とオコゼの繋がりの話
  女性の五障について

 ---メモ---
  綯=なう、トウ、ドウ。綯い交ぜ

夏大名の冬乞食 P.166~
 山梨県での鵜飼の話

 ・・・漁期の四ヶ月は、そういう人たちとって、まさに「鵜飼天国」で
 あった。「飲む、打つ、買う」の生活に、いささかも不自由しなかっ
 た。そのために、季節が終わり頃になると「無一文のすてんてん」
 になる人もいた。漁師仲間では、そんな人たちの、烏羽打ちからし
 た姿をみて「夏大名の冬乞食」と評した。・・・

柳沢吉里の日誌 P.181~
 鮎の塩漬け、なれ鮨、生成(なまなれ)、早すしなどの話
 鮓と鮨の違い

 ---メモ---
  鮓=サ、シャ、すし

消えてゆくもの P.193~
 富士川での舟運と漁具禁止の関係の話
 漁具モジリ、「毛智利」の話
 簗の話
 明治期の富士川漁猟取締令を掲載

 ---メモ---
  アンペラ=かやつりぐさ科の多年生植物

アユ漁の運上 P.220~
 村方三役などの話

 ---メモ---
  運上=うんじょう。運送上納の略。古くは年貢などの公物を京都
      へ運んで上納することを意味し,室町時代には課税の意
      であった。江戸時代には年貢以外の雑税の一種。

漁業権談義 P.231~
 河沼池漁業鑑札などの話
 運上から県税への変遷の話

以上でこの本の紹介は終わりです。

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西暦1980年=昭和55年

「甲州の魚」 山梨県水産研究会 昭和30年

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2017年11月30日 (木)

「甲州魚風土記」 寺田重雄 芸文社 昭和55年 その3

ドジョウ汁 P.63~
 料理の話
 方言 アブラドジョウ、オドリコ、ヤナギバ
     緋ドジョウをホウジョウ(方丈)

 江戸からのドジョウ料理屋の話
 甲府市のドジョウ問屋「ほしあい」、売り子「いけたがや」の話
 戦争の影響、食生活の変化の話

 ---メモ---
  廈=カ、サ、いえ。=屋根をふいた家。
  大廈高楼=たいかこうろう。大きく高い建物のこと。それらが立
         ち並んでいる様子。

神の使者 P.83~
 ウナギ信仰、伝説の話
 ドジョウとイカサマ師の話
 文殊稲荷とキツネとドジョウの関係の話

 ---メモ---
  鰻(魚麗)=バンレイ。うなぎのこと

地震の張本人 P.105~
 瓢鯰絵、大津絵の話

 ---メモ---
  夙とに=つとに、シュク、スク
  縋る=すがる、ツイ、ズイ

お水神さん P.113~
 アメンボの話

 ・・・「水馬」というのは、アメンボを指し・・・「水蜘蛛」とも書く。・・・
 山梨県内の盆地では、かつて「お水神さん」とも呼ばれ・・・

 アメンボという名称は、飴のにおいを思わせるところから、それが
 生まれたのだ、と云われる。・・・

 ミズスマシ(鼓虫)との違い

 ---メモ---
  詳か=つまびらか
  (足腕)く=もがく、かがむ、エン

カワウソ P.119~
 乱獲の話

 ・・・昭和三年、捕獲禁止令が打ち出された。・・・昭和四十年遅れ
 馳せながら、特別天然記念物に指定する。・・・

腐ってもタイ P.127~
 「腐る」の語の話
  ・・・学問の世界では、これを「自家消化」とよんでいる。

 タイと呼ばれる魚の話
 同じく特別の目で見られた「スズキ」の話

 えびす信仰とタイの話

 ---メモ---
  恣=ほしいまま、シ

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西暦1980年=昭和55年

「甲州の魚」 山梨県水産研究会 昭和30年

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2017年11月25日 (土)

「甲州魚風土記」 寺田重雄 芸文社 昭和55年 その2

肩通し P.5~
 早川発電所建設飯場のための鯉の輸送の話
 半台の規格

 ・・・甲府から、じかに担いで行った。仲間うちでは、それを、「肩
 通し」と呼んでいた。・・・

 甲府、鰍沢間のバス会社、鉄道馬車会社の変遷の話

 ---メモ---
  荊=いばら、ケイ、キョウ。荊沢=いばらさわ(地名)
  榑=くれ、フ、ブ。榑坪=くれつぼ(地名)

佐久のコイ P.24~
 佐久へ鯉が来歴した話
 甲府とのルートの話

 ---メモ---
  御師=おし/おんし。特定の寺社に所属して、その社寺へ参詣
      者を案内し、参拝・宿泊などの世話をする者のことである。
                                   wikiより
  嗜む=たしなむ
  詠草=えいそう。詠んだ歌や俳諧を紙に書いたもの。

  太物商=正絹を扱うお店を「呉服屋」といったのに対し、普段の
        木綿や麻を扱うお店を「太物屋」といった
  罷る=ヒ、ビ、やめる、まかる。罷り通る。

  戎衣=じゅうい。戦争に行くときの衣服。軍服。
  兵戈=へいか。槍や刀と戈(ほこ)。転じて、武器。戦争。いくさ。

  笈=キュウ、ゴウ、おい。修験者(しゅげんじゃ)や行脚僧(あん
     ぎゃそう)などが仏具・衣類・食器などを入れて背負う、あし
     つきの箱。

  笈摺=おいずり。昔は巡拝中に必要な物を背負って歩いたが、
      着物の背が摺り破れないよう、着物の上へ笈摺を着けた。
      現在は笈摺はご宝(朱)印をいただき、死後の旅路に着け
      るものとされている

  余燼=よじん。事件などの一段落したあとに、なお残っている
       もの。また、その影響。

竜門の鯉 P.43~
 中国の後漢書からの話
 我が国での経緯などの話
 コイの滝登り、俎のコイ、鯉のぼりの話
 山梨県での養鯉の歴史、臼田二郎、石原国吉、並木清次郎の話
 釣り堀、箱釣りの話、志村勇次郎

 ---メモ---
  婪=ラン、むさぼる。
  貪婪=どんらん。たいそう欲の深いこと。ひどくむさぼること。
  甍=ボウ、ミョウ、いらか。
  搦む=からむ。絡む。
  榾=ほだ、ほだ。 囲炉裏や竈(かまど)でたく薪(たきぎ)。
  榾火=ほたび、ほだび。焚(た)き火
  媾う=まぐわう。
  媾合=こうごう。性交。
  閨=ケイ、ねや。夜、寝るための部屋。寝間。寝室。特に、夫婦
     の寝室。家の奥の方にある部屋。女性の居室。
     閨房=けいぼう

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西暦1980年=昭和55年

「甲州の魚」 山梨県水産研究会 昭和30年

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2017年11月22日 (水)

「甲州魚風土記」 寺田重雄 芸文社 昭和55年

「甲州魚風土記」 寺田重雄 芸文社 昭和55年12月1日発行 P.242 箱・帯付 定価2000円

 本書は風土記ということで、歴史、逸話、伝説、信仰、民俗学を含み、また古い時代の山梨での魚の搬路などの話であるため、淡水魚の生態や習性を知りたい方にはあまりお勧めしません。

 発行年が新しい割には普段見ない語句が多く困惑します。歳時記や俳句などでの季語としても使用されるような語も見受けられます。

 また、足跡を辿るような内容もあるので、地図を脇に置きながら読むのも一考かと思います。

 著者は他に、以前紹介した「甲州の魚」 山梨県水産研究会 昭和30年を著しています。

 古書界で「甲州の魚」はほとんど見かけませんが、本書は割と数がでています。手元の本は新潟県三条市の古書店からの入手です。

【構成】

遊紙

目次
 肩通し
 佐久のコイ
 竜門の鯉
 ドジョウ汁
 神の使者
 地震の張本人
 お水神さん
 カワウソ
 腐ってもタイ
 オコゼと山の神
 夏大名の冬乞食
 柳沢吉里の日誌
 消えてゆくもの
 アユ漁の運上
 漁業権談義
本文
奥付
遊紙

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西暦1980年=昭和55年

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2017年11月18日 (土)

「西尾市の魚類」 梅村錞二 西尾市史史料iv「西尾市の生物動物」別刷 1973年 その3

西尾市の淡水魚類 P.43~
 西尾市の淡水魚類目録
  28種の科名、学名、和名を列記

 代表的な淡水魚類
  アユ Plecoglossus altivelis
  ヤリタナゴ Acheilognathus lanceolata
   ・・・市内では**川、**川に生息するが、以前に比べると
   激減している。・・・

   ・・・西三河地方では、ニガ、ニガバエ、タナペラ、ハラクサリな
   どの地方名で・・・

  モツゴ(イシモロコ) Pseudorasbora parva
   市内にはモツゴ(イシモロコ)とシナイモツゴ(シナイモロコ)がす
   むが、いづれも個体数が少なく、容易には捕獲できない。

   ・・・市内では'70,8月に、**川から採集されている。

  ゼゼラ Biwia zezera
  カマツカ Pseudogobio esocinus
   ・・・スナモグリ、キスという地方名で・・・

  ニゴイ Hemibarbus barbus
   名の由来二説を記述
   ・・・ズナガニゴイ Hemiburbus longirostris が・・・市内では捕獲
   された記録がない・・・

  タモロコ Gnahtopogon elongatus elongatus
   ・・・'70,8月・・・報告書によると、タモロコは採集されなかった

  ウグイ Tribolodon hakoneensis
  オイカワ Zacco platypus
   ・・・地方名もきわめて多く・・・生殖時期の雄を特にアカブト、
   アカタ、アカジジなどとよぶ。・・・

  ソウギョ Ctenopharyngodon idellus
   ・・・日本へは1943年~1945年に移植されている。・・・

  コイ Cyprinus carpio
  ホトケドジョウ Lefua echigonia
   市内では2か所棲息が知られている

  マウナギ Anguilla japonica
   ・・・生きていくために必要な配素の3/5を皮膚呼吸でとること
   ができる・・・

  カムルチー Channa argus

西尾市の魚類の概説 P.53~
 海産魚の話
 淡水魚の話
  ・・・現在までに採集できた種類は、9科28種に達する。・・・

摘要 P.58~
 ここまでの「まとめ」みたいな記述

主要参考文献 P.59
 7点記載

以上でこの本の紹介は終わりです。

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西暦1970年=昭和45年

「愛知の淡水魚類」 梅村錞二  平成5

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2017年11月15日 (水)

「西尾市の魚類」 梅村錞二 西尾市史史料iv「西尾市の生物動物」別刷 1973年 その2

 ・・・筆者らは、1970年6月から1971年12月末まで、市内の魚類を調査した。その結果がまとまったのでここに報告する。・・・

調査方法 P.19~
 下記について手法、標本数などを記述
 小中学校への依頼
 小中学校と漁組に保存された標本
 漁業者への依頼

西尾市の沿岸性の魚類 P.21~
 ・・・新田周辺に・・・2年間に採集されたものが中心となっている。

 (1)西尾市の沿岸性の魚類目録
   103種の科名、学名、和名を列記

 (2)代表的な沿岸性の魚類
   31種について白黒写真ととに解説

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西暦1970年=昭和45年

「愛知の淡水魚類」 梅村錞二 平成5

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2017年11月11日 (土)

「西尾市の魚類」 梅村錞二 西尾市史史料iv「西尾市の生物動物」別刷 1973年

「西尾市の魚類」 梅村錞二 西尾市史史料iv「西尾市の生物動物」別刷 1973年3月31日 A6判 P.59(始ページは19から)

 西尾市は愛知県の南に位置し、渥美半島と知多半島に囲まれた湾に面している都市です。

 この本は別刷りということで、小冊子風の作りとなっています。

 内容は海産、淡水の魚類調査報告ですが、図表の掲載はなく、代表的な魚類の解説の箇所には白黒写真を掲載しています。文体も専門用語の使用はなく、かといって低学年向けでもありません。

 著者の梅村錞二氏は「愛知の淡水魚類」平成5 を自費出版していて、この地方の主に淡水魚を研究されている方です。

 本書を古書界で見る機会はほとんどありません。手元の本は倉敷市の古書店から入手しました。

目次
 調査方法
 西尾市の沿岸性の魚類
 西尾市の沿岸性の魚類目録
 代表的な沿岸性の魚類

 西尾市の淡水魚類
 西尾市の淡水魚類目録
 代表的な淡水魚類
 西尾市の魚類の概説

 主要参考文献

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西暦1970年=昭和45年

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2017年9月 9日 (土)

「淡水」 創刊號 日本淡水漁業聯合會 昭和13年 その5

繊維工業と淡水漁業者との摩擦相剋 湖南樓主人 P.34~
 緒言
  化学繊維会社と漁民の実情
  ---メモ---
   辜=コ、ク、つみ。無辜=ムコ、何の罪もないこと。

 (一)繊維工産品と水産物との比較
   ・・・昭和┼二年四月一日現在漁業者専業八百三十八世帶、
  副業一萬四千百七十六世帯・・・

  東洋紡、東洋レーヨン、旭ベンベルグと漁業者の人員、生産額
  や納税額の比較の話

 (二)工場排水に依る被害之に對する調査と運動
  使用水量、排水量、蜆の漁獲量などの話

  ---メモ---
   囂=キョウ、ゴウ、かまびすしい。喧しい
                 喧々囂々(けんけんごうごう)
   晝=チュウ、ひる

 (三)淡水漁民の團結と其の生活の擁護
  ---メモ---
   擔=タン、かつぐ、になう。負担=負擔

小鮎添乘の記 満州撫順行 米原驛貨物主任 P.41~
 滋賀→下関→釜山→平壌→撫順での時間、氷手配、斃死数、
 経費などの話

 ---メモ---
  盡=ジン、シン、つくす、つきる
  畚=ホン、もっこ、ふご
  秡=ハツ、バチ。清秡=せいばつ、きよはらい。きよめのおはらい。
  扨=さて、さす。

泉田川鮭鱒蕃殖組合史 P.48~ ※繁殖
 執筆者は福島県双葉郡幾世橋村
                 泉田川鮭鱒繁殖組合長 馬場房時
 イラスト地図を掲載
  ---メモ---
   濫=ラン、みだれる。
   觴=ショウ、さかずき。
   濫觴=らんしょう。物事の起こり。始まり。起源。
      大河も源は觴 (さかずき) を濫 (うか) べるほどの細流に
      すぎない

鮎の池中飼育法 P.53~
 用水
 位置の選定
 水深
 池の構造
  ---メモ---
   篏=カン、ケン、はさむ、くびかせ。
      嵌入=かんにゅう。はさみこむ

 種苗用小鮎の購入
  ・・・價格は小鮎の体重十一貫匁を一萬尾とし、百┼圓で運賃
  は實費・・・

 放養數
 餌料
 給餌の分量
 飼育中注意
 取揚げ販賣
 短期飼育例
 長期飼育例

編輯後記 藤田正 P.60
 多年の我が淡水界の要望であった本誌がこゝに目出度く創刊
 を見て・・・。

規約
 日本淡水漁業聯合會々則
  第壹章 總則
   第一條~第四條

  第貳章 會員
   第五條~第十二條

  第參章 會長及顧問
   第十三條~十四條

  第四章 役員
   第十五條~第十九條

  第五章 會議
   第二十條~第二十八條

  第六章 會計
   第二十九條~第三十一條

以上でこの雑誌の紹介は終わりです。

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西暦1938年=昭和13年

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2017年9月 6日 (水)

「淡水」 創刊號 日本淡水漁業聯合會 昭和13年 その4

内陸湖沼の深さと漁獲量との關係 吉村 信吉 P.21~
 執筆者は湖沼学者

  ・・・營養鹽類の含有量は日本の湖では深さと反比例し淺けれ
 ば淺い程營養鹽類が豊富である。・・・從って深さと漁獲量とも亦
 反比例し、深い湖程漁獲量が少ない。・・・

 ・・・ある深さ以下になると反って漁獲量は少なくなる。・・・

  ・・・溶解性營養物質の少い為ではなく、必然的に淺い沼の底を
 被ふ水草がそれを吸収し、・・・

 水草の害の話

 水深と漁獲量の図を掲載
 日本淡水湖の深さと漁獲量表を掲載

 ---メモ---
  等閑=とうかん。ものごとをいい加減に見過ごすこと。なおざり。
  搖=ヨウ、ゆれる、ゆる。

河川に於ける漁業共同組合活動の二例 藤田四郎
 一、保證責任和良川漁業協同組合
  1 魚族の蕃殖保護施設
  2 魚類増殖の施設
   a 鰄の人工孵化
   b 小鮎の放流
   c 鱒類養殖並に放流
    ・・・アマゴは蕃殖率低く・・・

  3 共同出荷販賣事業
   a 鮎
    ・・・從來の中間商人に利益の大部分を占められる實情に
    鑑み・・・

   b 鱒

 二、馬瀬川下流漁業協同組合

カムルチーの撲滅に就て 滋賀縣水産試驗場 P.30~
 カムルチーとはどんな魚か
  ・・・内地では朝鮮鱒、朝鮮鯰と云はれてゐます。・・・

 カムルチーはどんな所でどんな生活をして居るか
  ・・・滋賀縣下に移されたのは昭和八年ごろですが、・・・
  ・・・二ケ年で(一尺一、二寸)位になって親となります。・・・

  ---メモ---
   西比利亜=シベリア
 カムルチーはどんな害を與へるか
  兵庫縣明石郡の例を紹介

 カムルチー撲滅に就て皆様にお願ひ
   ・・・此の魚を捕る方法として・・・活きた鰌の背鰭の下を鈎にさ
  し、太い糸をつけて・・・

 取締規則(滋賀縣令)實施さる
   昭和十二年十一月六日・・・タイワンドゼウ(カムルチー、カモ
  チー、ライヒー、ライギョ等とも稱す)並に其の卵は之れを移植
  又は所持し若は販賣することを得ざることゝなり、・・・

  ---メモ---
   仍=ジョウ、ニョウ、よる、しきりに

---
西暦1938年=昭和13年

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2017年9月 3日 (日)

「淡水」 創刊號 日本淡水漁業聯合會 昭和13年 その3

淡水漁業の意義 農林省水産局 大田知度 P.8~
 耕作面積について実態と標準を数値で説明

  ・・・古來我國の農山漁村では入會林野や河川湖沼は農民生活
 に缺ぐべからざる補充財であったのだが社會事情の變化に伴って
 之等河川湖沼其の他入會地に於ける入會權は漸次實質的に消
 滅せむ
とする運命を・・・

設立趣旨の貫徹を望む 滋賀縣水産試驗場長 青木三雄 P.10
 既存の会の問題点

  ・・・弱少の漁業者程その要求の熱烈なるものが有りますから、
 本會こそは、堅い結束を固め、十分魂を打ち込んだ會として一
 日も早 く、業界多年の諸懸案に向って、一致團結解決に邁進
 し・・・

 ---メモ---
  齊=ひとしい
  俟=シ、ジ、まつ
  聊=リョウ、いささか

創刊號に寄せて 高橋彦作
 びわ湖、その周辺の話
 ---メモ---
  指呼=しこ。近い

淡水漁業の問題 蜷川虎三 P.12~
  産業全體から見ると・・・輕く視れててゐる漁業の中でも淡水漁
 業となると殆ど問題にされない・・・

 淡水漁業のメリット
  河川湖沼に富んでいる
  増殖が可能
  出荷も楽

  ・・・淡水漁業に於ては漁場は狭く漁勞は容易で根こそぎ捕る
 とも必ずしも困難ではなく・・・

 ・・・漁業者が殖やしながら捕るという觀念をしっかり持つこと・・・

 ---メモ---
  抛=ホウ、ヒョウ、なげうつ
  抛棄=放棄
  鰮=いわし
  寶庫=宝庫
  無盡=むじん。盡=ジン、シン、つくす

日本産淡水魚類の系統及び分布と産業との關係に就て
                理學博士 岡田彌一郎 P.17~

 汽水魚、海水魚の淡水への馴化と利用の話

  ・・・新なる魚族を移植し・・・悪い影響を及ぼしてゐる事を・・・
 吾々は先づ此等の移植を行ふ場合に必ず豫めその準備調
 査
としてその地方の生物の自然分布状態を十分行って・・・

  ・・・一二の研究者が餘暇をかりて調査しても・・・何十年の後
 になる・・・故に水産當局者は全國的に統制をとって・・・

 ---メモ---
  嘗=ショウ、ジョウ、なめる、かつて

---
西暦1938年=昭和13年

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