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2016年9月25日 (日)

「ちちの科学随想」 小山忠郎 1973年(昭48) 三英社 その3

9.岩手のイワナ P.40~
 種の話
 ・・・資源科学研究所の中村守純博士が・・・A型からF型まの6型
 に分けられ、岩手県内に産するイワナはB型に属し和名はエゾイ
 ワナ(河川型)・・・と和名アメマス(降海型)が確認された。

 釣り人のはアカイワナ、アメマスの幼魚をシロイワナ、雫石地方で
 はイドウ

10.ヤマメ(山女魚) P.46~
  主に降海型の話
  ・・・銀白色になったヤマメは大野磯吉氏は銀毛ヤマメと名付
  け・・・
  ---メモ---
   度い=たい

11.ヒカリ P.50~
 ・・・この地方でいうヒカリという呼び名か方言はいずれ正確にい
 うならば、サクラマスの降海型、降海期のもので・・・
 ・・・気仙地方では・・・アオメと呼んでいるという。・・・
 降海型と河川型の比率を掲載
 ---メモ---
  陬=スウ、ソウ、すみ、隅のこと。僻陬=ヘキスウ。僻地のこと

12.カジカを追って P.54~
 ・・・「べんけい」は県下随所の呼び名だが・・・
 陸水産6種の話

13.ざりがに考 P.58~
 この地方及び日本への渡来した由来を記述
  野帖から ほとけどじょう採集

14.私の野帖から P.62~ ※野帳
 カモシカの話
 野帖から 五葉の鹿の保護について

15.おやまみみず P.67~
 斉藤報奥会 大渕博士からの調査依頼
 大渕博士が付けた学名の話 ※小山=おやま

16.狼族のこと P.70~
 エゾオオカミ、ヤマイヌ(ニッポンオオカミ)、ニッポンイヌの話。
 明治初年頃の捕獲、日本での絶滅の話

17.ヤマネの冬 P.73~
 方言 キノコダマ

18.鉄魚について P.77~
 鮒との相違点を記述
 全国の生息地を記述

19.御田屋清水 P.81~
 紅藻類のカワモズクの話
 ---メモ---
  迸=ヒョウ、ホウ、はしる、ほとばしる。迸出=ヘイシュツ、
                              ホウシュツ

ちちの経歴 P.86~
 1888/1/31~1966/3/11までの経歴。1966/12/11死去
 著書3点紹介。植物1冊、魚類2冊

「ちちの科学随想」の刊行にあたって P.90~
 ・・・父の七回忌に弟が生前のたくさんの野帖、スクラップブック、
 ノートの中から、その主なるものを集録したものです。
 ・・・野人としての父の想出が・・・

   1973年11月20日 小山忠郎 記

以上でこの本の紹介は終わりです。

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「岩手県産 淡水魚類」 小山真一郎 昭32年 中央印刷

地域で発刊された淡水魚の本

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