「金魚の栞」 水産廳漁業調整第二課編 中央水産增殖協會 昭和25年 その3
第3章 金魚の遺傳性 ※遺伝
・・・研究は古くは多くの飼育家の手で行われ、それぞれの秘傳と
されたものでありますが、京都大學の松井佳一博士によって學術
的な裏附けを・・・
○眼の遺傳性
普通目性、出目性の配合の話
○鱗の遺傳性
普通鱗性、透明鱗性、モザイック鱗性、網透明鱗性の配合の話
第4章 金魚の生態(習性竝外圍との關係) ※竝=並び
習性
食性
壽命 ※寿命
外圍との關係 ※外囲
體温 ※体温
Rogers & Lewisの報告を記述
水温 ※温の右上は口の中にバツ
溶存酸素
第5章 金魚の簡單な飼い方
水、水換え、尾数、餌、日光、藻類(ここではコケ)についての話
第6章 金魚の疾病について
凍傷病、氣鰾病、氣胞病、ソブ、鰓腐れ病、松皮病、白點病、
白雲病、虱について説明
第7章 金魚養殖業の現況
昭和16年、19年の孵化場数、孵化数を記載
昭和19年の縣別孵化場数、孵化数を記載
第8章 輸出面から見た金魚とその輸出振興について
昭和13年から24年までの国内と輸出の尾数と金額を記載
輸出先の国名毎の尾数と金額を記載
品種別の金額(弗・ドル)を記載
金魚輸出の隘路と對策
琉金1000尾についての桶代、舟積迄送賃、回槽店支拂、
チューメンス心附などをドルで標記
歩止まり数値
輸送方法改善について3点記述
桶、麻酔、日本船(戦後は認められなかったようです。)
---メモ---
留日=りゅうにち=滞在 外国人が日本にとどまること
参考文献
13の書籍を記述
裏表紙
全國主要金魚・色鯉業者名簿
東京都淡水魚養殖業協同組合員
16名は住所まで記載、16名は氏名のみで、この中に吉田松樹
堀口米藏、秋山吉五郎の名が見えます。
その他東京では廣海貫一、また弥富町、郡山町、古志郡東山村
の養殖者の名が記載されています。
以上でこの冊子の紹介は終りです。
« 「金魚の栞」 水産廳漁業調整第二課編 中央水産增殖協會 昭和25年 その2 | トップページ | 「ミヤコタナゴおよびイトヨ実態調査報告書-1」 栃木県水産試験場研究報告 No.2 栃木県水産試験場 昭和48年 »
« 「金魚の栞」 水産廳漁業調整第二課編 中央水産增殖協會 昭和25年 その2 | トップページ | 「ミヤコタナゴおよびイトヨ実態調査報告書-1」 栃木県水産試験場研究報告 No.2 栃木県水産試験場 昭和48年 »
コメント