「金魚入門」 桜井良平 西東社 昭和48年 その5
5 庭池飼育のポイント
(1)庭池の四季
水温の変化
日長日照の変化
・・・日本中部では冬至の日長は、夏至の日長の67%にしか
すぎません。・・・
降水量の変化
風
四季の生物
(2)四季の金魚
・・・秋には早くも、けい卵大のりっぱな若魚に育ちます。・・・
・・・晩秋・・・水面に浮きあがって、ひなたぼっこをする金魚を
見かけるのもこのころです。・・・
(3)世話の仕方
放養尾数
一平方メートル当たりの当歳魚と二歳魚の尾数記述
エサの与え方
乾燥飼料の体重割合%を記述
水の替え方
病気の予防と治療
夏の日おおい冬の冬囲い
6 金魚の外敵と駆除法
以下について対策を含め解説
(1)獣類
イタチ、カワネズミ、ネコ
(2)鳥類
モズ、カワセミ、ゴイサギ、セキレイ
(3)は虫類
ヘビ、カメ
(4)両棲類
ウシガエル
(5)魚類
ウナギ、ナマズ、ライギョ
(6)昆虫類
鞘翅目の昆虫 ※しょうし
(イ)ゲンゴロウ科
ゲンゴロウ、ハイイロゲンゴロウ、マルガタゲンゴロウ、
コシマゲンゴロウ
(ロ)ガムシ科
被害はゲンゴロウ以上
ガムシ、コガムシ
(ハ)ミズスマシ科
ミズスマシ、オオミズスマシ
半翅目の昆虫 ※はんし
タガメ、タイコウチ、ミズカマキリ、アメンボ、マツモムシ、
コミズムシ
トンボ目の昆虫
(7)その他の外敵
アメリカザリガニ、クモ
7 病気の予防と手当て
予防
治療
以下の病気について症状、病原体、治療法、予防法を記述し
ている。治療法についてはディプテレックス、フォルマリン、
BHC水溶液、過マンガン酸カリ、キニーネなどの薬品の量ま
で丁寧に記載している。
(1)下等な動物の寄生による病気
以下、病状、病原体、治療法の項目で解説
イカリムシ病、ウオジラミ病、吸虫病、白点病、サイクロ
キータ病、白雲病
(2)下等な植物の寄生による病気
ミズカビ病(水生菌病)、エラクサレ病、マツカサ病、赤斑病
(3)生理的な病気
ガス病、感冒、呼吸障害、外傷、ウキブクロ病、ドロカブリ病、
腸炎、栄養失調、薬害
囲み記事
金魚の水槽飼育上の理論と飼い方のコツ
小谷雅男 京都府水産試験場
(1)魚体の物理的変化について
水流の善し悪しの話
(2)魚体の化学的変化について
(3)魚体の生理的変化について
はじめて金魚を飼う人への苦言
藤本初之助 京都金鱗会常任理事
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