「金魚入門」 桜井良平 西東社 昭和48年 その7
5章 各種金魚とその特性 ~P.263
1 金魚の品種について
(1)品種数
(2)品種の分化
(3)品種の分類
日本種と中国種
突然変異種と交雑種
大衆種と高級種
(4)品種の定義
代数、出現割合などを記載
(5)品種特性
形態的特性
色彩的特性
(6)子どもたちに親しまれている品種
2 金魚のいろいろとその特性
34種を紹介、概ね1種1ページで解説しています。
(1)ワキン(和金)
(2)ショウナイキンギョ(庄内金魚)について
解説:五十嵐秀夫 山形県庄内金魚保存会
振袖金魚とも呼ばれる
(3)ワトウナイ(和唐内)
(4)コメット
(5)シュブンキン(朱文金)
(6)リュウキン(琉金)
囲み記事
東京のリュウキン 堀口篤次
形態
色模様
(7)テツオナガ(鉄尾長)
(8)キャリコ(キュリコ琉金)
作出、命名者について記述
(9)キンランシ(金蘭子)
(10)マルコ(丸子、卵虫)
(11)ランチュウ(蘭(魚寿)、金鋳)
囲み記事
ランチュウの今昔 宇野仁松 京都金鱗会会長
名魚「点授」、「籠釣瓶」、「白鶴」の話
トキンの話
ランチュウ 石川秀三郎 ランチュウ宗家
二代目の白黒写真掲載
二代目 石川亀吉翁の逸話
(12)エドニシキ
交配、作出年、作出者、命名年など
(13)オオサカランチュウ(大阪ランチュウ、関西ランチュウ)
最後の飼育者名を記載
(14)出雲の金魚「ナンキン」 佐藤邦夫
4ページを使用し著者以外が執筆しています。
各部の特徴記述
本国錦の特徴
宍道観魚会の南京種保存会、南京振興会(岩橋巌 会長)、
専門店であった湊善次郎氏、大田憶市氏の名が見られます。
(15)オランダシシガシラ(和蘭獅子頭)
(16)アズマニシキ(東錦)
(17)土佐の金魚「トサキン」 矢野忠保
3ページ使用し、著者以外が執筆しています。
(18)ヂキン(地金、六鱗、シャチ、孔雀尾) ※ジキン、地錦
作出の言われ
品種指定の年
(19)アカデメキン(赤出目金)
(20)クロデメキン(黒出目金)
明治中期に支那金と呼ばれた
(21)サンシキデメキン(三色出目金)
(22)チョウテンガン(頂天眼、朝天眼、中国名:望天魚)
優良形質の出現率を記載
発現過程を日を追いイラストで解説
褪色時期と優良について記述
(23)スイホウガン(水泡眼、中国名:シュイパオイエン 蛤蟆頭魚
読みハマトウユウイ)
輸入経緯を紹介
チョウテンガンとの交配の話
(24)タンチョウ(丹頂、中国名:紅頭魚 読みホントウユウイ)
背びれのあるものとないものとがある
(25)マキエラ(反鰓魚、中国名:翻腮魚 読みホンスユウイ)
スイホウガンから分離できた
---メモ---
腮=サイ、あご、えら
(26)チャキン(茶金 中国名:紫魚 読みツウユウイ)
輸入年記載
ホモ、ヘテロ時の色に関する遺伝の話
(27)ハナフサ(鼻房、花房、中国名:絨球魚
読みシュウチュウユウイ)
中国では背びれのあるものもいる
フサヒゲ、ボタンヒゲの話
(28)ギンギョ(中国名:銀魚 読みイエンユウイ)
(29)ハゴロモ(羽衣、中国名:青文魚 読みチンウエンユウイ、
藍文魚 読みランウエンユウイ)
中国での色の違いによる名の使い分けの話
(30)チンシュリン(真珠鱗、パール、中国名:珍珠鱗魚
読みチュンシュリンユウイ)
(31)シュウキン(秋錦)
作出年、命名年を記述
豊橋の戸田善次郎、岡崎の杉田久五郎兄弟
(32)ツガルニシキ(津軽錦)
命名年記載
戦前の保存者は佐藤伝蔵
戦後、佐藤良蔵が探したが見つからず。
(33)ヒロニシキ(弘錦)
宮本喜三郎による改良
(34)そのほかの品種
シュシャワキン(珠砂和金)
松井佳一博士作
フサオ(総尾)
遠州掛川の産
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