「ちちの科学随想」 小山忠郎 1973年(昭48) 三英社 その3
9.岩手のイワナ P.40~
種の話
・・・資源科学研究所の中村守純博士が・・・A型からF型まの6型
に分けられ、岩手県内に産するイワナはB型に属し和名はエゾイ
ワナ(河川型)・・・と和名アメマス(降海型)が確認された。
釣り人のはアカイワナ、アメマスの幼魚をシロイワナ、雫石地方で
はイドウ
10.ヤマメ(山女魚) P.46~
主に降海型の話
・・・銀白色になったヤマメは大野磯吉氏は銀毛ヤマメと名付
け・・・
---メモ---
度い=たい
11.ヒカリ P.50~
・・・この地方でいうヒカリという呼び名か方言はいずれ正確にい
うならば、サクラマスの降海型、降海期のもので・・・
・・・気仙地方では・・・アオメと呼んでいるという。・・・
降海型と河川型の比率を掲載
---メモ---
陬=スウ、ソウ、すみ、隅のこと。僻陬=ヘキスウ。僻地のこと
12.カジカを追って P.54~
・・・「べんけい」は県下随所の呼び名だが・・・
陸水産6種の話
13.ざりがに考 P.58~
この地方及び日本への渡来した由来を記述
野帖から ほとけどじょう採集
14.私の野帖から P.62~ ※野帳
カモシカの話
野帖から 五葉の鹿の保護について
15.おやまみみず P.67~
斉藤報奥会 大渕博士からの調査依頼
大渕博士が付けた学名の話 ※小山=おやま
16.狼族のこと P.70~
エゾオオカミ、ヤマイヌ(ニッポンオオカミ)、ニッポンイヌの話。
明治初年頃の捕獲、日本での絶滅の話
17.ヤマネの冬 P.73~
方言 キノコダマ
18.鉄魚について P.77~
鮒との相違点を記述
全国の生息地を記述
19.御田屋清水 P.81~
紅藻類のカワモズクの話
---メモ---
迸=ヒョウ、ホウ、はしる、ほとばしる。迸出=ヘイシュツ、
ホウシュツ
ちちの経歴 P.86~
1888/1/31~1966/3/11までの経歴。1966/12/11死去
著書3点紹介。植物1冊、魚類2冊
「ちちの科学随想」の刊行にあたって P.90~
・・・父の七回忌に弟が生前のたくさんの野帖、スクラップブック、
ノートの中から、その主なるものを集録したものです。
・・・野人としての父の想出が・・・
1973年11月20日 小山忠郎 記
以上でこの本の紹介は終わりです。
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