アクアジャーナルの一覧 1994~1995
アクアジャーナルの一覧 西暦、元号、通巻、月号、特集
アクアジャーナルの発行年、通巻、特集の一覧データがネット上では意外にないので、まとめてみました。
昨今の水草レイアウトブームを作ったADAこと(株)アクアデザインアマノから出版されている唯一の水草専門月刊誌がアクアジャーナルです。
一覧を作ってみて判明したことは、途中で発行が途切れていたことでした。1999年(平成11年)の7月以降は11月号の1冊、翌年の2000年(平成12年)では12月号の1冊だけとなっています。休刊期間は概ね1年半です。
この原因が、時代的には1986年(昭和61年)にバブル景気が崩壊し、2002年(平成14年)からのいざなみ景気の間で、景気が末期症状に近い時期と重なる、と言うのは考えすぎでしょうか。
レイアウトの変遷を少し
それまでには、和泉克雄氏や山崎美津夫氏が水草に注目してはいましたが、レイアウト中心ではありませんでした。
1984年(昭和59年)頃になると、長野県にある(有)グッピーの山田洋氏が水草によるレイアウト、氏の言葉ではアクアートを広めました。
1986年(昭和61年)頃からは吉野敏がオランダのダッチアクアリウムの概念によるレイアウトを導入しました。それは今の水草育成と同じ、二酸化炭素CO2添加と強力な照明によるレイアウトでした。
二酸化炭素の溶解については、当初、東南アジアの水草ファームで行われていたプラスチックケースを逆さに浮かべその中に直接添加する方式を取っていました。
その後はタブレット、プッシュ式ボンベ、カーボン電極方式、発酵方式等へ移行したと思います。また、ドライアイスまでも使われていました。
ADAの天野尚氏はこの二酸化炭素の添加方法を、独自の製品により誰もが容易に行えるように開発し、水草レイアウトと言うひとつの分野を確立したと思います。
---メモ---
バブル景気は、1986年(昭和61年)12月から1991年(平成3年)
2月までの51か月間
いざなみ景気は、2002年(平成14年)2月から2007年(平成19年)
10月までの69ヶ月間
リーマンショックは、2008年(平成20年)9月
アクアジャーナル一覧
【1994】H6 No.1~No.6
1. 7月号 BASIC NATURE AQUARIUM ※創刊号
2. 8月号 風を感じる体感レイアウト
3. 9月号 掌中水景
4. 10月号 AQUA MUSIC
5. 11月号 透明な劇場
6. 12月号 山水図3D化計画
【1995】H7 No.7~No.18
7. 1月号 暖色系の水草で温かい冬
8. 2月号 Mr.Big!
9. 3月号 The Criptocoryne Garden note's (クリプトコリネ育成法)
10. 4月号 流木の迷宮
11. 5月号 草原の深呼吸
12. 6月号 Product NIPPON
13. 7月号 60センチの冒険-前編-
14. 8月号 60センチの冒険-後編-
15. 9月号 大自然から学ぶ
16. 10月号 カラシンの森
17. 11月号 侘び・寂びの世界 第一幕 シダ
18. 12月号 魅惑のシクリッド
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熱帯魚雑誌 創刊年 一覧
アクアジャーナルの一覧 2013~2015 その6
アクアジャーナルの一覧 2009~2012 その5
アクアジャーナルの一覧 2005~2008 その4
アクアジャーナルの一覧 2001~2004 その3
アクアジャーナルの一覧 1996~2000 その2
天野尚氏は、2015年(平成27年)8月4日死去 61才
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