« 「国指定天然記念物ミヤコタナゴ 保護育成計画調査報告書」 横浜市教育委員会 昭和61年 その2 | トップページ | 「国指定天然記念物ミヤコタナゴ 保護育成計画調査報告書」 横浜市教育委員会 昭和61年 その4 »

2012年12月 1日 (土)

「国指定天然記念物ミヤコタナゴ 保護育成計画調査報告書」 横浜市教育委員会 昭和61年 その3

3.放流生息地の実態 7ページ

  •  栃木県大田原市の視察と「ミヤコタナゴ保存会」会長、大島博の話をとりまとめた。

 3-1 保護地設定以前の生息状況

  • 湧水の話
    昭和46年2月から3月、栃木県水産試験場の調査での生息尾数等

 3-2 保護地の設定とその前後の生息状況

  •  昭和49年2月 造成工事完了。
              地下水の温度調整のため、深さ1.2m位の
              保温池が設けてある。
  •    〃  28日 掻い掘り調査
              魚種名と尾数の表を掲載。ミヤコタナゴは
              93尾、マツカサガイは309個であった。
  • 昭和49年3月18日から9月5日にわたり周辺水域から移植。ミヤコタナゴは294尾、マツカサガイは1354個。

 3-3 その後の経過

  • 昭和50年2月12日 掻い掘り調査 ミヤコタナゴは290尾、
                人工増殖166尾放流
  • 昭和52年4月12日 調査 ミヤコタナゴは160尾
                大島氏の提案で人工河川に水を流す
                のを止め、自然河川を主にした。
  • 昭和55年3月17日 掻い掘り以外の調査でもミヤコタナゴは
                1,493尾得られた。推定10,000尾とされ
                る。

 3-4 環境条件

  • ・・・仔稚魚の成育場、冬季の越冬場としての機能を持つ保温池の造成により、さらに収容能力が増加している。

 3-5 維持管理

  • ・・・大島氏は、近年まで、この岡和久堀の水を使ってコイの養魚を営んで・・・

4.屋外放流池環境条件 7ページ
 4-1 地形,水深,流速

  • ・・・一般に、魚の定常遊泳速度は、体長をLとすると、2~3L/秒といわれる。・・・。最高遊泳速度は10L/秒に達するが・・・

 4-2 水温,水質
 4-3 底質
 4-4 餌,共在生物 ※誤植 共存
 4-5 敵,競争者

  • ・・・二枚貝の敵としては、大田原市ではドブネズミが問題となっていた。・・・ ミヤコタナゴの競争者としては、まず、タナゴ類が挙げられる。・・・
    タナゴ類の産卵期の一覧表を掲載 1~2月が安全としている。

 4-6 その他の留意事項
  法的規制
  管理について
   人間からの保護
    採集圧と不要魚放流の話
   日常の維持管理
    大田原市の体制を図で掲載

« 「国指定天然記念物ミヤコタナゴ 保護育成計画調査報告書」 横浜市教育委員会 昭和61年 その2 | トップページ | 「国指定天然記念物ミヤコタナゴ 保護育成計画調査報告書」 横浜市教育委員会 昭和61年 その4 »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 「国指定天然記念物ミヤコタナゴ 保護育成計画調査報告書」 横浜市教育委員会 昭和61年 その2 | トップページ | 「国指定天然記念物ミヤコタナゴ 保護育成計画調査報告書」 横浜市教育委員会 昭和61年 その4 »

ブログ村

  • にほんブログ村 観賞魚ブログ 熱帯魚へ
無料ブログはココログ