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2016年11月 3日 (木)

「びわ湖の魚と漁具・漁法」 滋賀県立琵琶湖文化館 昭和59年 その5

冬の漁具と漁法 P.49~
 沖曳網漁
  地曳網が陸地から網を曳きあげる底曳網・・・沖曳網は船
  から・・・
  イサザアミ
   湖底形状から漁場を説明
  モロコアミ
   ・・・このころのモロコを沖ノ島ではデヨロコと呼んでいます。・・・
  エビアミ
   ネコアミとも呼ばれる
  スゴアミ
   スゴモロコが主な対象
  アユアミ
   ヒウオ(氷魚)を捕える 

貝曳網漁
  漁具はマンガ、タマ、カネダマと呼ばれる
  対象はセタシジミ 

鳥漁
  鴨猟
  ヨシマキ 

漬柴漁
  ツケ、コイヤネ、アナ、ヤネなどとも呼ばれる
  ・・・霜の降りるような寒い朝に行うと、魚が多く獲れたそう
  です。・・・
  材料、設置法、対象魚の話

  カワラヅケ、イシヅケ
   漁具の大きさなどの話 

小糸網漁
  コイゴイト
   コイガとネバエの解説

  ワタカゴイト
  フナコイト(フナ小糸)
   ・・・雪や吹雪の日には魚がよくかかり・・・

  ウグイコイト
   ・・・12から3月ごろの産卵期前のものが脂がのっておいしい
   ため・・・ 

根づり網漁
  ネズリアミ(根摺網)
   禁止の理由など

  囲み記事
   びわ湖のフナの話 

その他の漁法
  マスツリ(マス釣り)
   延縄漁
  シジミカキ
  サデアミ

湖国漁師の生活と歴史 P.61~
 びわ湖の成り立ちなどの話
 ・・・シカの骨からつくったヤスなど・・・
 租庸調の調、つまり特産物の貢納の話
  阿米魚はビワマスの別称
  御厨(みくりや)、供御人(くごにん)の話

 下鴨社、上賀茂社、延暦寺の権力と堅田の話
 菅浦の古文書などの話
  「降りる」と「アガル」の話

 ---メモ---
  貢納=こうのう
  綸旨=りんじ
     天皇の仰せを受けて蔵人所(くろうどどころ)から出した
     文書(もんじょ)。
  上乗権=うわのりけん

国内の漁具 P.65~
 白黒写真で12点紹介

外国の漁具 P.67~
 白黒写真で18点紹介

出品目録 P.73~
 1 びわ湖の漁具、115点の品名と所蔵を記述
 2 国内漁具、15点の品名と県名を記述
 3 外国の漁具、19点の品名と国名を記述

協力者名簿
 個人21名、団体6、写真3名を記述

執筆および編集者として
 前畑政善(春の漁)
 秋山廣光(夏の漁~秋の漁)
 松田征也(冬の漁)
 土井通弘(生活と歴史)
 の琵琶湖文化館各学芸員がそれぞれ担当した。

以上でこの本の紹介は終わりです。

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昭和59年=1984
地域で発刊された淡水魚の本

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