「秋山吉五郎翁」 吉澤寛夫 昭和5年 その4
二、翁の少年時代
一、翁の出生
明治元年7月13日
二、翁の入學
当時の教育の様子、寺小屋文智堂
三、親父の逝去
感電死
四、船大工の徒弟 省略
五、正直の決心 省略
六、翁の病氣と先天的趣味 省略
三、翁の靑年時代
一、秋山家に養子
- ・・・・南葛飾郡砂村大塚新田秋山佐太郎氏は服部家とは商賣取引から懇意の間柄で・・・・
二、秋山家
維新後の戸主の特典、養子の理由
三、白魚の買出し
四、生きた教訓
白魚 1チョボ(二十匹)の値段掲載
大工、土方、植木屋、農家の手伝いの日当記載
金の勘定、疋勘定を掲載
五、金魚屋を始む
砂村(砂町)から千田町への経緯
堀口磯吉氏
六、其當時の利益
並物、小琉、小鯉、二寸鯉、三歳琉、和金三歳二十匁、
和金下物の金額を掲載
四、人格の修養期
一、堅い決心 省略
二、翁と高利貸の婆さん 省略
三、翁と勝負事 省略
四、先代高橋翁の教訓
卸先の高橋鐵二郎氏の話
五、川並の喧嘩 省略
六、翁の自省と實行 省略
七、翁と其容貌 省略
五、困厄時代
一、夫人を迎ふ
龍谷家から
二、翁の奮闘
この時期の金魚の値段を掲載
三、養魚場擴張
養母の死
四、翁の病氣 省略
五、夫人の奮闘 省略
六、販賣の方に努力
米国への輸出 横浜の細田清重氏
同業者 本郷の吉田新之助氏
七、榮吾氏の出生 省略
-----メモ-----
第二章メモ
許り=ばかり
燹=セキ、キ、のび 野火のこと
兵燹=へいせん 戦争による火災
箴=シン、はり、いましめ
輦=レン、てぐる
轂=コク、こしき
輦轂=れんこく 輦轂の下=天子のおひざもと。
皇居のある地。首都
束修=そくしゅう 入学・入門の際に弟子・生徒が師匠に対して納めた
金銭や飲食物のこと。
聟=むこ
盡=ジン、シン、つくす
囑目=人の将来に期待して、目を離さず見守ること。
哺=はぐくむ
帛=ハク、ビャク、きぬ
齎す=もたらす
佛に=ほとけに
敏い=さとい
怎=シン、ソモ、いかで
怎麼=そもさん
捗しい=はかばかしい
蘖=ゲツ、ゲチ、ひこば
萠蘖=ほうげつ 種子から生じた芽と切り株から生じた芽。
第三章メモ
粉糖三合の假令=ふんとう けりょう
外萬藾死=??らい?
利鎌の月=とがまのつき 三日月よりももっと研ぎすまされた
月のこと
紅燈綠酒=こうとうりょくしゅ 歓楽と飽食に明け暮れること。
木強漢=ぼくきょうかん 一徹な男。武骨な男。
第四章メモ
譚って=はなし?
くさかんむり+孚=フ、ヒョウ、うえじ
餓(くさかんむり+孚)道=がびょう 餓死した人
空々寂々=くうくうじゃくじゃく 何も考えないさま。
偖=さて
罩=こめる
至誠=きわめて誠実なこと。
搖籃=ようらん 物事が発展する初め。
第五章メモ
琴瑟相和す=きんしつあいわす 夫婦の仲がきわめて
むつまじいことのたとえ
« 「秋山吉五郎翁」 吉澤寛夫 昭和5年 その3 | トップページ | 「秋山吉五郎翁」 吉澤寛夫 昭和5年 その5 »
« 「秋山吉五郎翁」 吉澤寛夫 昭和5年 その3 | トップページ | 「秋山吉五郎翁」 吉澤寛夫 昭和5年 その5 »
コメント