「川魚風土記」 木村重 北方出版社 昭和23年 その3
六、ドヂヨウとナマヅ族 ※ドジョウ、ナマズ
・・・一般にドヂヨウは雌より雄の方が美味であるが・・・
アユモドキ似の魚 俗称:花魚、花斑魚、斑鰍
石斑魚 Lepturichthys guntheri
石抱魚 Hemimyzon ヒメタニノボリと呼ばれている
ギギウ、ギバチ、ヒレナマズの話
---メモ---
梭=サ、ひ
七、飼って樂しむ魚
チョウセンブナとタイワンキンギョの差異説明
以下の魚の蘊蓄など
中国名などを記しておきます。
モロコ(老漢魚)、コハゼ(縞鯊)、カマツカ(爬虎魚)、ドンコ
(吐哺魚)、メダカ(大眼巴兒・小將魚 ※将)、ヒガイ(新婦魚)、
タナゴ(膨皮魚・旁比魚)、ハス(黑條魚 ※黒)、オイカワ
(丁斑魚・桃花魚)、チョウセンブナ(蝶魚)、タイワンキンギョ
(錢片魚 ※銭、丁斑魚、鬪魚 ※闘)、トゲウナギ(棘鰍、棘鰻)、
鄧魚、トップ・ミンノー(タップミノー Top minnow
---メモ---
疣=いぼ
慓悍=ひょうかん。
すばやい上に、荒々しく強いこと。
魚の飼ひ方秘傳 ※飼い 秘伝
ウナギのカバヤキ
6、中國の淡水養魚 ~P.60
一、養魚の歴史の話
二、魚苗、採集場所の話など
三、養魚池及び養魚家の数など
種類 以下の種の雑学など
(イ)草魚 南方では(魚+完)魚
(ロ)鯖魚 ※(魚+靑)魚
(ハ)白(魚+連) レンヒー
(ニ)黑(魚+連) ※黒
他に ケンヒイ、(魚+扁)魚
---メモ---
沒法子=しかたがない。
7、魚怪 ~P.61
寄生虫イグジオゼヌスのこと。
8、中國の河湖漁法 ~P.78
一、漁の和訓はいさり即ち磯あさり
中国での漁法の参考文献紹介
岸上博士の科学的な漁具の分類を紹介
二、漁法を解説
三、網を使う漁法の話
四、毒、水草、動物による漁の話
五、中支の漁村の実態
洪澤湖、太湖での漁法
9、九姓漁戸 ~P.79
漁民ではなく遊山舟
九姓=陳、錢、林、李、袁、孫、許、葉、季
---メモ---
蛋=タン、ダン、たまご
蛋民=タクミン。水上生活者
10、(魚壽) 魚 ~P.86
一、ヘラチョウザメのこと Psephurus gladius
別名 ハシナガチョウザメ、象魚
揚子江での目立つ産地を紹介
二、漢名の経緯など
・・・或る學者は科學名即ち萬国共通のラテン語のみで
魚名を記して濟ませているが、漁師にラテン語で云った
ところで初まらない。・・・・
味の話
---メモ---
扨=さて、さす
三、ミシシッピーと揚子江の太古の地質学上の話
ヘラチョウザメと油田の関係
11、鰉魚 ~P.92
一、チョウザメの事、カラチョウザメ Acpenser sinensis
相模湾にキクチ・チョウザメ、岩城沖でセンニン・チョウ
ザメの記録がある。
他にチョウセンチョチョウザメ
二、中国での別名漢字、地方名を列記
三、漁獲量、味の話
---メモ---
擔=タン、かつぐ、になう。中国の伝統的な質量の単位
である。
四、ヒガイの話
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