「金魚と日本人」 鈴木克美 三一書房 1997年 その2
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プロローグ 日本の金魚と日本人 P.6~
江戸の時代背景、行商、明治期、松井佳一博士、この本を著し
た目的などの話
・・・大戦後、・・・新しく入ってきた金魚を「新中国金魚」とか「中国
金魚」と呼んで・・・金魚の生まれ故郷が中国だったことを思うと、
これは、少し変だった。・・・
第1章 金魚のルーツを尋ねて P.13~
1 北陸の峠に鉄魚がいた
朴沢博士、金沢市郊外の池などの話
2 岡本養魚場のヒブナ
「竹島」という名の色鯉、ヒブナの特徴、春採湖、松井博士の見
解の話
3 金魚はもともと何だったのか
品種間雑種、亜種間雑種、種間雑種、属間雑種、江戸以前の
金魚の認識の話
4 「フナ」は今でも仮の名前
・・・日本の「フナ」は・・・二種五亜種に分類されている。・・・
学名の話 アウラトゥスは「黄金色した」の意味
フナの分類表を掲載
中国フナの話
5 金魚のルーツはどこに
染色体数、小島吉雄博士の研究、小島弘博士の染色体研究、
小野里坦博士の赤血球の研究の話
・・・ギンブナと違って、金魚には単性型がいないのである。・・・
第2章 金魚の誕生と日本渡来 P.46~
1 生まれ故郷は杭州?
中国の古書にでる「赤鱗魚」、「黄金白銀魚」、色素胞、透明
鱗性、モザイク鱗性、アルビニズムなどの話
・・・赤と黄の色素は種々のカロテノイドの現す色で、これは自
己生産できず・・・
---メモ---
濫傷=ランショウ。物事の起こり。始まり。起源。
濫=ラン、みだれる、みだりに
2 中国金魚の大発展
王春元の「中国金魚」、趙謙徳の「(石未)砂魚譜」ほか中国古書
の解説
中国金魚の品種名の付け方の話
中国金魚の再輸入、三京水産の話
3 戦国時代に金魚の渡来
安達善之の「金魚養玩草」他多数文献からの解説
4 舶来の「こがねうお」
ポルトガル宣教師が作った辞書、平戸英国商館長コックスなど
の話
---メモ---
1997年=平成9年
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