「永遠の花」 大賀一郎伝記物語 市原三郎 花園詩人社 昭和41年
長篇叙事詩 「永遠の花」 大賀一郎伝記物語 市原三郎 花園詩人社 昭和41年 B6判 P.222 定価500円
この本は古ハスの開花に成功した大賀博士の伝記に近い読み物です。大賀博士自身も自著「ハス」内田老鶴圃 昭和35年や「ハスと共に六十年」アポロン社 昭和40年で古ハス発掘や開花について書いています。
11章から13章にかけてが古ハスの実の発見、開花のくだりですが、この箇所は前述の本にも書かれています。
ちなみに大賀は「おおが」です。
叙事詩というと読むのに抵抗がありそうですが、この本は6~7行の口語調で、文も短めで非常に読みやすいです。
ただ、字が小さいのが難点です。
古書界ではほとんど出ない本で、手元の本は世田谷区の古書店からの入手です。
【構成】
表紙
遊紙
扉
口絵
目次
巻頭歌揮毫
序文
序文
序文
序文
一、ああ操山よ心あらば
二、父なる神よその波路を
三、斯く広大に建て給う
四、母逝けり
五、友よ彼の祝福のために
六、破れたれど、わが家は富めり
七、わが手をとれよわが神よ
八、大西洋の波濤よ歌え
九、墓前へ報告
┼、われ神より福祉を受くるならば
十一、叩けよさらば開かれん
十二、ああ検見川の地よ汝の名は
十三、何も持たぬに似たれども
十四、妻逝きぬ
十五、われらは讃えまつる
十六、ハスの花に神の栄光をたたえ
巻末の言葉
はすみ音頭
著者略歴
奥付
---メモ---
毫=コウ、ゴウ、すこし、わずか 揮毫=きごう
斯=シ、この、かく
---
昭和41年=1966年
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