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2015年12月30日 (水)

「金魚の栞」 水産廳漁業調整第二課編 中央水産增殖協會 昭和25年 その3

第3章 金魚の遺傳性 ※遺伝
  ・・・研究は古くは多くの飼育家の手で行われ、それぞれの秘傳と
 されたものでありますが、京都大學の松井佳一博士によって學術
 的な裏附けを・・・

 ○眼の遺傳性
  普通目性、出目性の配合の話
 ○鱗の遺傳性
  普通鱗性、透明鱗性、モザイック鱗性、網透明鱗性の配合の話

第4章 金魚の生態(習性竝外圍との關係) ※竝=並び
 習性
  食性
  壽命 ※寿命

 外圍との關係 ※外囲
  體温 ※体温
   Rogers & Lewisの報告を記述

  水温 ※温の右上は口の中にバツ

  溶存酸素

第5章 金魚の簡單な飼い方
 水、水換え、尾数、餌、日光、藻類(ここではコケ)についての話

第6章 金魚の疾病について
 凍傷病、氣鰾病、氣胞病、ソブ、鰓腐れ病、松皮病、白點病、
 白雲病、虱について説明

第7章 金魚養殖業の現況
 昭和16年、19年の孵化場数、孵化数を記載
 昭和19年の縣別孵化場数、孵化数を記載

第8章 輸出面から見た金魚とその輸出振興について
 昭和13年から24年までの国内と輸出の尾数と金額を記載
 輸出先の国名毎の尾数と金額を記載
 品種別の金額(弗・ドル)を記載

 金魚輸出の隘路と對策
  琉金1000尾についての桶代、舟積迄送賃、回槽店支拂、
  チューメンス心附などをドルで標記
  歩止まり数値
  輸送方法改善について3点記述
   桶、麻酔、日本船(戦後は認められなかったようです。)

 ---メモ---
  留日=りゅうにち=滞在 外国人が日本にとどまること

参考文献
 13の書籍を記述

裏表紙
 全國主要金魚・色鯉業者名簿
  東京都淡水魚養殖業協同組合員
   16名は住所まで記載、16名は氏名のみで、この中に吉田松樹
   堀口米藏、秋山吉五郎の名が見えます。

  その他東京では廣海貫一、また弥富町、郡山町、古志郡東山村
  の養殖者の名が記載されています。

以上でこの冊子の紹介は終りです。

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