「池や小川の植物」 中川逢吉 岩崎書店 昭和33年 その3
6.タヌキモ・ムジナモ(虫を捕えて生活する水草)
タヌキモは・・・葉が変わってできた小さなふくろが・・・ふくろの入
口はただ内方のみに開く戸があり・・・
ムジナモは・・・虫の捕え方はぜんぜんちがっている。・・・毛に虫
がふれると葉はそのまん中を折り目にして、た
だちに閉じて・・・
7.クロモ・フサモ・マツモ(キンギョばちに沈めてたのしむ水草)
クロモ ・・・葉が6~8まいぐらいずつ集まってくきの節のまわり
に・・・
フサモ ・・・4まいの葉が節のまわりに・・・
マツモ 一節に10まいばかりの葉がつき・・・
研究1.くきに管をつけ息をふきこむ
研究2.くきをわ切りにして観てみる
研究3.重曹をとかした水にクロモを沈め、あわが出ることを観る
8.ミズオオバコ・エビモ・ヒルムシロ・ササバモ・ヤナギモ
・セキショウモ
(A)ミズオオバコ
(B)エビモ
(C)ヒルムシロ 葉はさじ形でややタケの葉に似ている
(D)ササバモ 葉のふちが波状
(E)ヤナギモ ササバモより葉が細い
(F)セキショウモ め花とお花とは別のかぶにできる
お花は水中につかった短いじくについている
9.コウホネ
研究 葉のえの切口に水を押しこむ
10.ハス
研究1.葉がろう質でおおわれている
研究2.葉を水の中につけて、強くこする
研究3.塩化コバルトを使った表面の気こうを観察
研究4.スンプ法により葉の表と裏をくらべる
研究5.葉のえと表面からいきをふきこむ ※柄
研究6.葉の中央にワセリンを塗りいきをふきこむ
研究7.えをみっぺいびんに入れて空気を抜く
研究8.葉の裏がわの表皮をはいで、すきまを観る
花は散るまでに4日ぐらいかかる
かたくのあなには1こずつのめしべがはいっている ※果託
ハスのみは種ではない ※実
地下けいは花期がすんでから太りはじめる
11.ハスにきわめてよく似た水草
スイレン 真ん中に近い花びらはおしべへと移り変わる
12.クワイ・オモダカ
いもは地下けいの枝が長くのびて、その先がふくらんでできる
いもにつく毛は葉が変わってできたもの
13.ヨシ・ガマ・フトイ・ショウブ
ヨシ 別のなまえをアシ
ガマ ほの下はめ花 ※穂
フトイ、イ、シチトウイの話
ショウブとアヤメ、ハナショウブは花がちがう
14.研究発表会
(A)雄一の発表
(B)すみ子の発表
以上でこの本の紹介は終わりです。
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西暦1958年=昭和33年
関連書
「池や川の植物研究」 藤澤六馬 研究社 昭和16年
「水草園芸」近藤龍雄 加島書店 昭和38年
「水草 栽培と楽しみ方」立花吉茂 文研出版 昭和46年
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