「ランチュウと金魚」 石川亀吉・新井邦夫 共著 誠文堂新光社 昭和41年 その8
金魚の害敵 4ページ
チョウ(魚虱 ウオジラミ)
チョウの駆除
BHC水和剤で簡単に駆除
神奈川県水産指導所の片岡技師
ディプテレックス水溶剤80
イカリムシ
ディプテレックス
バイジット乳剤(M・P・P乳剤)
金魚の健康診断 2ページ
魚の遊泳状態
皮膚の損傷または出血
呼吸について
食欲について
金魚の病気とその治療 10ページ
以下の病気の原因、症状、治療法を掲載。
塩酸キニーネ、マーキュロクロームなどの水溶液の作り方が
よく書かれている。
ハクテン病(白点病、イク)
キロドン病
コスチア病(白雲病 しらくも)
サイクロキーター病
下関水族館の堤俊夫技師他名によるネグポンの事例紹介
ギロダクチルス病
ウキブクロ病(鰾病)
カンボウ(寒冒、凍傷病)
ガス病(気泡病)
・・・尾ヒレの先端に気泡ができ(業者はこれをヒレ焼けという)・・・
水生菌病(綿カブリ、ソブ、スレ病、水カビ病)
マラカイト・グリーン使用についてよく書いてある。
リツリン病(立鱗病、松かさ病)
フラゾリドンの研究の話
腸の疾病
便秘
硫酸マグネシウムの使用法
腸炎
治療薬の知識
食塩
・・・病原体のついた粘液を取りのぞく効果・・・
硫酸銅
・・・この薬は100gにつき35~40円ぐらいである。
氷サク錯酸 ※氷醋酸
・・・この薬は100gにつき30円ぐらいで入手できる。
サルファメラジン(またはロメジン)
サルファメラジンは100g 200円、ロメジンは100g 300円
ぐらいで入手できる。
マラカイト・グリーン
・・・長野県水産指導所で、ニジマス卵の消毒に使用して
以来かなり普及して・・・
100g 160円という安価な薬であるから・・・
塩酸キニーネ
アクリナミン(商品名メパクリン、キナプリン)
各種抗性剤について ※抗生
- ペニシリン、ストレプトマイシン、テトラサイクリン(アクロマイシン)、オーレオマイシン、テラマイシン、クロロマイセチンなどの話
殺菌剤について
フラゾリドンの使用法
・・・サラシ粉(カルキ、クロールカルキ)は石灰乳の中に塩素を
吹き込みつくられるが・・・
BHC水和剤、デプテレックスの話
冬囲いと夏季の日覆い 4ページ
冬囲い
夏の日覆い
厳寒地
東北でのランチュウの冬越し
佐藤良蔵 弘前らんちゅう会
金魚生産地の紹介 石井五一郎 2ページ
執筆者は東京都淡水魚養殖組合長
愛知県海部郡弥富町、奈良県郡山市、四国土佐、東京都の
池面積、組合員数、水揚げ尾数など
吾輩は金魚である(むすびにかえて)
・・・つまり、誰かが金魚の代弁者となって、”吾輩は金魚である”
と金魚の心情を吐露すべきと考え、本書を公にしたしだいで
ある。・・・
昭和四一年二月の春 著者・粕谷にてしるす
以上でこの本の紹介は終わりです。
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