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2019年11月 8日 (金)

「鯰百話」特別展 千葉県立大利根博物館 平成6年 その3

ナマズと人々 P.20~
 ナマズと祈り・信仰・民話
  雨、皮膚病などの話

 なまず祭り
  滋賀県高島郡新旭町にある藁園神社での祭りの話

 雷電神社のナマズさん
  群馬県邑楽郡板倉町にある雷電神社の話
  ---メモ---
  邑楽=おうら

 ナマズの絵馬
  皮膚病(ナマズハダ)、夫婦円満、子孫繁栄の話

 ナマズ地蔵
  奈良県香芝市狐井にある石造地蔵の話
  ---メモ---
   香芝=かしば
   狐井=きつい

 鯰江弁天
  滋賀県愛知郡東町にある松雲寺の話

 国造神社の鯰社
  熊本県阿蘇郡一の宮町にある神社の言い伝えの話
  ・・・このため、阿蘇地方では現在でも鯰を食べない。・・・

 うずまの鯰
  栃木県の巴波川(うずま)の民話としゃもじのお守りの話

 ナマズと俗信
  地震、食べ合わせ、皮膚病の癜(なまず)の話

 ナマズと武具
  甲冑の話
  ---メモ---
   長鳥帽子=ながえぼし

 ナマズの漢字
  なまず
   鮎、鮟、(魚片)、(魚宅)、(魚行)、(魚堰の旁)、(魚帝)

  おおなまず
   鱧、癜、(魚它)、(魚是)、(魚丕)、(魚夷)、(魚日女(アン))、
   (魚來)、(魚くさかんむりに隻)、(魚麗)、

  ---メモ---
   旁=つくり
   癜風=でんぷう
   它=タ
   丕=ヒ、おお・きい

 ナマズの諺
  瓢箪と鯰
   ・・・丸く滑らかな瓢箪でヌルヌルしたナマズを捕まえようとする
   ことから、とらえどころがない・・・要領を得ない・・・

  地震や蛙の話など

 ナマズの呼称
  日本地図で地方名を掲載
  ギンギョ、ナマダ・ニゼンギョー、ナマシロ、ヘッコ、イワトコ、
  ショーゲンボー、ナマズノヘッタノ・ナマズノヘッペー、
  ヤッコナマズ、ギキュー・ギギョー・ドーハチ・モンダイ、
  ゲーリ、メマンギョ・ナマンギョー・ナマンギュー

ナマズと瓢箪 P.24~
 瓢鮎図(ひょうねんず)
  ・・・足利義持(1386~1428)の命により、禅僧大巧如拙(生没年不
  詳)が書いたものである。・・・「瓢箪で水の中の鮎(なまず)(鯰の古
  語)を捕らえることができるか。」という不可能とも不条理ともいえ
  る設題を・・・

  退蔵院などの写真を掲載

  ---メモ---
   大巧如拙=たいこう じょせつ。南北朝時代から室町時代中期
                     の画僧

 瓢箪鯰(大津絵)
  ・・・大津の宿場で土産物として売られた絵で・・・もともとは仏画
  だった・・・

  ・・・絵の意味は「諸事円満に解決し水魚の交わりを持つ」というも
  ので・・・

 大垣祭の(車+山)と鯰押さえ ※山車
  大垣市の八幡神社の祭りの話
  「鯰押さえ」は郷土民具

---
1994年=平成6年

関連書
「採集と飼育」 特集:ナマズ 1990年12号 Vol.52

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