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2011年1月

2011年1月15日 (土)

「熱帯魚と水 第一巻」 縄船繁蔵 大阪熱帯魚協会 昭和32年 その5

附録
 ネオウォーターゲン
  ・・・魚の必要な要素を与える水質の元であります。・・・
  効能
  使用法
   純海水魚や半海水魚への使用法も書いてある。
  保管法
  愛好家の声 

 ママー

 ・・・愛好家よりもっと簡単にして優秀なインクルグリア(※インフゾリア)が出来、グリンウォーター(※グリーン)が出来ないものかとの熱望に答え、今日より二年前に之が完成を見・・・

 ママーは熱帯魚の優秀な粉餌でありまして同時にインフゾリアをつくる素であります。

  効能
  使用法
  注意
  愛好家の声

 発売元 大阪熱帯魚研究所
 全国取扱所芳名(※店名以外省略)
  神戸水族館
  永楽屋(京都市)
  名古屋ジャポン熱帯魚研究所
  オリエンタル中村百貨店熱帯魚部
  金沢西南観魚場
  阿波愛鳥園
  札幌熱帯魚会

 定価
  ネオウォーターゲン 500cc入 1瓶 300円
  ママー        10g 入 1瓶 300円


以上でこの本の紹介は終わりです。

2011年1月13日 (木)

「熱帯魚と水 第一巻」 縄船繁蔵 大阪熱帯魚協会 昭和32年 その4

  九、鯉科の項

   スマトラの巻
    A スマトラ飼育法と水
    B 雌雄の判別法
    C スマトラの採卵法
    D 産卵後の処置
    E 稚魚の育て方

     ・・・簡単にして稚魚を100%育て上げ得る方法を鋭意研究に過去十年間続けて参りましたが、一昨年之が完成しに達し・・・「ママー」と命名し・・・

    F 稚魚の育て方新方法
     「ママー」の使い方を説明している。  

  ┼、闘魚科の項
   ベタの巻
    A 飼育法
    B ベタの産卵
     一、容器の選び方
     二、産卵の仕方
    C 産卵後の処置  

  十一、カラシン科の項
   ヘッド・アンド・テイル・ライト・フィッシュの巻
    A 飼育法
    B 雌雄の見分け方
     雄のシリヒレに横一のしるしがある
    C 産卵の仕方
    D 稚魚の育て方

2011年1月12日 (水)

「熱帯魚と水 第一巻」 縄船繁蔵 大阪熱帯魚協会 昭和32年 その3

四、光線

・・・地球上のしんら万象生きとし生けるもの全てを恵み育てゝ下さる神の恵みは太陽の光線である。・・・

   採光の方法
   電球

五、餌

・・・やはり智恵ある愛情の問題として水質にも大いに関係があるので・・・

   イトミミズ
   ミヂンコ

・・・エンゼル等を産卵させようとする場合は、イトメを使用するのと、ミヂンコを使用するのとでは比較にならない程ミヂンコの効果は良成績を上げるものである。・・・

    ミヂンコ保存方法
    多量に与えない事
    野生の儘の水もろとも入れない事  

六、病気
   白点病
    原因 何ぜ白点病になるのでしょう
    処置  

七、胎生魚の項(グッピーの巻)
   グッピーの殖し方  

八、シクリット科の項
   エンゼルフィッシュの巻
    A エンゼルの飼い方
    B バランストアクアリウム
    C 夫婦の取り方
    D 雌雄の見分け方
    E 産卵の容器に付いて
    F 産卵
    G 産卵後の処置
    H ふか
    I 親子を離す時期

2011年1月 5日 (水)

「熱帯魚と水 第一巻」 縄船繁蔵 大阪熱帯魚協会 昭和32年 その2

はしがき

 最近とみに熱帯魚の隆盛時代を呈するに至りまして・・・・・。

 私(著者)は、兵庫県の産で、・・・・雑多の紹介、或いは直接相談にみえ、之が応答に過去約十年間暇がありませんでした。

 ・・・・・

 私は僭越ながら僅かの体験を基に致しまして・・・・水の研究を進めて行きたいと念願し筆を執った次第であります。・・・・

第一節 水
 一、総論
  A、海水 省略
  B、海水の成分

  ・・・であるから海水を淡水に変える事の成功出来る人が現れたなら恐らく其の人は人類にとっての一大貢献者としてノーベル賞を受くるものと呼ばれている所以である。・・・

  C、熱帯魚のすむ水の動静
   水の停止 腐る話
   正しい飼ひ方と心得

  ・・・魚の飼育にも正しい水の基礎知識を持ち、智恵ある愛を以ってかゝらねばなりません。

  一、使用水
   水道水
    「カルキ」を抜く処置
     A ハイポの話
     B 汲み置きと使用する容器の話

   井戸水
   川水
   雨水

  

  二、容器

 亜鉛引鉄板製の容器は、エナメルの錆止めはげてイオン毒素が水質を悪化させる。

   容器の安全処置
   セメンの灰汁を抜く方法

  

  三、水草
   必要性の説明
   一、バアリスネリア ※バリスネリア
   二、ジャイアントサジタリア 掲載写真はアマゾンソード
   三、カボンバ
   その他種名だけ列挙

  アナカリス、マツモ、ミリオフィラム、ニテラ、ルドウィシヤ(ルドウィジア)、ヘアーグラス、クリプトコライン(アマノ風 クリプトコリネ)、ハイグロフィラ、コウホネ、ウォータースプライト、アマゾンソード、レイスプラント(レース)、テイカンス(?)、リシア、アポノゲトン、ウォーターレタス、ウォーターファン、ウォーターヒヤシンス

2011年1月 4日 (火)

「熱帯魚と水 第一巻」 縄船繁蔵 大阪熱帯魚協会 昭和32年

「熱帯魚と水 第一巻」縄船繁蔵 大阪熱帯魚協会(大阪熱帯魚研究所内) 昭和32年8月15日發行 四六判 P.83 定価200円 箱付

 この熱帯魚飼育書は非常に珍しい本だと思いますが、それは東に住む当方の感覚であって、西の方からみれば「あぁ、知ってるよ」なんて言われるかもしれません。

 著者は終戦後、水産界に身を置いたと「はしがき」で記しています。発行所から想像するに熱帯魚ショップの経営者、所謂熱帯魚屋なのかもしれません。当時は店名を「・・・研究所」とするショップが結構ありました。因みに掲載されている大阪熱帯魚研究所の写真は、かなり大きな建物です。

 また、附録にあるように、著者は飼育水の添加剤とインフゾリアの餌を開発し販売しています。

 タイトルに第一巻と記しており、これについても「はしがき」で、十巻まで出版する計画があったようです。本当に著したのかは定かではありませんが。

 本の作りは、字も大きく読みやすい。写真は白黒で水草の2点、魚はイラスト5点です。「熱帯魚と水」と言いながらも、この巻は簡単な飼育書となっています。

【構成】
カバー
表紙

はしがき
目次
 第一節 水
  一、総論
   A、海水
   B、海水の成分
   C、熱帯魚のすむ水の動静

   一、使用水
   二、容器
   三、水草
   四、光線
   五、餌
   六、病気
   七、胎生魚の項(グッピーの巻)
   八、シクリット科の項
   九、鯉科の項
   ┼、闘魚科の項
   十一、カラシン科の項

 後記
 附録
  ネオウォーターゲン
  ママー
 奥付

-----メモ-----
1957年=昭和32年

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