「鯰百話」特別展 千葉県立大利根博物館 平成6年 その3
ナマズと人々 P.20~
ナマズと祈り・信仰・民話
雨、皮膚病などの話
なまず祭り
滋賀県高島郡新旭町にある藁園神社での祭りの話
雷電神社のナマズさん
群馬県邑楽郡板倉町にある雷電神社の話
---メモ---
邑楽=おうら
ナマズの絵馬
皮膚病(ナマズハダ)、夫婦円満、子孫繁栄の話
ナマズ地蔵
奈良県香芝市狐井にある石造地蔵の話
---メモ---
香芝=かしば
狐井=きつい
鯰江弁天
滋賀県愛知郡東町にある松雲寺の話
国造神社の鯰社
熊本県阿蘇郡一の宮町にある神社の言い伝えの話
・・・このため、阿蘇地方では現在でも鯰を食べない。・・・
うずまの鯰
栃木県の巴波川(うずま)の民話としゃもじのお守りの話
ナマズと俗信
地震、食べ合わせ、皮膚病の癜(なまず)の話
ナマズと武具
甲冑の話
---メモ---
長鳥帽子=ながえぼし
ナマズの漢字
なまず
鮎、鮟、(魚片)、(魚宅)、(魚行)、(魚堰の旁)、(魚帝)
おおなまず
鱧、癜、(魚它)、(魚是)、(魚丕)、(魚夷)、(魚日女(アン))、
(魚來)、(魚くさかんむりに隻)、(魚麗)、
---メモ---
旁=つくり
癜風=でんぷう
它=タ
丕=ヒ、おお・きい
ナマズの諺
瓢箪と鯰
・・・丸く滑らかな瓢箪でヌルヌルしたナマズを捕まえようとする
ことから、とらえどころがない・・・要領を得ない・・・
地震や蛙の話など
ナマズの呼称
日本地図で地方名を掲載
ギンギョ、ナマダ・ニゼンギョー、ナマシロ、ヘッコ、イワトコ、
ショーゲンボー、ナマズノヘッタノ・ナマズノヘッペー、
ヤッコナマズ、ギキュー・ギギョー・ドーハチ・モンダイ、
ゲーリ、メマンギョ・ナマンギョー・ナマンギュー
ナマズと瓢箪 P.24~
瓢鮎図(ひょうねんず)
・・・足利義持(1386~1428)の命により、禅僧大巧如拙(生没年不
詳)が書いたものである。・・・「瓢箪で水の中の鮎(なまず)(鯰の古
語)を捕らえることができるか。」という不可能とも不条理ともいえ
る設題を・・・
退蔵院などの写真を掲載
---メモ---
大巧如拙=たいこう じょせつ。南北朝時代から室町時代中期
の画僧
瓢箪鯰(大津絵)
・・・大津の宿場で土産物として売られた絵で・・・もともとは仏画
だった・・・
・・・絵の意味は「諸事円満に解決し水魚の交わりを持つ」というも
ので・・・
大垣祭の(車+山)と鯰押さえ ※山車
大垣市の八幡神社の祭りの話
「鯰押さえ」は郷土民具
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1994年=平成6年
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