植物の自然誌「プランタ」 特集:湿原と植物 2003年7月 第88号 研成社 その3
高層湿原ミズゴケ 北川尚史 P.20~
執筆者は当時、奈良産業大学
高層湿原
・・・栄養塩類の乏しい寒冷の地に発達する。ミズゴケ湿原とも呼
ばれ・・・自らの遺体を下に堆積しながら上へ上へと成長を続け
る。・・・周辺部よりも高く盛り上がるので「高層」と呼ばれる・・・
ボッグ(bog)とフェン(fen)の説明
・・・高層湿原はまた強度の酸性を示す。地下水によるアルカリ塩
類が供給されず、また腐植酸などの酸性物質が流されることもな
く、その場に滞留するためである。・・・表面の水のpHは3.0~4.5
である。
・・・地下部はつねに水で潤って嫌気的な状態にある。・・・
泥炭(ピート)形成の説明
霧ヶ峰湿原お八島ヶ原の話
ミズゴケ
・・・世界に約300種、日本に約45種が知られている。・・・ミズゴ
ケは炭酸カルシウムによって生育が阻害されるので石灰岩地域
にはほとんど分布しない。
構造の解説
・・・乾燥重量の20倍もの多量の水を蓄えることができるという性
質と、抗菌性をそなえて腐りにくいという性質に基づき、ミズゴケ
はランや湿性植物の栽培の用土として利用される。・・・
湿原とイ 宮本太 P.27~
執筆者は当時、東京農業大学・農学部
・・・イグサの栽培主要産地である熊本、福岡、広島、岡山県の方
なら・・・
イとは
・・・イグサ科はユリ科植物に近縁なものである。・・・ユリ科の多く
が・・・虫媒花・・・イグサ科の・・・風媒花・・・
・・・日本には・・・イグサ属とスズメノヤリ属Luzulaの2属のみが自
生して・・・
日本のイグサ
・・・帰化種を除き28種が認められる。・・・本州の低地で見られる
ものは・・・11種である。・・・
宮崎県高鍋湿原の話
ヒマラヤのイの仲間たち
トムソニーイ(Juncus thomsonii)の話
南米チリにコケシノブを求めて2 浅川毅守 P.57~63
北を目指す
発見 Hymenophyllum fuciforme
希少種を求めて
以上でこの雑誌の紹介は終わりです。
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西暦2003年=平成15年
関連書
植物の自然誌「プランタ」 特集:水草 1994年5月 第33号 研成社
植物の自然誌「プランタ」 特集:水辺の植物たち 1999年7月 第64号 研成社
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