「岡崎市の淡水魚相」 池編 岡崎市教育委員会 昭和54年 その2
扉
ここに調査兼編集者の名があります。
大平仁夫
永井 貞
鶴田彦四郎
刊行にあたって
・・・平地の都市化や農業の近代化などによって、これらの池や
溜池も次第に埋立てられたり・・・・。水生動植物の温存場所、
淡水魚の養殖場所・・・など、私たちの生活にきわめて密接に
連なっている。・・・
昭和54年6月 岡崎市教育委員会
1、まえがき
・・・主として1977年から1978年にかけて、市内の各地に散在す
る池や溜池87個所の調査を終えたが、・・・。
・・・河川と異なって上面よりの観察が困難であって、・・・比較的
捕獲しやすいモロコ類、タナゴ類、オイカワ、カワムツなど10種あ
まりに限定した。・・・
2、調査方法 ~P.2
・・・大部分の池ではギヤマンにサナギ粉を餌にして数個しかけ
て・・・。伝聞によるものは種の誤認の心配があるので参考にしな
いことにした。
3、池の実態と自然環境 ~P.4
・・・南東部の丘陵地麓周辺に特に多く、全体の7割ほどを・・・
4、池の淡水魚の種類と生態 ~P.15
縦軸に池の名、横軸に魚種名とした生息星取り表を掲載。
※ここから各魚種の解説。生息地は記述されていますが、ここ
では記載しません。
1、タモロコ Gnathopogon elongatus
タゴイと呼ばれることが多い
食性や食用の話
2、モツゴ Pseudorasbora parvo
クチボソモロコ、タゴイと呼ばれている
3、カワバタモロコ Aphyocypris(Hemigrammocypris) rasborella
市内では2カ所のみ
銀モロコ、金モロコの話など
4、タイリクバラタナゴ Rhodeus ocellatus
タナッペ、ニガヒラ、センパラと呼ばれている
池のタナゴはタガイ類に産卵しているようだ
5、ヤリタナゴ Rhodeus lanceolatus
ニガヒラ、ニガブナ、タナッペ、タナッピラとも呼ばれる
市内では1カ所のみ見られる
6、オイカワ Zacco platypus
この地方ではシラハエ、アカブト、サクラバエと呼ばれる
池では栄養不良の小型のものや痩せ細ったものが見出される
7、カワムツ Zacco temmincki
ヤマブト、ムツバエ、ザコ、ザッコと呼ぶ
焼いて鈴虫のエサとして珍重
8、ハス Opsariichthys ancirostris
繁殖は確認されていない
9、ブルーギル Lepomis macrochirus
市内では3池のみでの発見
10、フナ Carassius spp.
11、コイ Cyprinus carpio
12、スジエビ Laander pancidens
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関連本
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