「金魚之常識」 阿部舜吾 慶友社 昭和30年 その5
金魚の仔引(繁殖) P.114~
産卵期
産卵を留めた後の雌親の処理法を解説
種類の撰定 ※選
体型、体色の話
・・・成るべく同型のものを掛合わせて、長型同士から出た丸手、
丸型同士から出た長手を選ぶのがよく・・・
種親の飼い方
産卵日の設定、水温制御、親魚へのエサの量の話
産卵前行動、魚令、尾数の話
産卵
「居引」(いびき)の説明
日覆、魚巣移動の話
魚巣
敷巣、縦巣の話
孵化池の取扱いと仔魚の飼い方
風除け、日覆の話
孵化後のエサの話
「夜餌(よえさ)をつける」の説明
・・・七月末には一と池二十尾位までにします。・・・
藻虫の害
げんごろうの幼虫、まごたろう虫のこと
・・・明け方に池の縁に頭を下に、尻を上方に立てて休息してい
るところを見付けて取り除くことにします。・・・
三種の生餌 P.125~
ミヂンコ ※ミジンコ
詳細な記述
Ramdohrs氏の計算
赤孑孑 ※ボウフラ
・・・學名糠蚊、俗にメマトヒと稱し・・・※メマトイ 目にまとわり
つく。
絲蚯蚓 ※イトミミズ
餌採りとその始末 P.130~
ミヂンコ採り
赤孑孑採り
絲蚯蚓採り
・・・昔は神田川はイトメの本場といわれ、本職の餌屋が神田橋
下の土堤に小屋を建て・・・
・・・當時、麻布の古川の上流、澁谷邊を流れる川のものは俗に
ビール(エビス)の餌といわれ、これは下品とされていました。
金魚の見方(鑑識) P.136~
魚體の構成とその機能
イラスト掲載
らんちゅうの見方
イラスト掲載
姿勢と位置
初めて見る面白いイラストを掲載
泳ぎ方(游泳) ※遊
「突っ込み」と「踊娘(おどりっこ)」の説明
背部と腹部(背成りと腹形)
「正しき」、「腰髙」、「登り腰」、「雁首腰」、「背だるみ」、
「しゃくれ」の6種類のイラストを掲載
腹部の「軍鶏腹」、「釣腹」、「前孕み」、「片孕み」、「鰓下」の
説明
頭部(かしら)
・・・頭骨は横に広く、又頭頂の深いもの、即ち目先き長く、鰓蓋
の深いものを佳とします。目は頭頂に開かず、なるべく頬の兩側
に小さく開くものを佳とします。・・・
「兜巾頭」、「鬚張り」、「龍頭」の説明
尾鰭と尾皿
「袋尾」「付け違い」をイラストで解説
尾心についてイラストで説明
「尾皿」の説明
金魚の取扱い方 P.155~
運搬、移動の話
・・・絶食状態に置かれているものですから非常に飢えているわ
けです。買物の金魚に急に多くの餌を與えることは特に危険です。・・・
ガラス器の金魚 P.159~
---メモ---
封度=ポンド
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昭和30年=1955年
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