2021年2月13日 (土)

「金魚の小百科」 蒼海芳雄 金園社 昭和54年 その5

5 魚病の取扱いと手当 P.163~
 魚病と手当 P.165~
  白点病
   塩、塩酸キニーネ、氷酢酸、ホルマリン、マーキュロクローム、メ
   リクロクローム、マラカイトグリーンの使用法を解説

  イカリ虫病
   デプテレックスの投与時期、回数の解説

  チョウ病
   ウオジラミ(魚虱)ともいう
   BHC、塩、ウレタン液の使用法を解説

  白雲病
   予防治療法は白点病と同じ

  エラクサレ病
   流水、塩、過マンガン酸カリ、メチレンブルー、メリクロクローム、
   硫酸銅、リン酸エチル水銀の使用法を解説

  ヒレクサレ病
   硫酸銅の使用法を解説

  立鱗病
   サルファ剤、流水、塩の使用法を解説

  腹水病
   サイアジン、クロロマイセチン、テラマイシンの使用法を解説

  サイクロキータ病
   塩、昇汞水の使用法を解説

  ジロダクチルス病
   過マンガン酸カリ、サリチル酸、過酸化水素水、醋酸の使用法
   を解説

  気泡病
   冷水による治療

  便秘症
   硫酸マグネシウム、カスターオイルによる治療

  腸炎
   固形物を煮て与える

  心臓病
   天然餌料の活用

  表皮増生病
   隔離と容器の消毒

  ドロカブリ病
   天然餌料、植物性餌料の活用

  凍傷(感冒)
   25度にあげる

  エラマクレ病
   遺伝的なもの

  チッソガス病
   飽和率12%以上の湧水、井戸水で多い
   ろ過して使用

  サンソガス病
   過飽和酸素140%以上でおこる
   水温を下げる、井戸水使用

  腸ふくれ病
   昭和42年ごろから零年魚にみられる

  鰓病
   流水、塩、硫酸銅の使用法を解説

  赤斑病
   サルファ剤の使用法を解説

  眼球脱落病
   不明

  外傷
   マーキュロクローム、希ヨードチンキの塗布
   モナフラシン、グリーンFの浸漬

6 治療に使う薬剤 P.185~
 薬の働きと使い方 P.187~
  以下の薬について治療原理、投与注意点を解説
  抗生物質
  サルファ剤
  フラン剤
  ディプテレックス
  マラカイトグリーン修酸液
  メチレンブルー
  ネグホン

  飲ませる薬
   飼料に混入して投与する
    サルファ剤
     魚病用としては
      スルフィソキサゾール
      スルフィソイミジン
      スルファジメトキシン
      スルファイソメゾール
      スルファメトシジミン
      スルファモノメトキシン
      スルファフェナゾール
     ソーダ塩、10倍散、ソーダ散の使用法を詳説

   抗生物質
    魚病用としては
     テトラサイクリン
     オキシテトラサイクリン
     クロラムフェニコール
    力価と投与量の話

  薬浴
   以下について濃度と薬浴時間を詳説
   食塩
   マラカイトグリーン
   ホルマリン
   氷酢酸
   硫酸銅
   デプテレックス
   ニトロフラゾン
   フルピリノール

7 金魚の観賞 P.195~
 金魚の観賞の仕方 P.197~
  歴史などを簡単に記述
  ガラス容器

  以下の品種について簡単な解説
  ランチュウの観賞
   頭部
   背巾(※目次では背中)と尾筒
   尾
   体色と鱗
   メスとオス ※目次に無い
   鑑賞団体  ※目次に無い

  リュウキンの観方 ※目次と異なる
  ワキン
  アズマニシキ
  ジキン
  オランダシシガシラ

以上でこの本の紹介は終わりです。

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西暦1979年=昭和54年

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2021年2月 6日 (土)

「金魚の小百科」 蒼海芳雄 金園社 昭和54年 その4

2 金魚のふやし方 P.93~
 産卵の準備 P.95~
  産卵用の池
   場所の条件、必要数などの話
   コンクリート池の場合
    構造、作り方

  親魚の選び方
   購入時期など
   ・・・養殖業者は、ワキンやリュウキンなどでも、四年魚ぐらいか
   ら親魚を若い優れたものと交代させます。・・・

   親魚候補の購入時期

 親魚の準備 P.104~
  春先のエサ、ミジンコ、魚巣、孵化率など

 親魚の知識 P.111~ ※目次では項だが本文では節
  親魚の扱い方
   掬い方、持ち方など

  親魚の組合せ
   年令、体格、血縁など

 産卵のさせ方 P.114~
  雌雄へのエサの与え方
  産卵池へ入れる時期
  産卵中と産後のエサと親魚の養生法

 ふ化から稚魚まで P.117~
  1坪あたりの卵数、水深
  マラカイトグリーンの使用法
  ふ化温度と日数
  モムシの話
  1m2あたりの仔魚数
  最初のミジンコの篩別は50番

  選別のしかた
   第一回の選別
    ふ化後の日数
    尾巾による選別

   第二回の選別
    1回目からの日数
    尾型による選別、選別率

   第三回の選別
    2回目からの日数
    背なり・鱗による選別、選別率

   第四回の選別
    3回目からの日数
    選別率

   選別の方法
    尾ビレ 注意点5つを記述
    体形  注意点3つを記述
    頭部
    胴と尾筒
    体色

 ふ化から取揚げまで P.124~
  ミジンコから人工餌料への切り替え
  活き餌と人工でのエサの量

  子魚の池と水換え
   ・・・南風の吹く、曇天の日の夕刻から明け方は、気圧も下がっ
   て危険なときですから・・・

   水換え間隔を説明
   稚魚密度、鳥獣害の話

 稚魚の病気と予防 P.128~
  以下について対策も説明
  ふ化間もないときのガス病
  エサの切り替えどきの腸炎
  梅雨時のエラグサレ病

 取揚げ P.129~
  養殖池での話

 金魚の活餌 P.130~
  以下について形状を少し詳しく解説
  ミジンコ
  ケンミジンコ
  イトミミズ
   ゴトウイトミミズ、マミズイトミミズ、エライトミミズ
  ワムシ
  アカムシ
  ボウフラ
   ハマダラカ、アカイエカ、シナハマダラカ、コガタアカイエカ、ヒト
   スジシマカ、トウゴウヤブカの生息場所

3 買って来たときの金魚 P.135~
 買うときの準備 P.137~
  買われる前の金魚
   養魚池の環境

  良い水槽と悪い水槽
   水槽枠、水面積、ガラス面の話

 金魚の買い入れ P.139~
  オスとメス
  買う金魚の年令
   売られているのは当才と二才

  金魚の色
   赤、赤白、白の話
   ランチュウの色による呼び名の話
   ランチュウ愛好家による名付け
    花兜、紅吹雪、小桜、桜山、舞子、初夢など

  買う時期
   ・・・仮冬眠から目覚めて、活動期に入った四月ころに・・・

  水槽と尾数
   60cm水槽と池1平方メートル当たりの尾数を記述

  水槽の扱い方
   無フィルターでの解説
   ・・・キンギョを上手に飼えないという人をみていますと、キンギョ
   にほとんど手をかけない人であるとか、あるいは逆に手をかけす
   ぎて失敗している人が多いようです。・・・

 水の質について P.149~
  残餌、塩素、硬水軟水。PHなどの概要

  水の中の酸素
   20度での酸素量を記述
   10gのキンギョの1時間での酸素消費量を記述

  金魚に適した水温
   限界温度の上下を記述

 買われた金魚P.152~
  絶食していた金魚へのエサの与え方の話

4 病気の発見と防ぎ方 P.155~
 発見と手当と防ぎ方 P.157~
  健康な魚体を作る話
  購入後の注意と購入前の観察の話

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西暦1979年=昭和54年
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2021年2月 3日 (水)

「金魚の小百科」 蒼海芳雄 金園社 昭和54年 その3

 金魚の習性 P.40~
  限界水温を記述
  キンギョとフナの大きな違い

  産卵とふ化
   産卵温度
   産卵後24時間、30時間、48時間、72時間、84時間、110時間
   の卵の様子を詳説

  ふ化後の変化
   ふ化二日目 四日目 五日目 二十日目 その二~三日後
   約五十日の様子を詳説

  金魚の生育
   4~7kgの金魚に対し水1トンを目安に飼育

  金魚の形と泳ぎ方
   各ヒレの動きの話

  金魚と水温
  光と金魚
   褪色の話
   前方水平視野角は190度

 知っておきたい金魚の器官 P.51~
  金魚の眼
   遠近などの解説
  金魚の識別 ※目次には無い
   学習による識別の話

  魚と呼吸
   全鰓、鰓弁、鰓腔などの話

  金魚と血液
   心臓
    腹大動脈、背大動脈などの話

  魚の胃・腸など
   金魚は無胃類
   腸
   肝膵臓

  不用物の排泄
   腎臓や鰓からの排出の話

  産卵の器官
   生殖巣の話

  刺激を感じる器官
   1 臭い
   2 味
   3 音
   4 触覚

 成長する餌 P.57~
  餌と栄養
   ・・・蛋白質は、ほかの栄養分をもってきても代用できません
   
が・・・

   ・・・可消化蛋白質と、それ以外の可消化成分との比率を、栄養
   比または栄養率と呼んでいる・・・

  栄養と成長
   a 蛋白質
    ・・・最低限度必要な蛋白質の量を、保持蛋白質といい・・・

    ・・・キンギョの場合、もっとも体の成長をうながす蛋白質の最
    大量は、毎日そのキンギョの体重の8パーセントであると・・・
    最適と思われる量は、63.7パーセントが餌の中に含まれて
    いることだといわれて・・・

    コイやニジマスでの話

   b 炭水化物
    ・・・炭水化物が不足していますと・・・備蓄されている体蛋白を
    分解してエネルギーを補給することになりますので、炭水化物
    を与えることは高価な蛋白飼料の節約
にもなり・・・

   c 脂肪
    ・・・腸の中で分解されてグリセリンと脂肪酸となり、それらが
    体内に吸収されて再び合成され、体内の脂肪となって・・・

   d 無機物
    ・・・骨、鱗、血液、などをつくるのに役立ちます。・・・

    コバルト、マンガン、燐の役割の話

   e ビタミン類
    ニジマスでの必要量、コイのビタミンA・B・Cでの実験の話

   f H因子
    ・・・獣類の内臓をすり込んだで与えたり、鶏卵、生鮮魚、獣
    肉、昆虫、プランクトンなどを含めますと、死魚がでないばかり
    か
、急に成長が始まったりします。・・・その他の内臓の中に
    は・・・栄養因子が含まれていると・・・

  基本となる餌
   試験のための配合例を記述

  抗生物質を加える
   ・・・試験に用いたほとんどの魚には、成長の効果を認めること
   ができなかった・・・

  配合飼料の良さ
   ・・・一定の割合に混合したものをいうのであって、単に数種の
   飼料を混合した昆虫飼料とは区別・・・

   魚類の配合飼料が家畜の配合飼料より高価な理由を記述

  配合飼料の使い方
   固形飼料に慣らすための食物誘因物質の話

 金魚に良い水の質 P.63~
  水の温度と魚   
  水の流れと魚との関係
  水の量と魚の体
  水の成分
   富栄養湖と貧栄養湖の話
   日本の河川は珪酸が多い
   放射性元素の話

  水の質と成長
   アンモニアの話
   ・・・アンモニアの酸化作用には、石灰岩の砕石をろ過に用いま
   すと、石灰が溶け出し、アルカリ度が低下しないため、魚の長期
   飼育には、石灰岩の砕石を用いるのがよい
と考えられま
   す。・・・

 水草と金魚 P.70~
  溶存有機物から魚への食物連鎖の話

  ・・・水藻類は、水中の溶存栄養塩基類を肥料として吸収するた
  め、動物プランクトンを抑制してしまいます。・・・

  「あおこ」の話

  ・・・水の色が褐色に変わったら危険信号で・・・動物プランクトン
  の大量発生で、同化作用に必要な炭酸ガスが不足したり、栄養
  分が不足して、植物プランクトンが大量枯死するためです。・・・

  池底の土の重要性の話

 金魚の害虫 P.76~
  水の中の虫
   以下を解説
   ゲンゴロウムシ(甲虫類)
   ガムシ(甲虫類)
   ミズスマシ(鞘翅目)
   タイコウチ(半翅目タイコウチ科)
   ミズカマキリ(半翅目タイコウチ科)
   タガメ(半翅目タガメ科)
   コオイムシ(半翅目タガメ科)
   チョウ(甲殻類)
   イカリムシ(甲殻類)

  陸上の外敵

 金魚の産卵 P.87~
  雌雄の尾数、魚令、雌雄の見分け方、卵数、ふ化温度、ふ化時
  間、1坪あたり稚魚数のど概要的な話

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西暦1979年=昭和54年
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2021年1月30日 (土)

「金魚の小百科」 蒼海芳雄 金園社 昭和54年 その2

口絵
 4ページに7品種と稚魚のカラー写真

まえがき P.1~
  キンギョは夏の風物詩、という季節感は次第に失われつつあり、
  春夏秋冬いつでも飼われている・・・

  短命だといわれる原因を探してみますと、たいていキンギョに対
  する愛情が不足していたり、水の管理、餌料の与え方などが悪い
  ことが・・・

  ・・・キンギョをよく観察して、通常と異なる様子をみせたときには、
  すぐ、何が原因でそういう様子をしたかを調べ、すぐ対処すること
  が何より大切です。・・・

      著者

1 金魚はどういう魚か P.11~
 どうして金魚が生まれたか P.11~
  中国説の話、文献等は記していない
  フナからの突然変異の話

  フナの証明
   血清の沈降反応、染色体、遺伝学的研究による

 フナから金魚への歴史 P.12~
  中国での話
  色の次は尾

  形のうつり変り
   ワキンからヒレ、肉瘤、透明鱗、鼻孔の話

 中国産の金魚 P.14~
  大別すると
   文魚(ウエンユウイ) 普通のキンギョ
   竜晴魚(ロンチンユウイ) 出目性のキンギョ
   蛋魚(タンユウイ) 背ビレのないキンギョ

  各部
   体形 狭長と短円
   頭部 虎頭(こ)、鷲頭(が)、蛤蟆頭(はま)、獅子頭、蝦蟆頭、
       高頭、鼠頭
   眼形 正常、小眼、竜晴、水泡眼。朝天眼、灯泡眼、望天眼、
       葡萄眼、鴛鴦(えんおう)、(石+朱)砂眼(しゅしゃ)

   鰓蓋 反鰓(はんすう)
   鼻孔褶 絨球(しゅうきゅう)

   尾鰭 単双、上単下双、垂尾、展開尾、三尾、長尾、中長尾、
       短尾
   背鰭 正常、残骨、竜背(欠骨)、長背、短背
   臀鰭 単双、上単下双、残臀、欠臀、長臀、短臀、腹臀
   鱗  正常な不透明、透明、網目、珍珠鱗

   体色 灰色、紫色、藍色、黒紅色、古銅色、橙色、白五色、
       斑色、雑斑
   品種 草金魚、蛋魚、竜晴、朝天眼、絨球、反鱗、獅子頭、
       墨魚、藍魚、鷲頭、紫魚、五花

    ---メモ---
     蟆=ひきがえる
     鴦=鴛鴦=おしどり、「鴛」は雄の、「鴦」は雌のオシドリ
     (石+朱)=鉱物の一種、朱砂

  以下の品種の解説
   珍珠鱗魚(チユンシユリンユウイ)
    別名は珠鱗魚(シユリンユウイ)、パール

   絨球魚(シュウチュウユウイ)
    日本ではハナフサと同一視している

   紅頭魚(ホントウユウイ)
    日本ではタンチョウ、丹頂

   哈蟆頭(ハマトウユウイ) ※ここでは「蛤」ではない
    水泡眼(シュイポオユウイ)、スイホウガン

   銀魚(イエンユウイ)
    白色に変わったものは白銀魚(パイイエンユウイ)

   青文魚(チンウエンユウイ)
    日本では羽衣
    尾の長いものは揺れ台目(ヤウタイユ=ゆれる満月)
    藍がかった銀魚を藍文魚(ランウエンユウイ)
    肉瘤があるものを藍鷲頭魚(ランガトウユウイ)

   紫魚(ツウユウイ)
    日本では茶金
    肉瘤が褐色のもの紫帽子(ツオマオユウイ)または紫帽子頭魚
    (ツオマオットユウイ)
    肉瘤が褐色で赤っぽいものを紅帽子(ホンマオツユウイ)または
    紅帽子頭魚(ホンマオットユウイ)

 日本産の金魚 P.21~
  以下の品種を解説。
  色、尾型、歴史など、ここでは別名など少し記しておきます。

  ヒブナ(緋鮒)
   真のフナと和金雑種の区分法

  ワキン(和金)
   別名ヤマト
   古くはコガネウオ、金魚(チンユウイ)

  リュウキン(琉金)
   別名オナガ、ナガサキ
   外人はベール・テイル、ファン・テイルと呼ぶ ※テール
   フナ尾はフキナガシ(吹き流し)、米国ではニンフ
   上葉と下葉との切れ目が深いものスワロー・テイル、
   リボン・テイル
   小型に育てたもの豆琉(まめりゅう)

   ランチュウ(卵虫)
    別名マルコ(丸子)、チョウセン、朝鮮金魚、(魚+蘭)鋳、金鋳
    外人はリオン・ヘッド ※ライオン?
    アズキサラサ(小豆更紗)、フサ、ヒゲ、シシガシラ(獅子頭)、
    トキン(兜金)、オカメ(お亀)の話

   オオサカランチュウ
    ヒラヅケ(平付)

   ナンキン
    島根県宍道町で中心に飼育保存

   オランダシシガシラ(和蘭獅子頭)
    クロオランダは胸ビレが黄色のものが多い

   テツオナガ(鉄尾長)
    黄金色に光る胸ビレを持っているものが多い

   ハナフサ(鼻房)
    伊勢地方で飼育されていたが絶滅
    松井佳一氏が大和郡山市高塚養魚場で発見しニホンハナフ
    サ

   トサキン(土佐金)
    動きの鈍さで繁殖率がよくない

   ワトウナイ(和唐内、和琉)
    別名ワリュウ

   ヤマガタキンギョ(山形金魚)
    ショウナイキンギョ、フリソデキンギョ(振袖)、フタツオキンギョ
    (二尾)

   ジキン(地金)
    地金魚、しゃち、愛錦、孔雀、六鱗などの別称
    腹部のくくれ方でムナバラ、ウシロバラ

   デメキン(出目金)
    支那魚、支那金、支那キンギョと呼ばれていた
    英語ではテレスコープ・アイ、中国では竜晴魚(ロンチンユウイ)

    A アカデメキン(赤出目金)
    B クロデメキン(黒出目金)
    C サンシキデメキン(三色出目金)

   チョウテンガン(頂天眼)
    別名デメランチュウ
    箕作佳吉博士は1904年に天文望遠鏡魚と名付けた
    英語名はCelestial gold fish(天文の金魚)

   シュウキン(秋錦)
    明治30年(1897)に松原新之助が命名

   ツガルニシキ(津軽錦)
    昭和2年(1927)に弘前金魚協会が命名

   ヒロニシキ(弘錦)
    ツガルニシキとランチュウの交配で明治41年(1908)にできた

   キンランシ(金蘭子)
    明治35年(1902)ごろ初代秋山吉五郎が生育

   シュブンキン(朱文錦)
    サンシキデメキンとフナ尾のワキンとヒブナの自由交配

   テツギョ(鉄魚)
    大正11年(1922)の平和記念東京博覧会に山形県の若畑沼
    のものが出品

   キャリコ
    キャリコとはサラサの意

   アズマニシキ(東錦)
    別名キャリコオランダシシガシラ

   エドニシキ(江戸錦)
    尾の長いものは京錦

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西暦1979年=昭和54年

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2021年1月24日 (日)

「金魚の小百科」 蒼海芳雄 金園社 昭和54年

「金魚の小百科」 蒼海芳雄 金園社 昭和54年3月20日発行 四六判 P.206 750円

 著者は金魚界で名は知られていませんが、本文を読んでいると他の金魚本では書かれない器官の仕組みや動き、栄養素の働き、活き餌、薬剤などは専門用語を使い詳説していて、生物学又は解剖学の先生か水産試験場の技師のように感じます。

 本文は白黒写真は少ない代わりに赤と黒のイラストを程よく配していますが、二段組みで文字も小さめであるため読み応えはあります。

 産卵育成のところは養殖業者の規模の話で、タライなどで金魚を殖やす方にはあまり参考になりません。

 本書は古書界にはよく出ていますので容易に入手でき、古書価も廉価です。手元の本は大阪府門真市の古書店より入手しました。

【構成】
カバー
表紙
遊紙

口絵
まえがき
目次
 1 金魚はどういう魚か
  どうして金魚が生まれたか
   フナの証明
  フナから金魚への歴史
   形のうつり変り

  中国産の金魚
   7品種名を羅列
  日本産の金魚
   27品種名を羅列

  金魚の習性
   産卵とふ化
   ふ化後の変化
    ふ化二日目 四日目 五日目 二十日目 その二~三日後
    約五十日

   金魚の生育
   金魚の形と泳ぎ方
   金魚と水温
   光と金魚

  知っておきたい金魚の器官
   金魚の眼
   魚と呼吸
   金魚と血液
   魚の胃・腸など
   不用物の排泄
   産卵の器官
   刺激を感じる器官
    臭い 味 音 触覚

  成長する餌
   餌と栄養
   栄養と成長
    蛋白質 炭水化物 脂肪 無機物 ビタミン類 H因子
   基本となる餌
   抗生物質を加える
   配合飼料の良さ
   配合飼料の使い方

  金魚に良い水の質
   水の温度と魚
   水の流れと魚との関係
   水の量と魚の体
   水の成分
   水の質と成長

  水草と金魚
  金魚の害虫
   水の中の虫
    ゲンゴロウムシ ガムシ ミズスマシ タイコウチ ミズカマキリ
    タガメ コオイムシ チョウ イカリムシ

  金魚の産卵

 2 金魚のふやし方
  産卵の準備
   産卵用の池
   親魚の選び方

  親魚の準備
   親魚の知識
   親魚の扱い方
   親魚の組合せ

  産卵のさせ方

  ふ化から稚魚まで
   選別の仕方
    第一回 第二回 第三回 第四回 選別の方法

  ふ化から取揚げまで
   子魚の池と水換え

  稚魚の病気と予防
  取揚げ
  金魚の活餌
   ミジンコ ケンミジンコ イトミミズ ワムシ アカムシ ボウフラ

 3 買って来たときの金魚
  買うときの準備
   買われる前の金魚
   良い水槽と悪い水槽

  金魚の買い入れ
   オスとメス
   買う金魚の年令
   金魚の色
   買う時期
   水槽と尾数
   水槽の扱い方

  水の質について
   水の中の酸素 金魚に適した水温

  買われた金魚

 4 病気の発見と防ぎ方
  発見と手当と防ぎ方

 5 魚病の取扱いと手当
  魚病と手当
   病名を26列記

 6 治療に使う薬剤
  薬の働きと使い方
   7種の薬名を列記

   飲ませる薬
    3種の薬名を列記

   薬浴
    8種の薬名を列記

 7 金魚の観賞の仕方
  ガラス容器
  ランチュウの観賞
   頭部 背中と尾筒 尾 体色と鱗

  金魚の観方
   メスとオス
   5品種名を列記

奥付
遊紙

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2020年1月22日 (水)

「日本の金魚」その伝統と美をさぐる 原野農芸博物館 図録第4集 1970年 その4

金魚こぼれ話 P.27
 (一)縁起物の話 チンユウイ
 (二)金魚の刺身の話 本朝食鑑、寺島良安の倭漢三才図絵
 (三)金魚の値段の話 元禄時代
 (四)金魚の見世物の話 珊瑚魚
 (五)ワトウナイ(和唐内)の話 ワリウユ、浄瑠璃
 (六)大和郡山の話 柳沢吉里
 (七)金魚の名のついたものの話 金魚髷、金魚椿
      松井佳一

番付表、品評会の写真 P.28~ 白黒

出展品目録 P.30~

The Gold Fish in Japan P.32
 概意は
 日本では一般的で特に春から夏
 主に大和郡山で生産
 種数は30で年間150万生産
 起源の話
  ---メモ---
   Tsin Dynasty=普王朝
   Sung Dynasty=宋王朝
 渡来の話
 種類の話

奥付
 原野農芸博物館施設一覧
 第4回サボテンフェア 日本の金魚展出品並に協力者
 地図

 編集 神山 登(大阪市立博物館)
 昭和45月年3月20日発行

以上で本図録の紹介は終わりです。


---メモ---
西暦1970年=昭和45年
関連書
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2020年1月18日 (土)

「日本の金魚」その伝統と美をさぐる 原野農芸博物館 図録第4集 1970年 その3

金魚とは P.3
 日本では春から夏の景物として・・・金魚の種類は、現在約三十種
 であるが・・・金魚は今から約千六百年前に、南支那方面で野生の
 フナに金色の変種が出現したといわれ・・・。

 日本の金魚は、今から約四百六十年前の室町時代の文亀二年
 (盛期1502年)に、交易交通があった明国から泉州左海(今の堺
 市)に渡来・・・

 二百余年前の寛延元年には、「金魚養玩草」という名著が堺の人
 安達善之により著述せられ、その翌年「金魚秘訣録」も刊行せられ
 た。これには金魚の交配について記されている。・・・

 徳川時代の飼育は、江戸と大坂が中心であったが、中期の享保年
 間に大和の郡山藩へ移され・・・

 金魚が動物学上はじめて記載せられたのは、西暦1758年(日本の
 宝暦八年)で学名はカラシウス・オーラツス(Carassius auratus)が
 一般に用いられていえう。・・・

              (松井佳一)

金魚の写真 P.4~ 白黒
 ヂキン、ランチュウ、オランダシシガシラ、スイホーガン、チョウテン
 ガン、キャリコリュウキン、アズマニシキ

展示品の写真 P.6~ 白黒
 図絵  44点
 陶器  14点
 その他 22点


---メモ---
西暦1970年=昭和45年
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2019年12月28日 (土)

「日本の金魚」その伝統と美をさぐる 原野農芸博物館 図録第4集 1970年 その2

表紙
 喜多川歌麿の絵

刊行のことば
 日本万国博覧会の開催を記念し、北大阪急行電鉄の開通を祝し
 て、「日本の金魚展」を開催いたし・・・松井佳一、石田貞雄、
 各方面の諸氏より秘蔵の書画、工芸品のご出品をいただき・・・。

 金魚は千六百年前、普の張華が撰した博物誌に見る限り、古くか
 ら愛玩され・・・一方では絶滅ま近い珍種もあり、・・・当館飼育の代
 表的逸品、約三十種が、このたび、わが服部緑地サボテン公園で
 展示されます。

 これと並行して、内外不出の歴史的資料や美術品を展示すること
 になりました。・・・これを公開展示だけにとどめるのは惜しく、一冊
 の図録として・・・。

   原野農芸博物館々長 原野喜一郎

ごあいさつ
 ・・・芸術魚として優れた品種が生まれるまでの多くの貴重な資料
 が、松井佳一博士や郷土史家石井貞雄氏のご厚意によって、一般
 公開され・・・

 ・・・展示するだけでなく、原野農芸博物館の努力によって。記念図
 録におさめ、将来の美術研究、資料保存の一助にすることになりま
 した。・・・

   大坂日日新聞

口絵
 浮世絵 当世子宝十景 英泉 白黒
 日本産金魚の系統図 カラー
 鳥山彦(金魚飼い) 鳥山石燕筆 白黒

 

---メモ---
西暦1970年=昭和45年
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2019年12月25日 (水)

「日本の金魚」その伝統と美をさぐる 原野農芸博物館 図録第4集 1970年

「日本の金魚」その伝統と美をさぐる 原野農芸博物館 図録第4集 1970年 A4判 P.32

 書名で入手しましたが、図録であるため金魚の博学にはいいと思いますが品種や飼育、交配の事は書かれていませんでした。

 原野農芸博物館は大阪府豊中市で原野農園、門真市で服部農業博物館を経て現在は奄美大島へ移設したとのことです。(原野農芸博物館のラオスコレクション 小島摩文より)因みに原野はハラノです。

 造りは大部分が写真であるため紙質はよく、内容は松井佳一氏の「日本の金魚」アルス 昭和18年や弟の松井魁氏共著の「金魚文化誌」書誌学的考察 鳥海書房 昭和62年の簡易判のような感じです。

 本書は古書界ではほとんど見られません。 本図録は東京都町田市の古書店から入手しました。

【構成】
表紙
刊行のことば
ごあいさつ
口絵
金魚とは
金魚の写真
展示品の写真
金魚こぼれ話
出展品目録
The Gold Fish in Japan
奥付

---メモ---
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2019年7月27日 (土)

「金魚のかひかた」 吉澤寛夫 猟と漁社 昭和五年 その6

病氣と治療 P.104~
 ・・・病魚の發見には。其の糞に注意することが第一で・・・
 ・・・恢復期になると水苔を食ひ始めて來るので・・・

 粗腐病
  一名を銹病と唱へ・・・

 鰓腐病
  ・・・仔魚に多い病氣で・・・
 糜爛病

 ぬまし ※目次にはない
  ・・・魚體は一面にさながら白き薄絹にて被ふた樣になって・・・

 松皮病
 ふくれ
  ・・・肛門に聚藻の莖を挿入して肛門を開き水を換へて・・・
   ---メモ---
    聚=シュ、シュウ、ジュ、あつ・める
    聚藻=フサモ

 眼病
 白天病
 虱
  ---メモ---
   竹篦=たけへら

 錨蟲

 ・・・金魚が弱って腹を上にして浮き出し・・・背鰭に釣針で釣して魚
 を起して置くと次第に元氣を恢復して來ることがある。・・・

 ・・・金魚の病氣には三七草が妙藥で・・・草の液汁を揉み出し
 て・・・

金魚の輸送 P.111~ 省略

あとがき ※記されていない
 ・・・殊に東京金魚種鯉販賣購買組合長高橋鐵次郎氏、同理事秋
 山吉五郎氏が・・・親たしく閲覽して誤謬を指摘して・・・

 ・・・著者は先代吉五郎翁には二十年來の知遇を得て翁の實驗を
 目撃し、其の該博なる經驗を口述せられて・・・

以上でこの本の紹介は終わりです。

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西暦1930年=昭和5年
関連書
「秋山吉五郎翁」昭和5年

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