マシジミとガシャモクに関する調査研究報告集 手賀沼にマシジミとガシャモクを復活させる会 平成17年 その2
発刊の辞 星野保 P.1
・・・戦后の政策により、沼は干拓され面積が半分と小さくなったう
え・・・生活排水の放流により、手賀沼は急速に汚れ・・・
この環境悪化を憂い・・・平成9年4月29日に・・・「手賀沼にマシジミ
とガシャモクを復活させる会」が誕生した。・・・
埋土種子から蘇ったガシャモク 林紀男 P.5~
1.ガシャモクとは
ガシャモク(学名:Potamogeton dentatus)は、ヒルムシロ科に属す
る多年生の沈水植物です。
・・・葉を互生させますが、花茎の出る葉だけは偽対生葉となりま
す。・・・ササバモと似ていますが、葉柄がほとんどないかあっても
1cm以下と著しく短い・・・ガシャモクとササバモの雑種としてイン
バモが知られています。・・・
2.ガシャモクの分布
・・・手賀沼流域と**県**市***に位置する「***池」
の2地域に限られています。・・・
中華人民共和国の雲南省西部に位置するアルハイ湖は、ガシャ
モクの生育密度が高い場所として知られています。・・・
3.手賀沼水系のガシャモク
・・・1970年以降は生育が確認出来なくなりました。
・・・1996年から市民有志(手賀沼にマシジミとガシャモクを復活さ
せる会)により・・・2年間で41回の調査を実施し・・・1998年までに
ガシャモクが自生している場所を見出す事ことができました。・・・
4.ガシャモク生育地の保全
・・・千葉県と我孫子市は、沼**の***に手賀沼ビオトープを
創り・・・池造成にともなう表土掘削により埋設種子からガシャモク
をはじめ・・・沈水植物群落が形成されました。・・・
他に千葉県による手賀沼水辺生態園、国土交通省利根川下流
河川事務所による再生池も紹介。
・・・ガシャモクの天敵であるアメリカザリガニやウシガエルのオタ
マジャクシを人海戦術で排除・・・
5.ガシャモク保全の問題点
心無い盗掘、入手不明瞭販売株自然定着による遺伝的撹乱の
話
タイワンシジミによる占拠の話
6.おわりに
富栄養化による透明度悪化の影響の話
上海の太湖におけるササバモの適応能力の
話
手賀沼の再生池について 山口昌利 P.11~
執筆者は国土交通省利根川下流河川事務所 広域水管理課
1.ガシャモク再生池について
平成9年10月手賀川拡幅工事による水たまりで、埋没種子発芽
によりガシャモク確認、平成12年度には確認出来なかった。
平成14年3月に高水敷に再生池、**機場に保全池を整備
2.再生池の概要
再生池2箇所と保全池の大きさ、水深、構造、水の供給源の一覧
表を掲載
3.生育調査の状況
平成14年8月26日に会と事務所で調査
1).調査場所
再生池(住所記載)
2).調査方法
ポンプは排水後の目視、水中目視
3).調査結果
9種確認(種名は記載)
4.底質・水質の状況
1).再生の底質調査結果
再生池2箇所の底質調査結果箇所を平成15年7月に調査
粒度組成、COD、硫化物、T-N(総窒素)、強熱減量、T-P(総リ
ン)のグラフを掲載
2).再生池の水質調査結果
再生池2箇所と保全池を平成14年4月~平成15年8月に調査
水温、PH、DO、濁度、透明度のグラフを掲載
5.今後の方針 ※ここでは4章と誤植
下流川再生池と保全池で沈水植物の減少
会、市民団体、学識経験者の意見を聞きながら継続的に行う
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西暦2005年=平成17年
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