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2013年6月 2日 (日)

「ハスの研究」 豊田清修 有明書房 昭和56年 その3

第3章 ハスの生理・生化学 30ページ
 1.ハスの実のガス分析 省略
  A.ガス分析の方法 省略
  B.分析に用いる薬品,器具 省略
  C.二酸化炭素と酸素の定量 省略
  D.ガス分析の結果
   先の7段階区分の内、4~6段階についてCO2とO2の量
   を掲載
   新旧の果実についても掲載

 2.根茎の気道内のガス分析
  CO2とO2量を掲載
  空気に近い数字から、気道を通じ外気と通じていることが
  うかがえる。

 3.ハスの呼吸 省略
  A.葉における呼吸
  B.根茎における呼吸
  C.種子における呼吸
  D.芽生えの呼吸

 4.種子のクロロフィル 省略
  A.クロマトグラフィー
  B.吸収曲線による判定
  C.ハスの幼芽におけるクロロフィルaとbの量比
   a.ペーパークロマトグラフィーによる
   b.光学密度から連立方程式による
  D.ハスの果実と光の透過率
  E.植物種子のクロロフィル

 5.ハスのアルコルビン酸 省略
  A.種子のアルコルビン酸
  B.芽生えのアルコルビン酸
  C.葉におけるアルコルビン酸
  D.ハスと他の種子のアルコルビン酸含有量の比較

 6.ハスの種子とアルコール 省略
  A.ハスとその他の種子におけるアルコール
  B.ハスその他の種子の無気呼吸におけるアルコール
  C.ガスクロマトグラフによる分析
     (参考)アルコール研究のきっかけ

 7.ハスと他の植物種子の無気呼吸における水素の発生 省略
  A.種子とそのホモジェネレートにおける水素発生
  B.光の影響
  C.空気混入の影響
  D.Renwickらによる高等植物での水素発生

 8.ハスのアルカロイド 省略
  A.Nelumbine
  B.その他のアルカロイド
  C.妙蓮,検見川ハスのアルカロイド

第4章 古生と現生のハス 26ページ
 1.古生のハス
  金沢大学の松尾邦秀が1954年に葉の化石を発見。
  果実は腐敗によりほとんど化石にならない。

 2.現生の古いハス
  シナバスは明治9年に中国から輸入されたとする文献あり。
  A.青蓮
   ジョウレン 花弁が緑
   因果経に出ている。
   奈良での栽培地を記載

  B.大阪枚岡市の原始蓮
   古事記の日下江のハスではないか
   稲田清吉、西川政五郎氏による保護の話
   三木茂氏の巨椋池に自生していたハスの話

  C.自然ハス
   脇坂誠氏によると昭和22年ごろ、京都府長岡天神の池
   にあった。

  D.普蘭店のハス
   鎌倉光則寺、横山邦雄住職所有のの果実を発芽させた

  E.検見川出土のハス
   発芽、開花に対する疑問を提起している。

  F.鎌倉源平池出土のハス 省略

 3.新古ハスの実の発芽と生長の差異
  A.発芽率の相違
   出土したものは100%
   深沢産で20~80%
   この理由を解説

  B.生育状態の相違 省略

 4.ハスの実の埋没と発芽
  A.ハスの実の埋没試験
   深沢産ハスを1年4カ月埋めた後の発芽率。
   5000年以上前に堆積した地層から、生命力を有する果実は
   発見されていない。

  B.アメリカでの種子埋没試験
   1897年 Beal氏の50年後の発芽実験について記述

  C.加圧,経年によるハスの実の形態的変化 省略
   a.果実の耐圧試験と生命力
   b.圧力機によるテストと土圧

 5.ハスの実の生死と概略年数の判定
  A.生死を判定する法
   果実を傷つけず肉眼で観察し、判定する方法を記述。

  B.概略年数を調べる法
   完熟後15年以内の果実に限り、観察や簡単な測定で
   算定できる。

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