「アクアライフ」 昭和56年6月号 通巻23号 第3巻6号 マリン企画 その4
アクアモノグラフィ(1) メラノクロミス マラウィの美しい暴れ者
文:P.ロイズル 5ページ 文・撮影:Paul V.Roiselle、訳:佐藤哲
分類を見直す
メラノクロミス属(Melanochromis)とプセウドトロフェウス属
(Pseudotropheus)の違い
ムブナ(mbuna)とは
・・・1965年ムブナはアクアリウムにデビューしたわけだが・・・
M属の定義と2つのグループ
歯の専門的な話
頭蓋の形態と摂餌パターンによるグループ分け
メラノプテルス(M.melanopterus)のグループ
アウラトゥス(M.auratus)のグループ
M属を飼育する
・・・400リットル以下の容量の水槽に複数の雄を一時的にでも同
居させるのは、実質的に不可能である。どうしてもそうしたけれ
ば・・・水槽を混雑させるか、・・・雄だけで飼うしかない。・・・
・・・初心者はヨハニィ(M.johanni)とインテルルプトゥス
(M.interruptus)くらいで我慢しておく方がいいだろう。・・・
※インターラプタス
・・・吻部の長いM.メラノプテルスのグループと吻部の短いM.アウ
ラトゥスのグループを組み合わせると、闘争は最小限におさえら
れるだろう。・・・
産卵生態とそのメカニズム
ムブナのすべてに共通したことだが、メラノクロミスは、一夫多妻
制をとる雌親によるマウスブルーダーである。・・・
・・・雄は尻ビレによく発達した目玉模様を持っているが、これは偽
卵としては用いられていない。・・・
・・・産卵が終わったあとでは、雌が隠れ場所に入れるかどうかが
生死を左右する。・・・
稚魚を育てる
29度では、雌は稚魚を21日間にわたってくわえる。・・・
・・・フ化期間のの終了が近づくにつれて、・・・攻撃的になってい
く。・・・
・・・雌親と稚魚が一緒にいる期間を長引かせてもなんのとくもな
い。・・・雌親が過剰とも言える保護を見せるため、稚魚がエサを
とるのが妨げられがちなのだ。・・・
成熟の期間の話
へそまがり熱帯魚学(16) 魚の旅 その1 ウナギ 文:多紀保彦
4ページ
メッシーナ海峡
イタリア半島のつま先とシチリア島の間
ここでレプトセファルス(Leptocephalus)がウナギなどの仔魚期と
突き止めた
山芋・泥・馬のしっぽ
分布が広く知られている種は
ニホンウナギ Anguilla japonica
オオウナギ A.marmorata
オーストラリアウナギ A.australis
ヨーロッパウナギ A.anguilla
アメリカウナギ A.rostrata
・・・古い時代ではウナギがどのようして生まれるかはミステリー
だった。・・・泥や草から発生するのだとか、ヤマイモが変わってウ
ナギになるのだとか・・・
・・・多くの研究者の努力が必要であった。・・・貢献したのはデン
マークのヨハネス・シュミットだ。・・・
・・・淡水での生活は数年から8年ほど続と言われている。・・・
・・・卵はほとんど無色で透明、直径は約1ミリあり、浮遊性で
ある。・・・人工授精と卵発生に成功した北大の山本喜一郎教授
の研究による。・・・
・・・産卵から稚魚が川に上るまでの期間は1年以内とされてい
る。
サルガッソ海
・・・シュミットの大がかりな調査・・・ヨーロッパウナギとアメリカウ
ナギの産卵場は同一個所ではないが共に大西洋西部のサル
ガッソ海にある。・・・
大陸移動
白亜紀末期のパンゲアからヨーロッパウナギとアメリカウナギの
産卵場が近いのではとの仮説の話
鈍魚庵の旧刊紹介(22) 文:鈍魚庵主人 2ページ
「魚さかな肴」 安田富士郎 マリン企画 昭和53年
「魚の釣り方」 佐藤垢石 大泉書店 昭和25年
「玉饌ふぐを語る」 編者:三宅孤軒 東京ふぐ料理連盟 昭和25年
無理難題VS快答乱麻 Q/A 3ページ
卵生メダカ(特にキノレビアス属)の産卵方法 田中健次郎
産卵水槽の作り方
頻繁に見られる産卵行動
休眠はピートモスごと
フ化のさせ方
Q&Aミニ飼育講座 松坂実
バディス・バディスの巻
Badis badis
飼って面白いカメレオンF ※フィッシュ
水質の悪化に注意
産卵後の面倒見もよい
New Goods ※新製品
モイナPSB コニシ(株)
ヒシパッキン 養魚用池ろ材 三菱樹脂
AGシリーズ(水槽)、アオゾライト (株)五十鈴
ニュートラフィン 留守用のエサ (株)スドー
ショップレビュー
三島熱帯魚 富山県高岡市
駒込ペットショップ 豊島区
愛媛水族館 愛媛県松山市
さくら観賞魚 愛知県豊橋市
以上でこの雑誌の紹介は終わりです。
-----メモ-----
1981年=昭和56年
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