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2013年8月

2013年8月30日 (金)

「蓮ハ平和の象徴也」 副題「大賀一郎博士を偲ぶ」 大賀一郎博士追憶文集刊行会 昭和42年

「蓮ハ平和の象徴也」 副題「大賀一郎博士を偲ぶ」 大賀一郎博士追憶文集刊行会 昭和42年5月25日 頒価450円、上装箱入650円 B6判 P.341

 本書はハス博士こと大賀一郎氏が死去した2年後に、養子である大賀栄一氏によってまとめられた、追悼集です。

 本文は2段組みで構成されています。通常この段組みは読むのに労力を要しますが、追悼文であるがため一編あたりは短文です。よって読むのに苦はないです。

 長めの文としては高野忠興氏が書いた「ここを掘ればハスの実が出る」で、大賀氏が検見川を訪れた時から古代蓮の種子発見までのことが書かれています。ここでは特に大賀氏の周りの人々のことがよくわかります。

 手元に所有しているものは金文字布張りですが、目次ページに「カバーの解説」が記されていること、また奥付には「函付」の頒布価格も載っているので、古書購入時は注意が必要です。

 古書界では普通に見られるので入手は容易です。

 なお、大賀氏の著書として本ブログでも2冊紹介しています。(文末参照)

【構成】
表紙
遊紙

口絵
序文
目次
 序文
 i(※本はローマ数字。機種依存文字のため変更) 20ページ
  大賀一郎博士の想い出 坂田裕
  大賀一郎博士の追憶 南原繁
  蓮のような浄らかな先生 小原国芳
  大賀一郎君追憶 柴田雄次
  大賀君を憶う 桑田義備
  大賀博士の追想 木原均
  中学時代の大賀博士 佐藤富三郎
  先生と名誉町民 高木潤

 ii (教友) 49ページ
  大賀さんと父鑑三 内村裕之
  大賀一郎兄に謝す 斎藤宗次郎
  大賀一郎兄に憶う 黒崎幸吉
  大賀兄の想い出 久山寅一郎
  追憶 小坂八郎
  追憶短章 鈴木俊郎
  大賀先生の想い出 服部元治
  大賀先生の思い出 秋元梅吉
  「後世への最大遺物」と大賀先生 鈴木弼美
  無一物中無尽蔵の大賀博士 渡辺五六
  大賀兄を偲ぶ 松田英二

  蓮の実の先生 湯沢 健
  大賀先生の想い出 牧野実枝治
  大賀先生の遺訓 平山 清
  二千年ハスの開花に憶う 森本謙三
  死滅を知らぬ生命 金沢なつ
  追憶 黒沢元悌
  後世に残るもの 梅田花枝
  与うるは受くるより幸せなり 松尾春雄
  大賀先生と満州・山陰 藤沢武義
  一信一会 小田丙午郎

  伝道師としての大賀一郎先生 平方龍男
  やさしかった先生 野村ミエ
  信仰の証し人 鎌田 正
  大賀先生の想い出 蓮池春江
  追憶 中井巌 
  追慕のことば 加藤通子

 iii (学術・奉職校・助手) 74ページ
  嗚呼!大賀君 中野治房
  大賀先生とハスの発芽試験 篠遠喜人
  ハスの葉の臍と大賀氏の余技 石川光春
  大賀一郎先生の思い出 盛永俊太郎
  ケヤキ並木と共に 本田正次
  大賀一郎先生の思い出 大槻虎雄
  当麻曼荼羅の糸 石田茂作
  故大賀先生を偲んで 葛本俊雄
  検見川泥炭層の地質学的観察 尾崎 博、島倉巳三郎
                      村木美代子
  大賀先生にささぐ 山口春野
  大賀先生と私 鈴木重昭
  一、二の想い出 佐々木喬
  八高時代の思い出 原田三夫
  やさしくて強い先生 清水政治
  大賀先生と寓話 久保田実
  勇ましい高尚な生涯 筒井徳光
  大賀サンの在満当時における思い出 遠藤隆次
  満州での先生を偲ぶ 野田光蔵
  故大賀一郎博士と私の珪藻類の研究 津村孝平
  天国の大賀先生を偲んで 太田洋愛

  満鉄時代の因縁 夷石隆寿
  慈父・大賀先生 行方文吾
  大賀先生の想い出 水上金三
  研究一途 田原義之
  大賀先生の想い出 渡辺春季
  大賀先生の遺物 村松梅太郎
  大賀先生と成蹊高女 田辺留蔵
  宗教は違っていても 内田 操
  大賀先生と云う人 白山源三郎
  蓮根の穴 清水 武
  ソクラテス的性格 伊藤卓二
  先生の講義 三浦啓治
  大賀先生をお偲びして 岡本信子
  先生から受けた教え 奥山清子
  貧しきものは幸いなり 榎本清子
  人生の指針 長島時子

 iv (知友・観蓮会・郷里岡山・親族) 78ページ
  私の見た大賀先生の歓喜 道正安治郎
  大賀氏に思う 稲葉好延
  いのち永遠に 小林 図
  仕事が山程ある 谷 貞信
  大賀先生を偲ぶ 望月清次
  長野に先生を迎えて 風間 敏
  博士の研究態度 高野忠興
  開花音 杉本郁太郎
  大賀ハス讃歌 山口義男
  大賀博士御通夜即興吟 釈 星花

  二つの額のことなど 藤川 覚
  大賀ハス発掘碑のこと 菅形由夫
  白髪の童心 市原三郎
  ステテコの先生 村上芳男
  大賀文庫について 大西伍一
  大賀一郎先生を追慕する 井下 清
  蓮の会 小栗 玄
  平和の使者 阪本祐二
  和歌山と大賀ハス 村上六三
  和歌山に先生をお迎えして 湯川綾子

  大賀博士を讃える歌 山本好一
  大賀先生のこと 北の竹俊
  鎌倉とハス 小山冨士夫
  蓮の大賀先生に捧ぐ 木下 甚
  たまゆら 田口荷香
  十日町の織物と先生 瀧沢栄輔
  ハスの記念碑 山内正豊
  闘志と慈愛の人 志摩吉兵衛
  近江妙蓮 平尾庄吉
  近江田中部落と先生 田中源兵衛

  大賀先生の妙蓮研究に想う 田中常尚
  早朝観蓮歌会(守山婦人会短歌部) (三品千鶴 選)
  大賀先生をしのぶ 藤井 駿
  大賀君も思い出 畠山蔵六
  岡山の観蓮節 杉 鮫太郎
  大賀先生と「烏城」誌 藤原芳男
  小西に帰られた先生 脇本珂良
  純真な先生 脇本猪三男
  大賀先生断片 太田寿三
  「大賀伯父さん」の想い出 西沢章三郎
  伯父と本 多賀宗隼
  天から降ってくる 林 保子
  忘れ得ぬ思いで 大賀栄一

 v (式辞・弔辞) 39ページ
  大賀一郎告別式
   式辞 教友 鈴木俊郎
   弔辞 府中市長 矢部隆治
   弔辞 千葉市長 宮内三朗
   弔辞 吉備町長 高木 潤
   弔辞 南満州工業専門学校同窓会伏水会々長
                           水津川利輔
   弔辞 真田正造全集刊行会代表 風間 元
   弔辞 長野県篠ノ井市立東中学校 職員生徒一同

  大賀一郎博士吉備町民告別式 
   お別れの言葉 吉備町長 高木 潤
   弔辞 岡山県知事 加藤武徳
   弔辞 岡山市長 岡崎平夫
   最後の言葉 山陽放送会長 谷口久吉
   弔詞 京都聖書研究会代表・京都府立大学教授
                            小田丙午郎
   弔辞 岡山大学教授 奥村二吉
   弔辞 津山基督教学園理事長 森本謙三
   弔辞 吉備町議会議長 幸原昇平
   弔辞 小西部落代表 森 豊太郎

vi (遺文) 6ページ

  ハスは平和の象徴也 大賀一郎

vii (小伝・大賀ハス発掘記・年譜・著作目録) 68ページ

  「この人の足跡」大賀一郎博士 元朝日新聞論説副主幹
                                白石 凡
  ここを掘ればハスの実が出る 元東京大学農場長
                                高野忠興
  大賀一郎年譜
  大賀一郎著作目録
   1、生物学 植物学論文・蓮・その他
   2、古美術自然科学 当麻曼荼羅・布目瓦・その他
   3、キリスト教
   4、随筆(一般)

あとがき 大賀栄一 3ページ

---メモ---
弼=ヒツ、ヒチ、すけ
関連書

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2013年8月21日 (水)

松井佳一氏の金魚の本

松井佳一氏の金魚の本 ブログで紹介した一覧

 本ブログで紹介した松井佳一氏が著した金魚の本をここでまとめておきます。
 また、同氏に関連する本も併せて書いておきます。

関連する本

---
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2013年8月17日 (土)

「ひめじのさかなとまみずの生物1」 姫路市立水族館 昭和61年 その3

かめ ※4種 1ページ
 スッポン、イシガメ、クサガメ、アカミミガメ
 カメの耳は外から見えませんが・・・

さんしょううお ※4種 3ページ
 オオサンショウウオ、カスミサンショウウオ、イモリ
 イモリは以外にも汚れた水が苦手で・・・

かえる ※6種 2ページ
 モリアオガエル、カジカガエル、アカガエル、ヒキガエル、トノサ
 マガエル、ダルマガエル、ウシガエル

えび・かに・かいなど 6ページ
  スジエビ、ミナミヌマエビ、アメリカザリガニ
  サワガニ、モクズガニ、アカテガニ
 汽水域のエビやカニ
  ミナミテナガエビ、アシハラガニ、クロベンケイガニ
 水田の生き物
  カブトエビ類、ホウネンエビ、カイエビ
 池の生き物
  マミズクラゲ、ヒドラ、コケムシ類
 池や川の貝
  タニシ類、カワニナ、シジミ類

水生昆虫
 省略

水生植物
 アカウキクサ、サンショウモ、イチョウウキゴケ、ホテイアオイ、
 タヌキモ類、ヒシ、ジュンサイ、ガガブタ、トチカガミ、シャジクモ、
 バイカモ、セキショウモ、
 プランクトンとはギリシャ語の放浪者の意味
 トチカガミ トチとは名古屋地方でスッポンを意味する。

播州平野の水生生物
 前頁までに掲載した生物について、県下の呼称、市内・市川・
 船場川・夢前川・天川・揖保川・千種川における個体数の多い、
 ふつう、少ないの一覧表を掲載
 データは1966~1985年姫路市立水族館資料

 魚類の県下の呼称を少し書いておきます。
  ドジョウ/ジョジョ、タナゴ類/カメンタ、ウグイ/イダ、
 オイカワ/ハエジャコ、カネヒラ/カメンタ、カマツカ/スナクイ、
 カワムツ/キモイ、ズナガニゴイ/ウキガモ、
 タカハヤ/ドロバエ、ヒガイ/アカメ、モツゴ/ミゾゴイ、
 アカザ/アカミソ、メダカ/コビンチョ、ヨシノボリ類/テッチン

用語の解説
 イラストで解説

姫路市立水族館の利用
 水族館利用の手引き
  営業時間、料金など
 水族館と社会教育活動 省略
 水族館で見られるまみずにすむ生きもの
  種類名が列記されています。

おわりに 省略

---メモ---
異株=イシュ

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2013年8月14日 (水)

「ひめじのさかなとまみずの生物1」 姫路市立水族館 昭和61年 その2

表紙 オヤニラミ

はじめに 姫路市長 戸谷松司 半ページ

まみずの世界 4ページ
 この小冊子に登場する・・・現在なんとか市内の川や池や沼など
の淡水域でみることができる・・・
 ・・・生息地を具体的に指摘することを避けました。・・・根こそぎ
捕られてしまうと・・・

 播州平野の河川図 
  以下の河川の源流地と河口を記載
  千種川、揖保川、夢前川、船場川、市川、天川、加古川、音水
  湖、銀山湖、丸山川、由良川

 川や池などのすがた
  上中下流の話など

さかな ※42種 17ページ
 1ページに3種程度、カラー写真と和名、科名の後、200文字
 程度の解説文。
 紹介種名を列挙しておきます。
 ニジマス、イワナ、アマゴ、ドンコ、ヨシノボリ、カジカ、アユ、オヤ
 ニラミ、タカハヤ、ナマズ、ギギ、アカザ、ドジョウ、シマドジョウ、
 スジシマドジョウ、オイカワ、カワムツ、モツゴ、ムギツク、カマツ
 カ、ズナガニゴイ、ニゴイ、ウグイ、メダカ、フナ、ヒガイ、タナゴ、
 コイ、シロウオ、チチブ、ウキゴリ、オオクチバス、ブルーギル、
 カムルチー、タイワンドジョウ、ソウギョ、ハクレン、カワバタモロ
 コ、タモロコ、イトモロコ、ウナギ、スナヤツメ

 気になった記述を少し書いておきます。
  タカハヤとアブラハヤの区別見分け方
  ムギツクの摂餌からの方言、イシコツキ
  ズナガニゴイの方言、ウキカマツカ
  ニゴイの方言、キツネゴイ、イダ
  カムルチーとタイワンドジョウの見分け方

---
関連本 地域本

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2013年8月10日 (土)

「ひめじのさかなとまみずの生物1」 姫路市立水族館 昭和61年

「ひめじのさかなとまみずの生物1」 姫路市立水族館 昭和61年 非売品 B6横 P.62

 今回紹介するのは本と言うより小冊子風のガイドブックで、市立水
族館にて頒布されたようです。

 書名が平仮名なので、表紙からは対象が小学校低学年のように
思われがちですが、漢字も多く地域の小図鑑として楽しめます。

 魚その他の紹介のほか、河川別の生息種の一覧表なども掲載さ
れています。また、紹介文では採捕圧を防ぐ配慮がなされています。

紙質は良く、写真はカラーです。
本書は古書界で取引されるような本ではないと思います。

【構成】
表紙
はじめに
目次
 まみずの世界
 さかな ※42種紹介
 かめ ※4種紹介
 さんしょううお ※4種紹介
 かえる ※6種紹介
 えび・かに・かいなど
 水生昆虫
 水生植物
播州平野の水生生物
用語の解説
姫路市立水族館の利用
おわりに
奥付

-----メモ-----
昭和61年=1986年

関連本 地域本

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2013年8月 7日 (水)

「巣をつくる魚 ハリヨの生活史」 池田町教育委員会 昭和61年 その3

ii,池田町湧水域におけるハリヨ
 1.生息地について 5ページ
  池田町の地形概要を等高線と河川名を入れたイラスト図で解説
  中川水系のハリヨ生息地のイラスト詳細図
  杭瀬川水系の変化を明治24年と昭和52年のイラスト図で解説

 2.ハリヨの形態的特徴について 5ページ
  南濃町産、池田町産、滋賀県産について雌雄の体長、鱗板数
  を比較
  池田町産にはセミアルマートウス型は見られない
  4本背棘の出現率など背棘数の解説
  3産地での軟条数、鰓耙数の比較
  体長と背棘及び腹棘長の関係図、体長と体高、体長と頭長の
  関係図を解説

 3.ハリヨの生態 10ページ
  a 生態学的研究の現状
   世界での研究を紹介

  b 中川水系の状況
   中川水系の概要を湧水池、川の断面図、2月と8月の温度
   分布図、営巣地のイラスト図で解説
   水温、PH、BOD、T-N、T-Pの水質表を掲載、

  c 生殖期の生態
   ※この箇所が本報告書の主部だと思います。
   冬季の水温、営巣の分布図、営巣場所の考察、1月と6月
   での体長別頻度図、一腹卵数と一巣卵数、卵径比較図

  d 生殖活動についてのまとめ
   前記の総括を箇条書き

 4.ハリヨの行動 7ページ
  a 行動学とトゲウオ
   世界での行動学について解説

  b 生殖行動、巣、配偶、育児
   ・・・ティンバーゲン(Tinbergen)に多くを依りながら述べてみ
   よう。・・・
   1ページを使いイラストで砂掘りから水煽りまで10図で専門
   語を使わず平易に解説
   配偶行動から育児行動までの日数

  c 攻撃行動、テリトリー維持とその意味
   ・・・自分のテリトリー内だけで相手より優位なのであって、他
   者のテリトリー内では完全に負けるという相対的な関係にあ
   る・・・
   ・・・原則として攻撃は相手のエラブタ(硬い表皮)をつつくこと
   が多く、相手の急所を狙うということない
   前腹面を赤く塗った木製のもので、その中におもりを入れた
   ダミーを釣り棹で吊した観察
   攻撃行動の5パターンをイラスト解説

  d 新しい展開を
   日本での行動学的研究のためにもトミヨ生息地の保存が必
   要と述べている。

iii,保護活動について 5ページ
 1.保護のための条件と方法
  伏流水の保護と汚染水の流入阻止、現状の浄化について記述

 2.いかにして保護活動をすべきか
  永続的に維持できる保護体制の必要性についての3つの提案。
  ここでは住民と言っており、後に言うような小学生の参加には
  言及していない。

 3.郷土の財産
  土地、町、文化についての話し

参考文献 4ページ
 国内外の文献を紹介

付記
 3-bと同じ水質データを掲載

以上でこの本の紹介は終わりです。

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ほかの公共の報告書


2013年8月 3日 (土)

「巣をつくる魚 ハリヨの生活史」 池田町教育委員会 昭和61年 その2

発刊にあたって
  飛騨濃水の岐阜県は・・・八幡地区自噴池に生息している県
 指定のハリヨについて、・・・冬季の渇水等による死滅を苦慮し
 ています。
  ・・・三重県多度町にお住まいの日本魚類学会 森誠一先生
 の指導、実態調査に基づき・・・
     昭和61年3月  池田町教育長 遠藤幹雄

口絵 白黒写真 2ページ
 中川のハリヨ、中川における生息地、八幡の湧水地、
 ハリヨ保護の立看板

はじめに 2ページ
  私は1981年にハリヨを中心にトゲウオの研究に着手し、池田町
 のハリヨを1983年5月から調査し始めた。・・・ハリヨは現在、行政
 区画的にいうと日本全体で一市七町に生息すると考えられるが
 ・・・。

  この小冊子の中心目的はハリヨ保護のための、ハリヨとはいか
 なる魚であり、その生息することの意味、またいかに希少である
 かということを、さらに保護すべき魚種であるということを少しで
 も多くの人々に知ってもらうことである。・・・

  ・・・ハリヨは保護なくしてはこの土地から消滅してしまう魚種で
 あることを強調しておきたい。しかも、そらは全く人間の手に委
 ねられている。・・・

    森誠一 (三重大学水産学部)

i,ハリヨという魚 8ページ
 ハリヨの点描、トゲウオの分類表、世界のトゲウオのイラスト、
 世界の分布図
 鱗板位置によるトラキュラス型(trachurus)、セミアルマートウス
 型、ロイウラス型(leiurus)をイラストで解説

 イトヨ属の日本における分布図で遡河型イトヨ、淡水型イトヨを解説
 若狭伊勢湾線上の水系図で50年間でのハリヨ生息地域の減少
 (約1/4))を説明

 これらハリヨ分布の激減は、・・・ヨーロッパ、アメリカではよく繁栄し
 ている魚種なのである。それが日本では絶滅に瀕するのは人間と
 の関わりによっている。その最大の直接的原因は湧水の涸渇とい
 ってよい。・・・

 ハリヨは・・・比較的冷水を好み20℃以上の水域を避ける傾向に
 ある。・・・、岐阜県下の湧水温度はほお年中15℃で一定である。

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