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2010年8月

2010年8月31日 (火)

「フィッシュマガジン」 昭和42年8月号 通巻16号 その2

表紙写真 海水魚

京阪神初のグッピー品評会と世界の熱帯魚展示即売会
 審査委員

  • 片岡照男(鳥羽水族館)、吉田啓正(須磨水族館)、高田伸乃亮(エンゼル会会長)、鷹司信啓(元堺水族館)、荒賀忠一(京都大学白浜水族館)
  • 尼崎市長賞(揚均溢)、尼崎市議長賞(高松佳子)、エンゼル会会長賞(荻野三郎)、タイムス社賞(生田秀子)、フィッシュマガジン賞(揚均溢)

ラオス魚類雑記(1) 多紀保彦 5ページ
 ※筆者はこの時東京農大育種学研究所
 ヴィエンチャンの朝市

  • ・・・・一つ一つの地方名をひかえ、獲れた場所を聞き出し、時にはうまいかまずいかなどといった質問を試み、標本に必要な魚を買って朝の日課を終わる。・・・・

 ラオスという国

  • 筆者がラオスに滞在したのは1966年4月から67年4月までで、米政府国際開発局の要請による魚類調査と、養魚指導が目的であった。・・・・

 母なるメコン

  • ・・・・パンガシアノドン(Pangasianodon gigas)は流れの中の深みに身をひそめ、藻類を食べているらしい。漁場が非常に限定され、資源量も年々減少しているので、最近は捕獲尾数もごく少なく、1シーズンに100尾を越えないだろうと思う。早くこの魚の生態を明らかにし、保護の手を加えたいものである。・・・・

和尚さんのアルビノグッピー 中西けんじ 2ページ

  • ・・・・私も10年ほど前にアメリカから輸入されたばかりのアルビノ・グッピーを飼ったことがありましたが、遂に仔ができずに終わった経験があります。当時アメリカのコンテストでスケーラという人がアルビノ・グッピーで賞を得たという記事を読み・・・・

    3年程前、熱帯魚繁殖の名人飯塚泰二さんがアルビノ・グッピーの作出に成功されて世間に一時ひろがったことがります。・・・・すでに世間には絶えてしまってどこにもいません。・・・・

グッピーの標本を作ろう 佐々木兼道 4ページ
 一般的な標本
 簡単な標本
  昆虫の標本の作り方を応用したもの
  (一)必要具
  (二)作成手順
   イ、防腐手順
   ロ、固定および乾燥
   ハ、標本の保存

2010年8月30日 (月)

「フィッシュマガジン」 昭和42年8月号 通巻16号

「フィッシュマガジン」昭和42年8月号 第3巻8号 通巻16号 緑書房 B5判 P.168 定価220円

 特集は「ラオス魚類雑記」と「沖縄の海と糸満の漁師達」の2本立て。

 ラオスの方は多紀保彦氏が執筆しており、木村重氏のよき後継者といったところでしょうか。今は多紀氏に続く人が現れないですね。フィールドに強い京都系あたりから出るといいのですが。京都はなんと言ってもアフリカ湖方面を手がけているので無理かな。

【目次】

表紙写真
特集
 ラオス魚類雑記(1) 多紀保彦
 沖縄の海と糸満の漁師達 鈴木克美

グラフ
 インドニシキヘビの赤ちゃん誕生
 沖縄の海で活躍する糸満の漁師 鈴木克美
 海水魚まつり 編集部
 京阪神初のグッピー品評会と世界の熱帯魚展示即売会

カラー
 サザナミヤッコの幼魚
 ブラックライン・アロワナ
 ノトブランキウス・ギュンテリー
 カラープロキロダス
 ウーン、重たいなあ ミドリガメ

グッピーの標本を作ろう 佐々木兼道
海水魚のための濾過器のえらび方と自作法(3) 岡本彦太郎
魚切手のいろいろ(8) 島津安樹朗
メダカの仲間達(8) 和泉克雄
水族館めぐり 八瀬遊園海水水族館 編集部

読者愛魚録
 和尚さんのアルビノグッピー 中西けんじ
 アプロカイラス・リニアタスの産卵 高橋茂徳
 鯨随想 松井富信
 私のミジンコ採集 斉藤勇一

フ化シリーズ キーホール・シクリッド 屋代乾二
金魚随想(4) 桜井良平
水草のすべて(3) 和泉克雄
磯の幼魚たち(新連載1) 曽根崎久
魚と遊ぼう(4) 岡沢広二
かわいい いもり 実吉達郎

毒魚に注意しよう 杉浦弘

新しい熱帯魚(16) ミィロプルス 牧野信司
インドニシキヘビの赤ちゃん誕生 杉浦宏
愛魚クラブの広場
世界の奇魚(15) アマゾン・モリ 阿部宗明
カメ学入門(新連載1) 杉浦宏

相談室
 スプーンビルの脱皮     (解答)牧野信司
 乾燥ミジンコの作り方    (解答)編集部
 ブルーアカラとセベラムの
   ヒレの付け根が赤くなる (解答)牧野信司

魚紳士録 (16) ぬえ的珍魚スカフィリンクス 木村重

新製品紹介
フィッシュテスト 私は誰でしょう(16)
熱帯魚店めぐり
 高辻商店
 マサル商会

友の会採集会のお知らせ
読者交歓会
バックナンバーの御案内
熱帯魚価格表
編集後記
グッピー紙上コンテストのお知らせ

-----メモ-----
1967年=昭和42年
熱帯魚雑誌 創刊年 一覧
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2010年8月28日 (土)

「フィッシュマガジン」 昭和42年7月号 通巻15号 その5

新製品紹介
 オリエンタル 熱帯魚用配合飼料 500g 800円
        オリエンタル酵母工業

 ビッグA・C炭素フィルター 京都アルギン化学研究所
               A丸型フィルター 300円
               B水底用フィルター 800円

 パワーフローモーターフィルター 櫻電社 3800円

魚紳士録 (15) 海を知らぬ海水魚 木村重 6ページ
 ※淡水のアカエイの話
 川魚と海魚
 西江を航く
 居たぞ珍魚原籍地を忘れた魚

放医研と魚 江藤久美 6ページ

  • われわれは魚(主としてワキン、ヒメダカ)を用いて電離放射線(X線やγ線)の身体的影響を研究してます。しかし、遺伝的実験ではありませんから、きれいなキンギョや変わったグッピーを作り出すことはしません。・・・・

 1,飼育施設
  A,魚飼育室
   温度は25度
  B,低温飼育室
   温度は15度
  C,採卵室
  D,大型魚飼育室

  • 以前は生理学的実験を行うため、大型雷魚、ウナギなどを飼育していた。

  E,海水魚飼育室
  F,その他の施設

 2,魚の購入、検疫、消毒および実験前の温度順化

  • ワキン(体重5~8g)は約三千匹、ヒメダカは約六万匹を一年間に使用している。

 3,繁殖
 4,照明
 5,実験観察
  放射線障害の発現の速さと水温は密接な関係がある。
  25度、15度、6度の死亡までの日数を説明

 6,RI投与魚の飼育
  ラジオアイソトープ

 7,長期飼育実験

  • 魚は三千R以上の放射線を照射して25度に保つと、ほぼ十日ですべて死亡します。しかし、一千R以下ですと、このような短期間では死亡はおこらず・・・・
    a,屋外飼育
    b,屋内飼育

 8,照度自動調節装置
 9,おわりに

  • ・・・・われわれの用いる魚は実験用であって観賞用ではありません。したがって、色、形、模様などが美しいというよりもむしろ一群の魚の質が均一であることが望ましいわけです。・・・・魚では遺伝的形質の均一な系統が確立していないため、いくら体重を一定に揃えても結果が大きくばらつきます。・・・・

    自家繁殖を行えば、・・・・系統の確かな、経歴のはっきりした、充分健康な魚が簡単に入手できて、・・・・

バックナンバーの御案内 3ページ
 創刊号~第3巻第5号(通巻13号)までの目次

以上でこの号の紹介は終わりです。

2010年8月26日 (木)

「フィッシュマガジン」 昭和42年7月号 通巻15号 その4

フ化シリーズ クインスランド・レインボウ 屋代乾二 2ページ
 Melanotaenia macullochi
 この他に日本には二種入っている。
  オーストラリアン・レインボウ Melanotaenia nigrous
  セレベス・レインボウ Telmatherina ladigesi

 フ化日数が長い、約5~7日かかる。
 1日に20~30粒産むので、3日位で産ませる。

「グッピーとホルモン」への疑問点 和泉克雄 4ページ

  • 5月号の記事への反論のような内容

    ・・・・幼稚園から大学へ直行した、あまりに結果をいそぎすぎた試みである。・・・・

    アクセルロードとホワイテン共著<グッピー>やポール・ハーネルとレオン・ホイトニー共著<グッピーのすべて>、あるいは遺伝学者ウィンジWinge、さらにはグッピー繁殖家のスタンカ、締めは魚類学者ギュンター・ステルバ博士を持ち出し総攻撃である。

    氏は最後にこう結んでいる。
    ・・・・グッピーの固定した品種の作出を志し、その保存を願う繁殖家は、人間が今までなしてきたさまざまな品種改良の方法を採用するほかない。そして一つの品種は半年や一年で生まれるものではない。

水草のすべて(2) 和泉克雄 9ページ
 水草の生活
  近藤竜雄氏著の「水草園芸」からの引用がされている。

 水草と砂

  • この当時すでに、アポノゲトン属、クリプトコリネ属、コウホネには泥質(今で言うソイル系土)を好むと言っている。
    でも魚との共棲では大磯の一分目が理想的

 水草と光
  夜間の送気の必要性を説いている
  光を上手に用いている水槽では、余分な藻の生長を許さない

 水草と水

  • ・・・・日本の水は、世界一良質のものであるから、むずかしい議論の必要はなく、PHとか何とかの類の<化学知識>はすべて無用である、と言っても殆どの場合さしつかえないが、そうでない場合もある。・・・・

 水草と魚

  • 魚種毎に適した水草の話

    ・・・・以前はシクリード科の魚が好きで・・・・パイク・シクリード等々ずいぶんかわいがり、これらの産卵を楽しんだものだが、これらの魚はそろって気性が荒いのと、水草をいためるので、しだいに姿を消した。

    私には、水草のない水槽などは、何もない倉庫や事務所のようなもので、そのようなところで魚と暮らすことはできない。・・・・・

2010年8月25日 (水)

「フィッシュマガジン」 昭和42年7月号 通巻15号 その3

メダカの仲間達(7) 和泉克雄 7ページ

  • ・・・・私が、この属のなかの、ギュンテリィの大量の繁殖に成功したのは、1958年であり、つづいてラコウィ、パルムクィスティにも成功した。・・・・

    Nothobranchiusという属名は英語のPseudobranchiaeの意味で、Pseudoは<にせ、仮の>、branchiaeは<魚のえら>で何を意味しているのか不明。

 ラコウィのノトブランキウス Nothobranchius rachovi

  • ・・・・成長したオスの色彩には、赤、えんじ、ピンク、朱とよばれる、赤系統の色彩のすべてがあり、そのなかに、青、むらさき、黄がまざっている・・・・
    ・・・・ギュンテリィを千尾繁殖させることは、さほど困難ではないが、ラコウィを百尾に繁殖させることは容易ではない。
    稚魚も、成魚も、サビ病によわいのである。・・・・

 ギュンテルのノトブランキウス Nothobranchius guentheri
  ※ギュンテリー、ガンサアイ

  • ・・・・彼らが泳ぐすがたは、全く小輪のパンジーそっくりである。特に水を替えた直後は、土中に産卵する魚特質、長い背びれと尻びれを、ハチスズメのはねのように、風にゆれるすみれの花のように、こまかく動かせてオスがメスを抱きしめる。・・・・
    ・・・・古い水を好む、とよく言われるが、あまりに古い水は、いい結果をもたらさない。・・・・

 パルムキストのノトブランキウス Nothobranchius palmquisti
  ※パームクイスティ

  • ・・・・この魚は、ギュンテリィよりは、よわい傾向にある。繁殖力もギュンテリィのようにさかんではない。

 ノトブランキウス・オルトノタス Nothobranchius orthonotus
  ※オセレータス、オーソノータス、オルソノータス

  • ・・・・ギュンテリィとも、パルムクィスティとも似ている。違いはわずかで、背びれの先の方が、ギュンテリィよりとがっている。・・・・
    ・・・・この魚は二回入手し、一回目はあっけなく死に、二回目はオマジナイにムラサキシキブの葉を二、三枚うかべたが、一ヶ月ほどでだめになった。・・・・

 ノトブランキウス・マイエリィ Nothobranchius mayeri

  • ・・・・アクセルロードの近著ではN.melanospilusとなっている。メラノスピルスという名は、耳のうしろにある<黒い点>をさしている、と言っている。事実、この黒い点だけが。この魚を、ギュンテリィ、パルムクィスティ、オルトノタスらと区別できるものとなっている。・・・・

新しい熱帯魚(15) ハセマニア・マジナタ 牧野信司 1ページ
 Hasemania marginata
 我が国に輸入されたのは1960年になってから。
 ハセマニア属にはもう一種、マラヌラ種が知られている。
 上記の違いを解説

2010年8月24日 (火)

「フィッシュマガジン」 昭和42年7月号 通巻15号 その2

表紙 ノトブランキウス・ラコウィ ※ラコヴィ

口絵 カラー
 ヘミオダス・セミテニアタス
 カイアン ※カイヤン 木村重氏が解説
 水泡眼

野生のグッピーを訪ねて 佐々木兼道 4ページ
 伊豆蓮台寺温泉での調査レポート
 調査日は3月19日で、筆者はグッピーと水温との関係を調べたかった。
 野生化の理由は10年前の台風により旅館の池から流出した。
 詳細な地図と白黒写真を掲載

卵を口中でフ化するティラピア・モザンビカ 1ページ
 白黒写真 提供:大分生態水族館

特集「魚病シンポジウム」(下)
 魚病と薬 広岡義雄 3ページ

  • ビタミン、硫酸銅、ピレトリン、ニトロフラゾール、過酸化ピクリン産ソーダ、安息香酸ソーダ、ペンタクロルフェノール等の効用の話 

総合討論 座長 木村重 12ページ
  質問1 グッピーメスの悪性伝染病
   雌親の背中側が白く腐っていく。
   パラクロールメタクレゾールの使い方

  質問2 輸送後の海水魚の斃死予防 省略
  質問3 海水性白点病の治療 省略
  質問4 ブラックモーリーと水質
   生まれてくる子が変
   PHが問題、調整法、測定法

アマチュアグッピー飼育家の体験 槇 均 3ページ

  • 読者愛魚録なのだが、著者が何回も大金(当時のペアで2~3万円)を投資しても理想のグッピーが作れず、和泉克雄氏の門をたたき、教えを請い苦労して理想のグッピー作出した。和泉克雄氏に命名を依頼したところ「パープルリング・オブ・マキファンテール」となった。

2010年8月22日 (日)

「フィッシュマガジン」 昭和42年7月号 通巻15号

「フィッシュマガジン」昭和42年7月号 第3巻7号 通巻15号 緑書房 B5判 P.168 定価220円

特集は「魚病シンポジウム」(下)
前号に引き続き魚病についての座談会です。また海水魚の記事が多めです。

【目次】
特集「魚病シンポジウム」(下)
 魚病と薬 広岡義雄
 総合討論 座長 木村重
  質問1 グッピーメスの悪性伝染病
  質問2 輸送後の海水魚の斃死予防
  質問3 海水性白点病の治療
  質問4 ブラックモーリーと水質

グラフ
 コウイカの産卵 片岡照男
 野生のグッピーを訪ねて 佐々木兼道
 近海海水魚の飼育を超大型水槽で 勝山の島田さん 編集部
 卵を口中でフ化するティラピア・モザンビカ

毒魚に注意しよう 杉浦弘
水草のすべて(2) 和泉克雄
磯魚の漁場案内記(補遺) 曽根崎久
魚と遊ぼう 岡沢広二
イソギンチャクとクマノミの共生 安田富士郎

水族館めぐり 小湊水族館 編集部
読者愛魚録
 私の飼育状況 宇田川実
 サンゴ砂採集記 浅沼行徳
 アマチュアグッピー飼育家の体験 槇 均

フ化シリーズ クインスランド・レインボウ 屋代乾二
海水魚のための濾過器のえらび方と自作法(2) 岡本彦太郎
魚切手のいろいろ(7) 島津安樹朗
メダカの仲間達(7) 和泉克雄
放医研と魚 江藤久美

アイデア提供
 名刺箱を利用したベタの仕切箱 大島明
 高捕獲率の海水魚採補器 見崎友太郎

「グッピーとホルモン」への疑問点 和泉克雄
世界の水族館飛び歩記(4) 出口吉昭
コウイカの産卵生態「セピア色の恋の物語」 片岡照男/関戸勝
世界の奇魚(14) ネオステサス・アマリコラ 阿部宗明

相談室
 パテの腐敗で魚が死ぬ   (解答)牧野信司
 活性炭の能力       (解答)佐伯有常
 エサの切り換えによる死亡 (解答)牧野信司

新しい熱帯魚(15) ハセマニア・マジナタ 牧野信司
新製品紹介
魚紳士録 (15) 海を知らぬ海水魚 木村重

フィッシュ画廊
 イソギンチャクとクマノミの共生
 ヘミオダス・セミテニアタス
 カイアン ※カイヤン
 ジャクソン・カメレオン
 水泡眼

フィッシュテスト 私は誰でしょう(15)

グッピー紙上コンテストのお知らせ
口絵解説
読者交歓会
バックナンバーの御案内
友の会採集会のお知らせ

-----メモ-----
1967年=昭和42年
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2010年8月18日 (水)

「長良川の魚」 駒田格知 昭和62年 大衆書房 その6

6.上流域の魚類 2ページ
 1978年と1982年の夏季に本流上流域(**町)にて調査

 (1)アカザ(ギギ科)

  • 中流域中部の**や**橋付近では採補されたが、あまり多くはない。

 (2)アジメドジョウ(ドジョウ科)

  • **地区で確認、生息量は多くない。

7.今後、中・下流域に侵入するであろう魚種 2ページ
 現時点では確認していない。

 (1)ブルーギル(バス科)
  1960年に日本に入る

 (2)オオクチバス(スズキ科) ※ブラックバス
  1925年に日本に移入

8.ほとんど見られなくなった魚類 2ページ
 (1)ハリヨ
  1972年6月頃、犀川水系に属する池で釣りにより2尾採補

 (2)イタセンパラ
  10年間の調査では確認していない。

9.まとめ(矢作川と比較して) 4ページ

  • 10年間(1976~1986)に長良川全流域にて確認された魚種は42種、矢作川(1974~1982)は29種でニッポンバラタナゴが含まれている。
    比較一覧表を掲載

10.あとがき

 ・・・・長良川に河口堰が建設されましても魚類相に大きな変化はないかも知れません。また、莫大な影響が現れるかも知れません。いづれにしましても、長年そこに生息する魚類を見てきた私にとって、現在の長良川の魚たちの記録を残しておくことは義務であり、責任であると思いこの書を記しました。・・・・

11.参考文献
 9冊の著者名、出版年、書名、出版社

以上でこの本の紹介は終わりです。

-----メモ-----
1925年=大正14年
1985年=昭和60年

2010年8月17日 (火)

「長良川の魚」 駒田格知 昭和62年 大衆書房 その5

 (24)ドジョウ

  • 本流では成魚が採れない。支流の五六川では採れるが、シマドジョウの半分以下。

 (25)シマドジョウ

  • 本流では上流域から下流域まで生息。生息量はあまり多くない。
    支流の**川に流入する用水路では繁殖していると考えられる。

 (26)スジシマドジョウ

  • 10年間の調査中、1978年8月に本流の**地区でただ一度確認されたにすぎない。
    琵琶湖産アユに混入したものと考える。

 (27)ナマズ

  • 1986年6月に本流で卵が水草の間にびっしり付着し、漂っているのに出くわした。
    天王川、五六川、犀川、中川などの支流にはかなりの量が生息している。

 (28)ギギ

  • 中流域の3つの地区にはかなり生息しているが、下流域の**地区では1980年8月に1尾採補したにすぎない。流されてきたものか。支流、池では確認されない。

 (29)ウナギ(ウナギ科)

  • 本流各地区での月別の調査状況

 (30)メダカ(メダカ科)

  • 本流で見ることは稀。

 (31)ボラ(ボラ科)

  • 出世魚 オボコ、ハシリ、イナ、ボラ、トド
    岐阜市周近辺が遡上の上限のようだ。これはスズキと一致。

 (32)カムルチー(タイワンドジョウ科)

  • 本流の**地区にも生息しているが、藍川橋上流部にはいない。
    支流の**川、**川、**川には多数生息している。
    冬季は泥土中にもぎって越冬する。

 (33)スズキ(スズキ科)

  • 墨俣地区に極めて多く遡上する。

 (34)ドンコ(カワアナゴ科)

  • この10年間で下流域の**地区で1979年および1985年夏季の2度採補しただけ。
    一方、**橋上流地区でも1979年に一度確認した。

 (35)チチブ(ハゼ科)

  • 本流の墨俣地区ではかなり多くみられる。中流域の須原地区、小瀬地区でも確認。
    支流では確認できない。

 (36)ゴクラクハゼ

  • 墨俣地区でもよく採れる。支流では確認できない。

 (37)ヨシノボリ

  • 本流、支流にかなり生息している

 (38)カワヨシノボリ

  • 下流域には少ない、**橋上流地区にはかなり多い

 (39)マハゼ
  省略

 (40)カジカ(カジカ科)

  • **橋上流地区や**地区で時々採補されるが、支流や池では全く確認されない。

2010年8月16日 (月)

「長良川の魚」 駒田格知 昭和62年 大衆書房 その4

 (8)ニゴイ

  • 八幡町から南濃大橋まで生息
    1986年4月に五六川での平均は雌成魚で体長42cm、体重1153g。雄成魚では41.5cm、892g。

  (9)カマツカ

  • 下流域の代表的な魚種
    支流の**川、**川にも生息するが本流より著しく少ない

 (10)ゼゼラ

  • 琵琶湖産アユの放流に混入
    過去10年で1982年夏に**地区でタモ網で1尾採集しただけ
    繁殖しているかどうか疑問に思う

 (11)モツゴ

  • 支流、水路、池、本流下流域に多数生息するが、中流域の藍川橋上流では全く見られない。
    雄成魚は卵を孵化するまで保護する

 (12)ウグイ

  • 純淡水型と降海型
    本流では河口から郡上郡高鷲村まで分布
    産卵活動は中流域の**合流点附近で純淡水型、下流域は**橋の下流で降海型
    支流の**川や**川では極めて少ない。
    水槽内で孵化後3ヶ月を経過したものに体型異常(寸詰まり、彎曲)が多く出た。

 (13)アブラハヤ

  • 本流では**橋より上流域でしか生息しない。**地区では岸近くの巨石に囲まれた水溜まりに多数群れている。
    下流域ではこの10年で1978年に**地区で1尾採集しただけ

 (14)カワバタモロコ

  • 本流の**地区では時々、柳の茂っている水の淀んだ所で採集される。
    **町の東海道線のすぐ南の池や**町**地区の池で釣りをした時には次から次へと釣れたが、埋め立てられた。

 (15)カワムツ

  • オイカワとの決定的な違いは体側に幅の広い青紫色の明瞭な縦帯があること。
    長良川の美濃橋より上流では、常時生息。下流域ではまったく確認されない。
    五六川、天王川にはかなり多くいる。自噴水の池が上流環境に似ているのか。

 (16)オイカワ

  • 下流域から中流域まで生息
    婚姻色を表した雄成魚を、岐阜地方ではオイカワパパと呼ぶ
    岐阜名産「いかだばえ」。木場の筏の下に生息する冬季のオイカワが賞賛されたことから。

 (17)ハス

  • 琵琶湖産アユに混入。
    本流では初夏に体長4~5cmが時々採集される。
    長良川で繁殖している可能性はあまり高くない。

 (18)フナ

  • 分類についての見解
    本流、支流での優占種
    11月の声を聞くと、本流の流れのあるところにいない。

 (19)コイ

  • 母乳の分泌にコイ汁が有効
    本流では多くはないが、支流や池には多く生息する。放流活動のため。

 (20)ヤリタナゴ

  • 下流域の流れのゆるやかな処に多数生息。支流にも非常に多い。

 (21)アブラボテ(コイ科)

  • 1986年11月中旬に支流の**川でタイリクバラタナゴの中に1尾確認。
    本流では確認されていない。

 (22)カネヒラ

  • 10年間の調査を通じて、1985年4月に**川と**川の合流点で、体長10cmの成魚を2尾確認。
    琵琶湖産アユに混入し成長したものと考える。

 (23)タイリクバラタナゴ

  • 本流では藍川橋上流地区や墨俣地区の流れのない淀みに生息している。
    五六川、天王川、中川、犀川などの支流や、池にも多数いる。

2010年8月11日 (水)

「長良川の魚」 駒田格知 昭和62年 大衆書房 その3

4.長良川中・下流域における魚類分布 13ページ
 1979年8月の本流8地点での全魚種と尾数
  河口から12km、17km、28km、38km、60km、70km、76km、84km
  上記は地名も記述されています
  一覧表と各地点の解説

 1976年~1986年に確認された主な魚種
  本流2地点と支流5小河川および池
  河口から38km、60km
  小河川名も記述されています
  一覧表と詳細解説
  池の違いによるタイリクバラタナゴの生息数の差違

 1976年~1986年に採捕された魚種の季節的変動
  本流2地点
  河口から38km、60km
  一覧表と解説

 1976年~1986年に採捕された魚種の季節的変動
  2つの小河川の合流点 河口から38km附近
  一覧表と解説

 10年間での傾向について

5.各種魚類の生態 50ページ
 用語解説 イラスト
  計測部位
  一般的用語

 (1)アマゴ(サケ科)
   降海型 海津町での鱒網
   河川型

 (2)アユ(アユ科)

  • 最初の学名はSalmo(Plecoglossus)altivelisでPlecoglossusは"網目状の舌をもつこと"、altivelisは"高い帆"を意味した。

   円錐歯と櫛状歯
   琵琶湖産アユと河川遡上アユ

 (3)タモロコ(コイ科)
   本流、小河川ともに生息
   小河川のほうが大きく、丸みも著しいようだ

 (4)ホンモロコ
   本流のほうが多く生息している
   夏期に限り採集されることから群で移動していると思われる

  (5)スゴモロコ、(6)デメモロコ
   過去10年で1980年8月に**地区で各1尾採集したにすぎない
   繁殖しているとは考えにくい

 (7)ヒガイ
   中・下流部にかなり生息している
   昔は岐阜名産の魚の甘露煮に使用された

2010年8月 9日 (月)

「長良川の魚」 駒田格知 昭和62年 大衆書房 その2

表紙
 長良川の上中下流風景3葉

口絵 2ページ
 中流域、下流域、支流、池
 アユ、ヒガイ、タイリクバラタナゴ、ナマズ、カワヨシノボリ

はじめに

  1.  ・・・・現在の長良川に生息する動物達、特に魚類の生活状況、中でも河口堰ができれば最もその影響を受けるであろう下流域の魚類の生息状況について記録を残しておくことは、そこで教育を受け、彼らを材料に研究してきた人間の、義務であり責任であると痛感します。
    こうした気持ちを持って本書「長良川の魚」を刊行することにしました。出来得る限り客観的に魚類の生息状況を記載するように努めました。・・・・

ここから本文
1.長良川水系の概観 4ページ
 長良川の源流についての話
 支流との合流と渓谷、峡谷等の流れの話

2.日本の淡水魚の地理的分布および生態的分布 5ページ
 (1)北海道区(北海道全土)
 (2)本州・四国・九州

  • 東北区(中国、近畿、中部地方の日本海側と関東以北)
  • 西南区(東北区の南限界線と九州、四国、紀伊半島の山脈を連ねた線で囲まれた九州の西北部、瀬戸内海沿岸部、中部地方の太平洋側)
  • 黒潮区(九州、四国の太平洋側、紀伊半島南部、伊豆半島)

 (3)琉球地域
  ・薩南諸島区(種子島から徳之島)
  ・沖縄、先島区(沖縄本島から与那国島)

 放流事業の分布を知る上での効用の話
 水の流れの速さと方向と生活への影響

 流域による区分
  (1)アマゴ域
  (2)オイカワ域
  (3)コイ域
  (4)汽水域

 水生昆虫による区分の合理性

3.長良川中・下流域の特長と調査方法 8ページ
 山地渓流(上流) 郡上郡高鷲村から八幡町
 中間渓流(中流) 八幡町から岐阜市長良
 河  流(下流) それより河口まで

  • ・・・・長良川は、誰もが知っているように、河口から源流までの間に人工的な構築物(ダム・堰提)は全く存在しません。・・・・
    しかし、長良川河口に河口堰が構築された場合には、これらの魚類達が少なからず影響を受けるのは必死だと思われます。・・・・
    そこで、河口堰が作られる前に、その地域の魚類相を徹底的に調べておく必要があると考えました。・・・・

 調査地点(全地点の白黒写真掲載)
  ※具体的な地名表示
  本流 8地点の説明
  支流および池 10地点の説明

 調査方法の説明

2010年8月 6日 (金)

「長良川の魚」 駒田格知 昭和62年 大衆書房

「長良川の魚」 駒田格知 昭和62年2月2日発行 大衆書房 A5判 P.92 定価980円

 本書は1976年ら1986年の10年間の調査をもとにまとめられた本のようで、4章では確認された全魚種、確認頻度、春夏秋冬の季節別確認魚種等よく書かれています。
 また、各魚種の項も生息状況を含めまとめられています。

 著者の名は「ノリトモ」と読むそうで、執筆当時は大学の講師です。

 本の作りは紙質もよく、いい感じですが、カラー写真は口絵だけで、各魚種は白黒写真です。ただし、写真内に定規を添えるなど工夫されています。

 そんなには古くはありませんが、地方出版のため古書界ではほとんど見かけません。この手の本は、みんな手放さないことも、見かけない要因だとお思います。

【構成】
表紙

口絵
目次
 1.長良川水系の概観
  2.日本の淡水魚の地理的分布および生態的分布
  3.長良川中・下流域の特長と調査方法
  4.長良川中・下流域における魚類分布
  5.各種魚類の生態
   40種名を列記
  6.上流域の魚類
   2種名を列記
  7.今後、中・下流域に侵入するであろう魚種
   2種名を列記
  8.ほとんど見られなくなった魚類
   2種名を列記
  9.まとめ(矢作川と比較して)
 10.あとがき
 11.参考文献
奥付

-----メモ-----
1987年=昭和62年
関連本 地域本

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2010年8月 4日 (水)

「コイ科6種の幼期における識別について」 横手元義 水産庁淡水区水産研究所 1960年 その3

4,結果
 1.フナとコイの比較
  (1)ふ化後の日数と形態変化
   A,フナ
    a.前期仔魚期
     ふ化後1週間目の卵黄状況説明

    b.後期仔魚期
     1週間目、10日目、2週間目、20日目のStage値

    c.幼魚期
     30日目、40日目の棘軟条、うろこの状況説明

   B,コイ
    ※フナに同じ
    a.前期仔魚期
    b.後期仔魚期
    c.幼魚期
     ひげ、うろこ状況説明

   フナおよびコイのふ化後日数と平均体長の表を掲載

  (2)成長段階にともなう形態的特長の比較と識別点
   表形式で説明
   前期仔魚期、後期仔魚期(前期、中期、後期)、稚魚期)

 

2.ウグイとオイカワの比較
  (1)ふ化後の日数と形態変化
   A,ウグイ
    a.前期仔魚期
    b.後期仔魚期
    c.幼魚期

   B,オイカワ
    a.前期仔魚期
    b.後期仔魚期
    c.幼魚期

   ウグイおよびオイカワのふ化後日数と平均体長の表を掲載

  (2)成長段階にともなう形態的特長の比較と識別点
   前述に同じ

 

3.モツゴとホンモロコの比較
  (1)ふ化後の日数と形態変化
   A,モツゴ
    a.前期仔魚期
    b.後期仔魚期
    c.幼魚期

   B,ホンモロコ
    a.前期仔魚期
    b.後期仔魚期
    c.幼魚期

   モツゴおよびホンモロコのふ化後日数と平均体長の表を掲載

  (2)成長段階にともなう形態的特長の比較と識別点
   前述に同じ

 

4.6種間の識別について
  種間の索引

5,むすび

 ・・・・類似した二種づつを対比しながら観察し、それぞれの識別点を明らかにした。いづれも、主として黒色胞のあらわれ方を基盤にして、幼期のうちに完全に識別出来るようである。・・・・

6,引用文献
 氏名だけ書いておきます。

  • Balinsky,B.I.、古川優、Hubbs,C.L.、加福竹一郎、小林茂雄、黒沼勝造、中村守純、岡田弥一郎、清水礼蔵、末広泰雄、内田恵太郎、Win,H.E.、Miller,R.R.、吉崎方

写真撮影の材料と方法
 1.カメラとレンズ
 2.接写装置
 3.フィルムおよび現像
 4.照明

白黒写真
 ホルマリン標本 T.L.表示
 フナの形態変化
  ゲンゴロウブナ 5日、15日、20日、30日
  ギンブナ 10日

 コイの形態変化
  4日、7日、10日、20日、20日(※誤植?)

 ウグイの形態変化
  10日、20日、40日、50日

 オイカワの形態変化
  10日、14日、20日、30日

 モツゴの形態変化
  5日、10日、20日、30日、背びれ(後期仔魚期)

 ホンモロコの形態変化
  7日、14日、30日、40日、背びれ(後期仔魚期)

※一番大事な索引は閲覧でもしてください。

以上でこの報告資料の紹介は終わりです。

2010年8月 3日 (火)

「コイ科6種の幼期における識別について」 横手元義 水産庁淡水区水産研究所 1960年 その2

1,はしがき

 ・・・・実際には我々が野外調査をする場合、幼期の魚種の識別に手をやくことがしばしばある。・・・・。このような所から、筆者は特に厳密な分類学的検索によらずに、幼期の魚を識別する手がかりを見つける目的でこの観察を行った。・・・・ 

2,供試魚の飼育状況
 池の大きさ、餌の種類、水換え頻度等が書かれている。
 1.フナ
  (1)キンブナ

  • 1955年4月下旬群馬県館林市外の城沼で捕獲した親魚から得た卵・・・・

  (2)ギンブナ

  • 1958年愛知県渥美郡伊川津東大臨海実験場養殖池内で産卵したものを・・・・

  (3)ゲンゴロウブナ

  • 1959年5月11日当所実験池で産卵させたものを・・・・

 2.コイ
  (1)ヤマトゴイ

  • 1958年6月11日長野県上田支所で産卵したものを・・・・

  (2)マゴイ

  • 1958年6月20日霞ヶ浦、土浦地先で天然に産卵したものを採集・・・・

 3.ウグイ

  • 1959年4月4日浅川の当研究所附近に作ったウグイつけ場で、天然に産卵したものを採集し・・・・

 4.オイカワ

  • 1959年6月17日多摩川と浅川の合流点で親魚を捕獲し、湿導法によって人工授精を行い・・・・

 5.モツゴ

  • 1958年5月9日当研究所のコンクリート池(ギンブナの項参照)中の死んだ二枚貝(カラスガイ)の殻内に産卵したものを・・・・

 6.ホンモロコ

  • 1959年5月滋賀県漁連から購入した卵を・・・・

3,用語について

  • 幼期の魚の成長段階についてのよび方の定義について諸説を記述

 Hubbs(1943)の提示を記述
  embryo、larva、prolarva、postlarva、alevin、juvenile

 Win,H.E.&Miller,R.R.(1954)の指摘
 Balinsky(1948)の規定 Stage1からStage46
 中村(1949),内田(1939),岡田・清石(1936)の定義

 ここでの呼び方の説明
  前期仔魚期
  後期仔魚期
  稚魚期
  未成魚期

-----メモ-----
1936年=昭和11年
1958年=昭和33年

2010年8月 2日 (月)

「コイ科6種の幼期における識別について」 横手元義 水産庁淡水区水産研究所 1960年

「コイ科6種の幼期における識別について」 横手元義 水産庁淡水区水産研究所 1960年2月 淡水区水産研究所 研究資料No.22 A5判P.18

 この本というか冊子は、公共で淡水魚を専門的に研究している機関の成果としての報告書です。報文ともいう。

 扱っている魚種が関東でなじみ深い種類であり、野外採集した幼魚の判別のための研究とのこと。

 研究資料とはいえ観察からの報告書なので、読むのに困難さは伴わない。
なお、写真は白黒6ページのみである。

【目次】
 ※大見出しはローマ数字ですが機種依存のため表記を変えています。
1,はしがき
2,供試魚の飼育状況
3,用語について
4,結果
 1.フナとコイの比較
  (1)ふ化後の日数と形態変化
  (2)成長段階にともなう形態的特長の比較と識別点

 2.ウグイとオイカワの比較
  (1)ふ化後の日数と形態変化
  (2)成長段階にともなう形態的特長の比較と識別点

 3.モツゴとホンモロコの比較
  (1)ふ化後の日数と形態変化
  (2)成長段階にともなう形態的特長の比較と識別点

 4.6種間の索引

5,むすび
6,引用文献

この次に白黒写真

-----メモ-----
1960年=昭和35年

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2010年8月 1日 (日)

「ペットマガジン」 昭和42年6月号 蒼洋社 通巻9号 その5

新製品紹介
 クロレラフレーク クロレラ科学研究所 120円
 三次元のバックグランド 海外製品
 パワーフローモーターフィルター (株)桜電社 3,800円

  • 今の外掛式フィルターと全く同じです。
    アメリカのアクアメーカー「アクアリュウム・インコーパレイト」と技術提携して製造されたと書いてあります。
    しかし当時のこの価格は民間給与 平成18年/昭和45年= 4.6倍から考えると、今の17,500円ぐらいですね。

愛きょうもののドジョウ 広瀬一美 5ページ
 執筆者は日本大学水産生物学教室勤務とのこと。
 ドジョウの雄と雌
  オスでは背びれの後方に隆起がある。
  胸びれ先端が長くとがっているのがオス
  良好な環境では雌が多い

 ドジョウの変った習性

  • 8cm位になると腸が長くなり、食性が動物性から植物性に変わる。

 有名な産卵行動
 ドジョウの呼吸方法
 人工授精の方法
 病気と対策
  アクロマイシンなどの抗生物質に一日入れておく。
 ドジョウの種類

世界の水族館 編集部 2ページ
 明石市立水族館 館長 小林弘

フィッシュドクター ※Q/A
 ネオン病
 混泳によるノイローゼ
 PHを変える薬品

海外短信 ニュースレター 1ページ
 ペット・ライブラリー社の驚異的進出
 新しい愛好会の結成
 英国の観賞魚月刊誌と資料交換交渉成立
  英国で最も古い雑誌「ジ・アクアリスト&ポンドキーパー」

水草シリーズ(9) 2ページ
 亜熱帯・温帯性の水草(4)
  セラトフィラム Ceratophyllum
   C.デマーサム C.demersum ホーン・ワード
   C.サブマーサム C.submersum スムースホーン・ワート

  ハイグロフィーラ Hygrophila ※ハイグロフィラ
   H.ポリスパーマ H.polysperma インディアンウォータースター
   ジャイアント・ハイグロフィーラ Nomaphila stricta
    別名インディアン・ジャイアント・ウォータースター
    1956年にタイからアメリカに紹介された

編集後記

  • グッピー漫遊記も・・・・著者名の水辺透はペンネームですから、この漫遊記完結の折皆様に素顔をご紹介することをお約束します。・・・・

-----メモ-----
1900年=明治33年

これでこの号の紹介は終わりです。

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