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2013年4月 6日 (土)

魚紳士録 下巻 木村重 緑書房 昭和58年 その9

牙を持つ魚 タチウオ 7ページ 省略
 タチウオ学
 タチウオの生態
 オシロイタチなど

中国伝承の奇魚・怪魚 10ページ
 ※文中に出てくる書物名だけ書いておきます。

 前言
  異魚図賛、異魚図賛閨書、太平御覧

 中国の参考書
  古今図書集成、禽虫典

 山海経の怪魚

 奇想天外の魚たち
  嶺表録異、三才図会、坤与図説、臨海水土誌
 ---メモ---
 坤=コン、ひつじ

貝塚の魚たち 10ページ 省略
 貝塚とは
 魚の種類
 釣針

ウナギ百科 10ページ
 ウナギの各国名
  Anguilla japonica 属名はラテン語のヘビ状のこと
  ウナギの語源を紹介

 生態
  雌雄の差の話

 発生と養殖
  山本喜一郎教授の話
  育っていく間の名前の変遷
  日本での養殖の始まり 服部倉治郎

 料理一束
  蒲焼の語源、土用の丑の日の始まりの話
  うな丼の始まりの話

ミニ魚列伝 10ページ 省略
 前書き
 ミニミニ魚
 日本のチビ魚
 海のチビたち

古代魚 リコプテラ 9ページ 省略
 中国大陸の古生物会
 リコプテラ魚の出現
 リコプテラの仲間

うさぎ魚 アイゴ 9ページ 省略
 年頭の辞
 アイゴのあらまし
 多い地方名
 日本近海産の仲間
 行状記
 毒腺と雑談

中国特産の銅魚 8ページ
 岸上博士、死の採集行
  揚子江流域の踏査
  上海、南京、漢口、宣昌、帰州、重慶、成都
  ・・・この採集旅行は「川魚風土記」に記したし、・・・林房雄氏の
  「緑の水平線」なる著作にも詳しく書かれた。
  ---メモ---
  蜀犬日に吠ゆ
  蜀は山地で雨の降ることが多く、太陽の出ている時間は少ない
  ので、日が出ると犬が怪しんでほえるという柳宗元の「答韋中立
  論師道書」によることわざから無知のために、あたりまえのこと
  に疑いを抱くたとえ。見識の狭い人が賢人のすぐれた言行を疑
  い、非難するたとえ。

 銅魚族
  以下の魚について形態、生息域、産卵等解説
  長条銅魚 Coreius cefopsis 属名は銅色に由来、種名はクジラ
                    のように長い意味
  鴿子銅魚(ハトウオ) C.styani 種名は英国生物学
  任氏銅魚 C.zeni 種名は任という姓の人名に由来
  北方銅魚 C.septentionalis 種名は北方の意味

 なぜ上流にだけ 省略

奇妙なソコダラ連 6ページ 省略
 墨汁ダラ
 深海のタラ
 甘いタラ

淡水のハゼたち 7ページ
 ハゼの略言
  クモハゼ科、カワアナゴ科、カジカ科の簡単な識別方を解説

 ヨシノボリとカワヨシノボリ
  雌雄差、産卵習性の話
  ヨシノボリの地方名 ゴリ、イシブン(琵琶湖)、グズ(山陰)
  カワヨシノボリの地方名 ゴリ、イシモチ(関西)、イシビン(琵琶
                 湖)、イシブシ(石伏)

 イサザ
  雌雄差、産卵習性の話
 ドンコ
  産卵の話
  地方名はドロボウ、ウシヌスト、ドマン、ヒョウタン、ゴオソ、ダブツ
  ・・・雄が少なくて、雌の半数ほど。

暗闇の紳士 メクラウオ 7ページ 省略
 地底のメクラウオ
 鍾乳洞の盲目魚
 その他のメクラウオ

超高原秘境の魚たち 7ページ
 ネパール寸評 省略
 魚族の一
  以下の種の特徴、生息地、地方名等を解説
  Barbus hexagonolepis 種名は六角の鱗の意味
  Barbus tor インドでマハシール
  Cirrhina reba 属と種名は硬い唇の意味
  Duptychus maculatus 唇が二重で斑点のある魚の意

 魚族の二
  Oreinus richardsonii 種名は英国の魚学者の姓

あとがき
 ・・・水界にすむ魚は捕ったり、増殖したり、食ったりと利用本位
 に考えられてきた。・・・語る口を持たず、記すわざを知らぬ魚に
 代わって、大和朝廷当時あった語部(かたりべ)の役を試みたの
 がこの「魚紳士録」。
 ・・・終わりに格調の高い趣味と教養にとめる諸紳士、淑女諸位に
 敬意を表しつつ。
                    著者
  ※「あとがき」は文面から続編からのと思われる。

編集後記
 「魚紳士録」はご存じの通り、月刊フィッシュマガジン創刊号
 より始まり、・・・。
 ・・・昭和46年に「魚紳士録」(17扁)、昭和48年に「続/魚紳
 士録」(15扁)として、その一部を編纂し刊行した。
 昭和53年3月19日に著者の木村重先生も逝去されたが・・・。
 ・・・本書のさし絵の一部は、・・・松原喜代松先生著「魚類の
 形態と検索」よりお借りした・・・

著者略歴 省略
奥付

今回でこの本の紹介は終わりです。
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