「タニシ」人工養殖の実際 榑松文雄 農山村文化協会 昭和45年 その4
四、養殖管理の実際 P.48~
1、タニシの入手と投入
(1)どんなタニシを購入するか
産卵数が多く、肥大率が早いマルタニシ
購入する大きさと年令
(2)入手量と入手時期
入手先
輸送時間の限界(酸素無し)
入手量
二年目から出荷する場合の1アールあたりの個数
入手時期
三月下旬から五月中旬
輸送
酸素無しでの成功と失敗の実例
(3)投入のやり方
・・・1アール1600個なら30センチ四方に1~2個ぐらいであ
る。・・・
2、水管理のやり方
(1)給水の方法
水量
1年間のサイクル図を掲載
イネの栽培と同じ
冬場での週あたり回数
畑地利用の場合の目安
水深
夏場、冬場の水深
早春の水深
給水
かけ流し
金網の方法
(2)たいせつな水温調節
タニシの行動と水温
温度目盛りと行動の図を掲載
土中にもぐる温度
土中から出る温度
食欲がさかんな温度
冬季・夏季の水温対策
夏場の高温対策を4点解説
水深
かけ流し
むしろなどの利用 水路の上
イネ、雑草の利用 イネの間隔や雑草の弊害
冬眠期の対策を2点解説
水深
迂回水路と太陽光
(3)酸素欠乏に注意
酸素欠乏の状態
酸欠と通常での違いを説明
欠乏しやすい条件
高温時のエサの腐敗
面積あたりの投入量
水の停止
対策
かけ流し
井戸水や湧水を使うときの方法
ポンプの用意
(4)農薬対策
小川、水路にいる魚の観察
給水まえの水路で魚を飼育
農協や地主に散布日を知らせて貰う
3、エサのやり方
(1)自然のエサと人工のエサ
人工エサは補助
(2)人工エサのつくり方
水槽試験
鶏ふんのみ
米ヌカを練って固めたもののみ
大豆を煮てすり潰したもののみ
イナ株
ドジョウに与えていた魚アラに米ヌカをまぶしたもの
タニシのエサ5点記述
魚のアラと米ヌカの調理法
米ヌカの調理法
(3)エサの給与量
タニシ投入重量に対するエサの割合を記述
1週間あたりの回数
30cm四方あたりの個数
米ヌカの場合の量
トウモロコシ・魚粉・米ヌカの配合割合
養鶏飼料の場合の量
(4)エサの与え方
エサの量と時期
年間スケジュール図を掲載
早春、夏場のエサの量を記述
春先の判断方法を記述
エサは週二回
与える場所とその理由
米ヌカだけの場合の作り方
4、日常観察のポイント
タニシの状態
泥中、殻と身の状態、エサの食べ具合、奇形
水もれ
水もれとタニシの行動
外敵
形跡に注意
5、捕獲のやり方
(1)捕獲の考え方
年間スケジュール図を掲載
毒性のある月
価格が高い時期
1個あたりの産卵数
30cm四方あたりの残す量
(2)捕獲のやり方
冬眠中の捕獲
穴の中の匹数
泡のこと
大きさの判断法
活動中の捕獲
網目と網の直径
(3)捕獲から出荷まで
むき身の手順をイラストとともに解説
串にさす方法
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西暦1970年=昭和45年
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