「シジミ貝からの伝言」 藤原次男 鉱脈社 1995年 その2
※序とは書いてありません
藤原次男とマシジミ 日本貝類学会名誉会長 渡部忠重
・・・自然の神秘に触れ、自然の不思議に感動することは、それ等の生物を何度も何度も観察して、その生態を知ることから始まる。今ここにそれを実践した報告がある。それはマシジミを観察して約三十年の藤原次男氏のこの報告である。・・・
・・・マシジミは淡水に棲み直接子貝を産み・・・この常識が藤原次男氏のじっくり腰をすえた飼育観察から、マシジミもヤマトシジミのように卵を産むことが明らかにされ・・・
藤原次男氏がつづられた約三十年のマシジミの観察研究を読んでこれに続く学生諸君が出ることを切に希望している。
国立科学博物館分館にて 一九九五年十月五日
マシジミの生殖法 P.9~
出会い
水槽での放卵とシジミ貝権威の水産博士とのやりとり
論文発表について
※以下、章の後に節があるわけではありません。内容を箇条書きしています。
マシジミの稚貝の成長 P.19~
1948年の論文と実際の成長速度
養殖業者の知恵
マシジミの放卵 P.23~
最高水温の旬間平均との関係
天気との関係
---メモ---
旬間=特に区切られた10日間のこと
汽水域で採集されたマシジミ P.27~
日本付近のシジミ12~13種の名前
1936年論文の三群の分類
ヤマトシジミの中のマシジミ
マシジミの成長と寿命 P.31~
軟体部の重さの割合と土中へ潜る関係
実験水槽による最長寿命、最大殻長
池での最大殻長と推定寿命
台湾シジミの寿命
---メモ---
宣う=のたまう
マシジミの分布 P.35~
生殖期間の前期と中期・後期でのD型幼生の違い
台湾調査旅行 P.39~
台湾へ
一年中抱卵する地域は
張寛敏博士の協力
新屋
養殖場調査
年間収穫回数と1ヘクタール当たりのトン数
龍鑾潭
台湾最南端の湖での採集調査
---メモ---
鑾=ラン、すず
潭=タン、シン、ふち
台南
台南水産研究所の養殖場での調査
台湾の平均水温
将軍
将軍川での調査
麦寮郷
・・・五〇〇〇戸の農家があり、その内、二〇〇〇戸がシジミ貝
養殖である。・・・
・・・台湾のシジミ貝の養殖は一九六一年頃から始まり・・・
竹山
日月潭(湖)
・・・台湾最大の天然湖で・・・
台湾シジミの正体
・・・香港大学のモルトン博士は・・・アジア、アフリカには約一〇
九種のシジミ貝が棲息し、台湾には台湾シジミの一種だけが・・・
・・・台湾シジミ(Corbicula fuminea)の命名者はMullerで、一七七
四年に報告しており・・・
アメリカのシジミ貝は、大陸横断鉄道の工事に従事した台湾の労
働者が食料に持ち込んだ台湾シジミ・・・
台湾のシジミ貝養殖法
日本と台湾の方法、台湾での養殖法を実例で紹介
代表的な台湾シジミ貝の料理
漢方薬として
以下の料理の材料と調理法を記述
シジミ貝の生漬け
シジミ貝の炒めもの
シジミ貝の蒸し汁
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西暦1995年=平成7年
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