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2022年10月22日 (土)

「出雲市のため池調査」 水の中に生える植物 出雲市 平成30年

「出雲市のため池調査」 水の中に生える植物 出雲市 平成30年3月 A5判 P.31

 奥付を見ると、本書は出雲市経済環境部環境政策課がホシザキグリーン財団に委託して作成した小冊子になります。

 行政が発行するこの手の冊子や調査報告書の多くは生物全般に触れていて、別刷以外では本冊子のように水草限定のものはほとんどありません。

 冊子の作りは小中学生も対象にしているようでフリガナが付され、字も大きく写真はフィールドのカラーです。

 種の紹介は1ページに1種で22種の分類、生育場所、特徴が記されていますが学名の記載はありません。分類は目科属で表記されています。

 また、種によってはしまねRDB、環境省RDB、環境省外来種指定も付記されています。

 この冊子で多年草や園芸スイレンの簡単な定義、ガガブタが浮葉植物に分類されていること、「殖芽」は「しょくが」と読むなど初めて知りました。

 現在楽しんでいる日本の水草や水辺の植物は、ガガブタ、ヒシモドキ、ヤナギモ、サンショウモ、トチカガミ、アサザ、インバモ、ミゾカクシ、ヒツジグサ、ヒルムシロ、クロモ、マツモ、ヒラモ、コウホネ、オグラコウホネ、ナガバオモダカ、シラサギカヤツリグサ、ハンゲショウ、ミツガシワ、ミズキンバイ、エゾミソハギ、イトタヌキモ、ホテイアオイ、ムルダニアで、すべて屋外で育てています。

 熱帯の水草ではナヤス、サジタリア・ウェザービアナ、ウォーターローン、ウィローモス、グリーンロタラ、ルドウィジア・レペンス、アマゾン・フログビットが屋外で越冬しています。

 これらは雨水排水に流出しないよう注意して育てています。

 本冊子は発行されて日が浅いので古書界に出るようなものではありません。手元のものは出雲市から入手しました。

【構成】
表紙
表紙裏
もくじ
 ため池と水草
 ジュンサイ
 ハゴロモモ
 園芸スイレン
 ヒツジグサ
 アオウキクサ
 ウキクサ
 スブタ
 ヤナギスブタ
 クロモ
 オオカナダモ
 コカナダモ
 コラム 水草の外来種
 オオトリゲモ
 ミズオオバコ
 エビモ
 フトヒルムシロ
 ホテイアオイ
 コナギ
 コラム 水草の絶滅危惧種
 マツモ
 ヒシ
 ミズユキノシタ
 イヌタヌキモ
 ガガブタ
 水草を調べてみよう
奥付

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関連本 地域系
 「弘前付近の水辺・水中植物図譜」 鈴木正雄 弘前生物談話会 昭和53年
 「巨椋池の植物生態」 三木茂 京都府史蹟勝地調査會報告第八冊別刷 1927年
 「神戸の水生植物」 碓氷信久 神戸市立教育研究所 昭和60年

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