植物の自然誌「プランタ」 特集:水辺の植物たち 1999年7月 第64号 研成社 その3
湿地の植物 宮本 太 P.21~
同定が難しいホシクサたち
理由として
花が非常に小さく、雄花よ雌花がそれぞれ2mm以下
花数など識別形質の境界が不明瞭
生育地が湿地であること
ホシクサたちの生活史
一年草と多年草、播種実験の話
あるときは水生植物になるホシクサたち
・・・最大の問題点は花茎が水面より出せるかどうかである。・・・
・・・開花・結実は水中ではできないのである。・・・一年草である
ものは絶滅の危機に追いやられてしまう・・・
干ばつの年はホシクサの楽園・・・
・・・水際から草地までのわずかな裸地を最も好む。上層部を草な
どで覆われてしまうような環境には、ほとんど生育しない。・・・
水に溺れ、絶滅したコシガヤホシクサ
1994年の干ばつにより農業用灌漑池の水位を下げられなかっ
た。
コシガヤホシクサに未来はあるのか?
・・・休耕田を利用して種子の増殖を行っている。また自生地から
の土壌を採取し、埋土種子からのコシガヤホシクサの復元を行って
いる。・・・
幻のホシクサ・・・オクトネホシクサ
1959年に採集され、その後二度と採集されていない。
金井弘夫先生の採集当時の話
執筆者は当時、東京農業大学農学部
以上でこの雑誌の紹介は終わりです。
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1999年=平成11年
隔月刊行の雑誌で創刊1号は平成元年(1989年)1月発刊され、平成18年(2006年)11月の108号で休刊
関連書
植物の自然誌「プランタ」 特集:水草 1994年5月 第33号 研成社
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