「ちちの科学随想」 小山忠郎 1973年(昭48) 三英社
「ちちの科学随想」 小山忠郎 1973年(昭48) 三英社 B6判 P.92 非売品
この本は先に紹介した「岩手県産淡水魚類」昭和32年 の執筆者である小山信一郎氏の子息が著した本です。
著者の父君は淡水魚の本を著していますが、ここでは魚類だけでなく、草花、コケ、シカ、みみずと幅広く生物かかわっていたことが窺え、博物学者のようです。
また、著者が野人と言っているように、小山信一郎氏は中央界での研究者ではありませんが、この随想から生物学の各界の権威ある研究者と交流があったことがわかります。
因みに氏名の読みは「おやま」だそうです。
古書界には出ない本の部類で、この本も著者の地元である岩手県滝沢市の古書店からの入手です。
【構成】
カバー
遊紙
扉
序
目次
盛岡市内のサクラ
啓蟄
春を告げる草花
高尾山の紫草
早池峰の名鮮
磯浜の幸
郷土産魚類の方言
郷土産川雑魚方言
岩手のイワナ
ヤマメ(山女魚)
ヒカリ
カジカを追って
ざりがに考
私の野帖から
おやまみみず
狼族のこと
ヤマネの冬
鉄魚について
御田屋清水
ちちの経歴
「ちちの科学随想」の刊行にあたって
奥付
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