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2017年7月30日 (日)

「大賀ハス」 千葉市立郷土博物館 昭和63年 その4

[特別展記念講演会]ハス博士 大賀一郎 長島時子 P.33
 執筆者は恵泉女学園短期大学助教授

 吉田公平氏が紹介で略歴と大賀博士との繋がりを記述

 ・・・1950年(昭和25)千葉県の滑川から出土した須恵器の中に
 約1200年前のハスの実が入っており、それを先生が発芽させ・・・
 鴎友学園の女子生徒が・・・肥料としていわしが良いというので、
 ・・・1週間後には枯れてしまった。・・・

 ・・・年代が本当に2千年なのかとういことで・・・丸木船のカヤ材を
 ・・・その結果カヤの材は3075前後180年と出た。先生はカヤの木
 は1000年たっているのではないかということで1000年を引いて
 在2000年蓮ということになっているわけです。・・・

 ・・・先生はお金に無頓着でした。・・・食べ物がなくても「必ず誰か
 が持ってくるよ」という感じで・・・

[特別展記念講演会]古ハスの実の発掘   高野忠興
 執筆者は大妻女子大学名誉教授

 吉田公平氏が略歴と大賀博士との繋がりを記述

 東大の検見川農場・・・甘薯を作り、牛乳を搾り、ピーナツを作っ
 て職員学生に配給していた。・・・

 25年秋、大賀先生がスコップ一丁をもってやってきた。・・・何回も
 先生がやってくるので、・・・協力することにしました。

 ・・・長島時子先生は2千年ハスといわれたが、それは当時の命
 名であって、いまはそうではない。3千年ハスという。・・・

 博士号授与の順番による小倉謙教授及び弟子の前川文夫教授
 との確執の話

大賀ハス記事掲載新聞一覧 P.40~
 昭和26年3月6日~昭和62年9月12日までの日付、新聞名、見出
 し(要旨)の一覧

千葉市立郷土博物館蔵 大賀ハス資料一覧 P.47~
 寄贈者名、品名、内容を掲載

あとがき
 古蓮、検見川の古ハス、二千年バス、そして検見川の大賀蓮とよ
 ばれた蓮は・・・。

 ・・・一週間の予定が延びて35日間にわたる発掘作業、育成、開花
 と504日間、千葉の人々の手により大賀蓮は育て上げられた。・・・

 権力も経済力も持たなかった博士が・・・蓮を通して学問の真理を
 追究した情熱が、支援してくださった方々の和の力と結びつき、大
 きな力を発揮したのでしょう。・・・

   昭和63年1月 編集会議を終えて
             千葉市文化財保護審議会副会長 吉田公平

これでこの本の紹介は終わりです。

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西暦1988年=昭和63年

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