「ハスの研究」 豊田清修 有明書房 昭和56年 その4
第5章 行田出土のハス 25ページ
1.発掘より開花まで
昭和46年、ごみ処理工場建設のための掘削により誘引された。
開花は昭和48年で、本数、葉の大きさ、開花数等を時系列で
紹介
2.発芽生長した行田ハスの形態
A.全形
中バスに属する
B.葉
大きさと葉心角を記載
C.花
色はピンク、直径、花弁数を記載
D.果実
生長開花したものから得た145個の果実について、重量、
短径/長径の比、比重を掲載
E.子房果の数 ※ウカンムリに果
生育年と果実数の関係等を記述
F.根茎の断面
普通の蓮根との比較を記述
3.出土したハスの実の形態
昭和49年3月25日から採集したハスの実85個の計測値を記載
4.新旧果実の形態比較 省略
5.行田ハスの実の化石
地下2mぐらいの泥層から採集された。
6.行田ハスの実のき裂についての実験
A.日光照射によるき裂
シナバスとの比較実験
B.果実の微細構造
シナバス、誠バスとの比較。さく状組織の厚さに着目、数値を
掲載
7.行田ハスの実の年代測定
一緒に出土した土器からの考古学的な鑑定値とアイソトープ
測定値を掲載
8.古代種子発芽についての異説 アリの運び 省略
9.移植した行田ハス 省略
A.神奈川歯科大で開花
B.三渓園,大船フラワーセンターで開花
10.行田ハス出現のなぞを探る
土中であったこと、き裂が生じやすい果実であったこと、掘り起
こされた時期、地形等について解説。
第6章 ハスの栽培法 9ページ
1.果実よりの発芽,栽培法
下端だけ切る方法もあるが、上下の区別がわかりにくい。
上下の見分け方を記載
2.蓮根からの栽培法
A.観賞用あるいは実験用
1坪当りの蓮根を植える量、泥土の深さ、水深を記述
B.食用バスの栽培 省略
C.病害とその対策
a.アブラムシ被害 省略
b.斑点病 省略
c.褐班病 省略
d.腐敗病
Fusarium属菌、Pythium属菌の症状を解説
上越市高田公園と鎌倉源平池の病状を記述
e.その他の原因 省略
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