「ブラジル国の水産事情」 海外漁業協力財団 昭和49年
「ブラジル国の水産事情」 主として内水面の水産について 海外漁業協力財団 昭和49年3月 P.64
本書はブラジルへ派遣された淡水区水産研究所の職員が著した報告書です。
アマゾン河本流ではなく、ブラジル東北域のサンフランシスコ河の話が割と多く出ていますが、養殖の話が中心的で、統計的な表の掲載が多いのが特徴的です。
魚種名が学名表記ではなく、現地での呼称をたぶんポルトガル語で書いてあるので、イメージがわきません。
ここでは、観賞魚の世界で使われている呼称を、カタカナで記しておきました。因みにAcaraアカラはゲオファーガス.spとのことでした。
ピラルク、クリマタ、パクー、ツクナレはこの当時から養殖されていたことが書かれています。
古書界ではまず出回らない一冊で、手元の本は文京区の古書店からの入手です。
【構成】
目次
はしがき
i
1.ブラジル国概要
2.ブラジルの河川、湖沼
3.ラテンアメリカ諸国の漁獲生産と養魚概要
4.ブラジルの漁業生産
5.南アメリカ南部、特にブラジル諸州のボラについて
6.Belem、Fortaleza、Rio Grande、Recife等の魚市場について
7.公立試験研究機関、養魚場等の概要
ii
1.東北ブラジルの概要
2.東北ブラジルの河川、湖沼
3.東北ブラジルの漁業
4.Pernumbuco州の内水面水体、鹹水養魚池、沿岸水域の実態
竝びにそれらの養魚利用についての私見
5.内陸水体水産開発利用のためのSao Francisco河の利用につ
いての私見
6.参考文献
あとがき
---メモ---
鹹=カン、ゲン、からい、しおからい
鹹水=かんすい。塩分を含む天然の水。
Pernumbuco=ペルナンブーコ。州都はRecife=レシフェ
Belem=ベレン
Fortaleza=フォルタレザ
Rio Grande=リオグランデ
Sao Francisco=サンフランシスコ
---メモ---
昭和49年=1974
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