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2015年2月

2015年2月21日 (土)

「水生シダは生きる」 白岩卓巳 自費出版 平成12年 その5

4 ミズニラ -水中の静かな世界に生きるのか- ~P.190
 カラー写真ページ 19ページ
 4-1 生える場所と育ち
  4-1.1どんなところに生えているのだろうか
   熊本大の高宮氏による種の追加

  4-1.2育ちの様子
   1)水中に広げる葉
   2)水上に葉を出す
   3)地上部で葉を広げる

  4-1.3四季と育ち
   ・・・8~9月には胞子嚢果が形成され・・・
   ・・・ミズニラは胞子を気中ではなく、水の中の塊茎に抱きかか
   えるように付けて・・・

 4-2 葉のつくりとはたらき
  4-2.1一枚の葉の観察
   1)観察材料
   2)外部から見た葉の様子
   3)葉内部の様子
    葉の枯れる位置について
   4)気孔について
    ヒメミズニラについても言及

  4-2.2どんどん出る新しい葉

 4-3 育ちと塊茎 -外部形態を中心に-
  4-3.1冬、地中に残る塊茎
  4-3.2塊茎と葉、担根体、根
   1)葉を出す部分
   2)坦根体と根
    ・・・根でも茎でもない、しかもそれらと同等の器官である・・・
  4-3.3 塊茎からの発芽
   1)芽と根
   2)坦根体と根

  4-3.4数年たった塊茎からの発芽
   1)塊茎の分球
     ミズニラ、シナミズニラ、ヒメミズニラの球数を記載。
   2)根の出方と伸び
   3)葉の枚数
   4)葉が枯れた後の窪み
   5)坦根体と塊茎

 4-4 塊茎内部のつくりと坦根体
  4-4.1茎の様子
   1)茎と葉の維管束
   2)塊茎の維管束と坦根体
   3)木部核とミズニラの種

  4-4.2ミズニラの祖先
   1)古生代
   2)中生代三畳紀
   3)白亜紀
   4)Stylites
   5)Isotes humilior F.Muell.exA.Br.

  4-4.3検討する視点
   1)茎の高さと形
   2)茎頂から葉を出す様子
   3)胞子嚢のつき方
   4)ミズニラ、シナミズニラ、姫ミズニラ

 4-5 異形胞子のつく葉
  4-5.1葉と異形胞子
   1)大胞子嚢のつく葉
     付く位置を説明。
   2)大・小胞子嚢は外側、内側のどちら
     大胞子嚢と小胞子嚢のつく順番の調査からの解説。

  4-5.2胞子嚢果のつくり
   1)小舌と蓋膜 ※しょうぜつ
    Ligule
   2)維管束と胞子嚢内部
   3)大小胞子の表面の模様と種
    種の同定に使われる

 4-6 ミズニラ類での比較
  ミズニラ、ヒメミズニラ、シナミズニラの比較表。
  葉の長さ、気候有無、塊茎と基部坦根体、小舌の形、蓋膜有無、
  網架体、大胞子表面、小胞子、分布

 4-7 胞子の発芽
  4-7.1胞子拡散と発芽
   以下1994/12/10採集個体での様子。
   1)採集した胞子
   2)発芽までの様子
   3)発芽をする
   4)根が出る
   5)芽の伸びと塊茎の形成
   6)発芽場所

  4-7.2発芽した後の育ち

 4-8 生きる知恵
  1)多量の胞子をつける
  2)胞子体の成長の速さ
  3)胞子そのものに秘密がある
  4)胞子の発芽率が高い
  5)乾燥に耐える体勢がとれている
  6)隔壁をもつこと
  7)塊茎の分割
  8)分布を広げるもの
  9)匍匐枝を伸ばす
  10)無融合生殖をする

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2015年2月11日 (水)

「水生シダは生きる」 白岩卓巳 自費出版 平成12年 その4

3 デンジソウ -絶滅を急ぐのか幸せのクローバー- ~P.138
 カラー写真ページ カラー写真 16ページ 

 3-1 自生地の育ち
  3-1.1育つのが困難か
   1)栽培すると雨水でよく育つ ※カッコ数字は本文では丸数字
   2)自然の中での育ち
    分布図を掲載
  3-1.2育つところ
   1)A自生地
   2)D自生地 

 3-2 体のしくみ
  3-2.1葉・茎・根のつくり
   1)葉
   2)茎
   3)根

  3-2.2水への適応
   浮葉と気中葉のはなし 

 3-3 種継続のいとなみ
  3-3.1稀な胞子嚢果の形成
   1)胞子形成
    胞子が作られる月日を記述

   2)どこに胞子嚢果ができる

  3-3.2胞子嚢果のつくり
   1)胞子嚢果の殻
   2)胞子嚢果内部のつくりと熟し方 

 3-4 大胞子の受精と育ち
  3-4.1自生地での胞子嚢果
   1)11月の光景
   2)鳥に頼むのか

  3-4.2胞子嚢果内部の働き
   1)堅い殻とゼラチン状のもの
   2)鳥の胃袋を通って初めてか

  3-4.3ゼラチンの伸びと発芽
   1)文献によると
   2)各種の試み
   3)湯浅明著「生物学者と四季の花」からの引用掲載

  3-4.4デンジソウの発芽
   1)著者が行った発芽観察を記述
   2)胞子体発生の様子
   3)観察から
   4)それ以後
   5)土ごと移植した鉢の株のもの 

 3-5 匍匐茎にたよる繁殖
  3-5.1冬に枯れる地上葉
  3-5.2地中の匍匐茎
   ・・・先端部は枯れずに生きている。・・・その部分には秋に出た
   新しい根が多くついている。・・・
  3-5.3先端部の越冬
  3-5.5分布地の広がりは ※3-5.4の誤植? 

 3-6 ナンゴクデンジソウ
  3-6.1奄美大島、石垣島の自生地
  3-6.2デンジソウとの違い
   常緑、葉の裏の毛が多い、胞子嚢果の成熟月
  3-6.3M.hirsutaと世界のデンジソウ
   胞子嚢果の付き方による分類
   1)匍匐茎より下につく
   2)葉腋から出た柄につく
   3)葉腋より少し上の葉柄から出た柄につく
   4)鈴のようにつく 

 3-7 デンジソウの生き方
  1)ダッシュで早く茎をいっきに伸ばす。
   胞子嚢果は7~9月までの葉にしかつかない。
  2)胞子嚢果の不思議
  3)急速に姿を消していくデンジソウ

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2015年2月 7日 (土)

「水生シダは生きる」 白岩卓巳 自費出版 平成12年 その3

2 オオアカウキクサ -変幻自在なシダである- ~P.94
 カラー写真ページ カラー写真 16ページ 

 2-1 不可解なシダ
  オオアカウキクサとアカウキクサの見分け方
  木村義雄氏による根毛による区分法
  分布図掲載 

 2-2 たらいの中での育ち
 2-3 水田の自生地
  2-3.1 水田に植える
  2-3.2 干ばつの年とオオアカウキクサ
   ・・・1994年は異常渇水の年であった。・・・

  2-3.3 胞子嚢果の形成
   交野市での観察記録を掲載 1988.3.11~1996.3.16

  2-3.4 オオアカウキクサは簡単に姿を消すか 

 2-4 金魚池の自生地
  2-4.1 自然に近い観察池
   大和郡山市のでの金魚のいない池での観察

  2-4.2 観察池での育ちサイクル
   1990.3.4~1996.4.13までの4池での記録を掲載

  2-4.3 観察結果のまとめ
   水面をおおう割合を6段階に区分表示
   1)水深と育ち
   2)隔年発芽と育ち
   3)冬の低温で枯れる
   4)温度の上昇とともに姿をみせたオオアカウキクサ 

 2-5 異形胞子と受精・発芽
  2-5.1 胞子嚢果の形成
   1)大小胞子嚢果ペアの着き方
   2)二つの同じ胞子嚢果

  2-5.2 発芽の様子
   1)大胞子の電子顕微鏡写真
   2)小胞子
   3)受精と幼胞子体 

 2-6 オオアカウキクサへの疑問
  2-6.1オオアカウキクサへの疑い
   ・・・変わったオオアカウキクサが栽培されて・・・

  2-6.2豊岡のオオアカウキクサ調査へ
   角尾康郎氏、渡辺巌氏への問い合わせ

  2-6.3本格的な調査へ 

 2-7 どん転返し
  2-7.1オオアカウキクサに二種
   大阪、奈良のものは特別だった。
  2-7.2但馬型と大和型の相違点
  2-7.3A.carolinianaについて 

 2-8 アカウキクサ
  2-8.1タイプの違うもの
  2-8.2繁殖と生存
  2-8.3A.nilotica
   いちばん大きく育つ種
   引用のイラスト掲載 

 2-9 各種のAzolla
  2-9.1主なものタイプ分け
   オオアカウキクサ型5種、アカウキクサ型3種に7視点から
   分類している

  2-9.2日本のAzollaを整理する  
   オオアカウキクサを但馬型と大和型に区分け

  2-9.3まとまとして

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2015年2月 3日 (火)

「水生シダは生きる」 白岩卓巳 自費出版 平成12年 その2

はじめに
 ・・・植物のなかでもシダ植物の、とりわけ水と深くかかわって生きる水生シダの多くが姿を消そうとしている。私はここ数年これら水生シダを重点に自生地を歩き調べてきた。・・・

 ・・・絶滅危惧種の水生シダが、どのようなライフサイクルで生きているのか、それぞれの生き方を調べることの大切さを感じ、直接触れる機会を多く持とうと努めてきた。・・・・水生シダとのささやかな対話の記録を自分なりにこねくりまとめたのが本書である。・・・

     2008年8月6日   白岩卓巳

---ここから本文---

1 サンショウモ -ほんとうにシダか- ~P.37
 カラー写真ページ 15ページ

 1-1 ふるさとの自生地は
  1-1.1 本来の自生地は高地か
   サンショウモとの出会いなど
  1-1.2 低地の池は
   著者が観察していた池の話など

 1-2 浮遊生活
  1-2.1 浮かぶしくみ
   光田重幸氏の論文引用

  1-2.2 浮くことは生きること
  1-2.3 育ち盛り
   9月以降の殖え方の話

 1-3 大小胞子嚢果をつける
  1-3.1 水中の胞子嚢果をつける
   コラムとして「同形胞子と異形胞子」

 1-4 発芽から繁殖へ
  1-4.1 発芽の様子
   7月までの話
   ・・・大胞子は水中で新しい年の誕生への準備を起こしてい
   る・・・
   ・・・互生から本来の対生にかわって・・・

  1-4.2 育ちとウキクサ
   10月までの話
   ウキクサ、ハス、ホテイアオイとの競争の話

  1-4.3 胞子嚢果の形成

 1-5 環境変化と育ち
  1-5.1 水田・山間水田など
   分布図を掲載

  1-5.2 低地の池で群生
  1-5.3 同一池でのサンショウモ観察の記録
   先の2つの池の記録 1983.9.15~1999.9.3

 1-6 オオサンショウモ
  1-6.1 日本の野外への飛び出し
  1-6.2 サンショウモとの違い
   Salvinia molestaのこと書いている

 1-7 一年生シダとして
  観察のまつめを記載

 ※世界のサンショウモ
  Salviniaの下記学名を10種列記
  natans、molesta、cucullata、auriculata、oblongifolia、rotundifolia、
  hildebrandtii、nigropunctata

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