「甲州魚風土記」 寺田重雄 芸文社 昭和55年
「甲州魚風土記」 寺田重雄 芸文社 昭和55年12月1日発行 P.242 箱・帯付 定価2000円
本書は風土記ということで、歴史、逸話、伝説、信仰、民俗学を含み、また古い時代の山梨での魚の搬路などの話であるため、淡水魚の生態や習性を知りたい方にはあまりお勧めしません。
発行年が新しい割には普段見ない語句が多く困惑します。歳時記や俳句などでの季語としても使用されるような語も見受けられます。
また、足跡を辿るような内容もあるので、地図を脇に置きながら読むのも一考かと思います。
著者は他に、以前紹介した「甲州の魚」 山梨県水産研究会 昭和30年を著しています。
古書界で「甲州の魚」はほとんど見かけませんが、本書は割と数がでています。手元の本は新潟県三条市の古書店からの入手です。
【構成】
遊紙
扉
目次
肩通し
佐久のコイ
竜門の鯉
ドジョウ汁
神の使者
地震の張本人
お水神さん
カワウソ
腐ってもタイ
オコゼと山の神
夏大名の冬乞食
柳沢吉里の日誌
消えてゆくもの
アユ漁の運上
漁業権談義
本文
奥付
遊紙
---
西暦1980年=昭和55年
« 「西尾市の魚類」 梅村錞二 西尾市史史料iv「西尾市の生物動物」別刷 1973年 その3 | トップページ | 「甲州魚風土記」 寺田重雄 芸文社 昭和55年 その2 »
« 「西尾市の魚類」 梅村錞二 西尾市史史料iv「西尾市の生物動物」別刷 1973年 その3 | トップページ | 「甲州魚風土記」 寺田重雄 芸文社 昭和55年 その2 »
コメント