「国指定天然記念物ミヤコタナゴ 保護育成計画調査報告書」 横浜市教育委員会 昭和61年 その2
はじめに
ミヤコタナゴは、淡水産の美しい小魚で、国の天然記念物に指定されている。神奈川県内では、すでに絶滅していると考えられていたが、昭和51年、横浜市港北区勝田町の権田池において生息が確認された。・・・・一方、昭和54年に市内の池沼を調査したが、ミヤコタナゴの生息は認められなかった。・・・
そこで、ミヤコタナゴを市内の屋外、屋内の施設に保護することを前提に、そのためも条件、施設等について調査を行うこととした。・・・・
横浜市教育委員会社会教育部
文化財課長 永田幸雄
1.ミヤコタナゴとは 4ページ
告示番号、大臣名、官報番号、生息県を記載
(1)名称
- 命名年、命名者を記載
- 地方名としてベニタナ(群馬県城沼)、ナナイロ(♂)・シランチョ(♀)(埼玉県所沢)、ミョーブタ(千葉県小浜)、ジョンピー(千葉県勝浦)、オシャラクラブ(♂)(栃木県大田原)
横浜市内綱島近辺でもナナイロと呼ばれる魚がいたとのことであり、ミヤコタナゴを指すものと思われる。(大内)
(2)分布
- 神奈川県では戦前に川崎市木月鶴見川支流で採集されたデータがあるが・・・・
(3)形態
平常時の一般形態
1).体長
2).体形
3).特徴
繁殖期の特徴
1).雄
2).雌
(4)生態
1).生息場
- ・・・生息地では川幅が次第に拡がると、ヤリタナゴの数が増加する傾向にある。
2).食餌
3).産卵
- ・・・横浜市内で発見されたミヤコタナゴの生息していた池内からは、40~120m程度のドブガイが数多く発見されており・・・
4).成長
2.屋内飼育条件 6ページ
・・・ある程度成長した段階のものについての飼育条件を述べる。
2-1 設備
a.水槽
b.濾過装置 イラストあり
c.瀑気装置
d.加温、冷却装置
e.その他 水草と底砂の話
2-2 管理
濾過装置の準備
水
日常管理
- ・・・餌は、ニジマス稚魚用配合飼料(ペレット状)を用い・・・ ※本当かな?
濾過水槽等の洗浄
- ・・・飼育が順調であれば、洗浄は半年に1回ぐらいしか行わなくてよいはず・・・ イラストあり ※上部濾過での話だけど??
二枚貝の管理
- 循環濾過方式の水槽では、プランクトンが発生できないので、二枚貝の餌がなく、二枚貝は飼育できない。
プランクトンの与え方を試行錯誤の道の問題としている。
2-3 その他の留意点
県淡水魚増殖試験場からの持ち出し許可などの話
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