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2010年8月 6日 (金)

「長良川の魚」 駒田格知 昭和62年 大衆書房

「長良川の魚」 駒田格知 昭和62年2月2日発行 大衆書房 A5判 P.92 定価980円

 本書は1976年ら1986年の10年間の調査をもとにまとめられた本のようで、4章では確認された全魚種、確認頻度、春夏秋冬の季節別確認魚種等よく書かれています。
 また、各魚種の項も生息状況を含めまとめられています。

 著者の名は「ノリトモ」と読むそうで、執筆当時は大学の講師です。

 本の作りは紙質もよく、いい感じですが、カラー写真は口絵だけで、各魚種は白黒写真です。ただし、写真内に定規を添えるなど工夫されています。

 そんなには古くはありませんが、地方出版のため古書界ではほとんど見かけません。この手の本は、みんな手放さないことも、見かけない要因だとお思います。

【構成】
表紙

口絵
目次
 1.長良川水系の概観
  2.日本の淡水魚の地理的分布および生態的分布
  3.長良川中・下流域の特長と調査方法
  4.長良川中・下流域における魚類分布
  5.各種魚類の生態
   40種名を列記
  6.上流域の魚類
   2種名を列記
  7.今後、中・下流域に侵入するであろう魚種
   2種名を列記
  8.ほとんど見られなくなった魚類
   2種名を列記
  9.まとめ(矢作川と比較して)
 10.あとがき
 11.参考文献
奥付

-----メモ-----
1987年=昭和62年
関連本 地域本

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コメント

興味深く読ませていただいてます。
ところでアジアアロワナの野生固体の写真や記事が掲載されている雑誌や書籍はご存知ですか?

現在、アジアアロワナは養殖固体が販売されていますが、本来の原種(野生固体)がどのようなものか興味があり写真や記事などさがしてますがなかなかありません。

ご存知でしたらよろしくご教授ください。

レス遅くなりました。

アジアアロワナの野生個体とのことですが、当方の雑誌を検索してみたらフィッシュマガジンの記事が多いようです。

FM1980/2「マレーシアにレッドを追う」
FM1995/1「マレーシア採集成功」
FM1996/4「イバン族のメリラク村へ」
FM1991/1「マハカム川を行く」
FM1993/3「カプアス700kmの旅」
ピチャット1997/6「潜入ピンタンカルバー」

こんな結果が出ましたが、雑誌は手元にありますが内容までは確認していません。

1980/2や1995/1は期待できるかもしれませんね。

古書屋など探してみます。


どうもアジアアロワナの出回っている情報は信憑性にかけたり個人的見解みたいのが多くて・・・

お手数かけました。
ありがとうございます。

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