「水田の多年生雑草」 草薙得一 全国農村教育協会 昭和51年 その3
コウキヤガラ Scirpus maritimus L.
塊茎には普通4個の芽を有する
写真7葉掲載
ウキヤガラ Scirpus fluviatilis A.Cray
海岸に近い低湿水田や休耕田に見られる
越冬塊茎から1本希に2本の地上茎を発生
サンカクイ Scirpus triqueter L.
局所的な発生状態を示し常在度は低い
地下茎は深い、塊茎は作らない
写真6葉掲載
セリ Oenanthe javanica DC.
越冬株、匍匐茎が主な繁殖源
栽培セリは形質上差異はない
30度以上になると生育は劣る
匍匐茎は切断されても容易に発根する
キシュウスズメノヒエ Paspalum distichum L.
西南暖地に多い
家畜の飼料価値が高いと言われている
成長は30~33度の高温時に大きい
写真6葉掲載
ここから1ページに2種紹介
サジオモダカ Alisma plantago-aquatica L. var.orientale
Samuelsson
寒地、寒冷地に多く、暖地には少ない
水田では主に種子繁殖
単立植物で分株を作らない
写真4葉掲載
ヒメホタルイ Scirpus lineolatus Fr.et Sav.
局所的に分布
1節おきに地上茎を単生して増殖
アゼムシロ Lovelia radicans Thunb ※ロベリア
乾田状態でもよく生育する
写真4葉掲載
デンジソウ Marsilea quadrifolia L.
胞子による繁殖も行う
乾田状態でも発生する
根茎は切断されても節から発根する
写真3葉掲載
チゴザサ Isachne globasa O.Kuntze.
畦畔際や畦畔に発生
写真4葉掲載
コウガイゼキショウ Juncus leschenaultii Gay. ※ジュンクス
水田では普通、晩夏から初秋に種子発生が行われ、幼植物
で越冬変異が多い
コモチゼキショウ、ハリコウガイゼキショウ、ホソバノコウガイ
ゼキショウ
光好性種子
写真4葉掲載
ヨシ Phragmites communis Trinius
写真4葉掲載
ガマ Typha latifolia L.
写真4葉掲載
ホテイアオイ Eichhornia crassipes Soims ※エイクホルニア
東海地域が自然植生の北限とみられる
写真3葉掲載
マコモ Zizania latifolia Turcz
最適水深を記載
写真3葉掲載
浮遊性雑草・藻類
オオアカウキクサ Azolla japonica Franch. et Sav. ※アゾラ
写真はキクモ、ウキクサ、アオウキkサ、オオアカウキクサ、
アカウキクサ、サンショウモ
アオミドロ Spirogyra crcla Kutz
写真2葉掲載
他にホッスモ
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