「實驗圖解 金魚の飼養」 前田閑亭 博文館 明治39年 その2
表紙
品のいい草色に、ヒシと思われる彩色画
口絵
赤彩色の金魚の絵
自序
我邦家庭に於て娯樂用に供せらるゝ物頗る多しと雖ども是を用
ひて男女老幼に適するもの誠に尠し或は却って品性を損し害惡を
醸すが如き事なしとせず然れども小獸鳥魚の飼養は家庭娯樂の
最も好適し・・・閑雅なる金魚飼養の如きは最も然りとなす。
著者の祖父竹圃老人は鳥魚の飼養を楽み特に金魚は實驗飼
養の方法により古來の事物等細大となく記録に止め置けり・・・祖
父遺稿の素志に適ひ又以て共に著者の幸榮とする處なりと伝爾
明治三十九年六月 著者識
---メモ---
伝爾=しかいう、うんじ=これにほかならない
第壹章 金魚の傳來 ※伝来 ~P.8
金魚の傳來
二つの説を引用記述
魚体の文字模様の話
---メモ---
舊=キュウ、グ、ふるい、もと
舊記=きゅうき、旧記
金魚の名字
黄蝋魚、蝋魚、金鱗 事物異名 ※蝋は旧字
赤隣 行厨集
盆魚 福州詩誌
火魚 三才圖繪 ※図絵
朱魚 ビン書 ※
錦隣 廣東新語
錦魚
---メモ---
門+虫=ビン もんがまえ
金魚の法度
元禄7年10月5日の町触れを掲載
元禄宝永珍話からの引用紹介
金魚の遊戯
俳書新続犬筑波集、題林一句、好色盛衰記、西鶴置土産から
引用解説
棒振虫(ぼうふりむし)の採集賃金など
金魚の輸出
米国への話
支那及歐州の沿革 ※欧州
秘伝花鏡からの引用
欧州にもたらした人名と西暦を記述、氏名だけ記しておきます。
カエンヘン、チュライデ、レコムテ、イアルレイル
書画図を著した欧州人の氏名と西暦を記述、氏名だけ記して
おきます。
ペチーベル、ヘンナンド、バステク、サウリグ子ー
---メモ---
明治39年=1906年
« 「實驗圖解 金魚の飼養」 前田閑亭 博文館 明治39年 | トップページ | 「實驗圖解 金魚の飼養」 前田閑亭 博文館 明治39年 その3 »
« 「實驗圖解 金魚の飼養」 前田閑亭 博文館 明治39年 | トップページ | 「實驗圖解 金魚の飼養」 前田閑亭 博文館 明治39年 その3 »
コメント