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2010年8月17日 (火)

「長良川の魚」 駒田格知 昭和62年 大衆書房 その5

 (24)ドジョウ

  • 本流では成魚が採れない。支流の五六川では採れるが、シマドジョウの半分以下。

 (25)シマドジョウ

  • 本流では上流域から下流域まで生息。生息量はあまり多くない。
    支流の**川に流入する用水路では繁殖していると考えられる。

 (26)スジシマドジョウ

  • 10年間の調査中、1978年8月に本流の**地区でただ一度確認されたにすぎない。
    琵琶湖産アユに混入したものと考える。

 (27)ナマズ

  • 1986年6月に本流で卵が水草の間にびっしり付着し、漂っているのに出くわした。
    天王川、五六川、犀川、中川などの支流にはかなりの量が生息している。

 (28)ギギ

  • 中流域の3つの地区にはかなり生息しているが、下流域の**地区では1980年8月に1尾採補したにすぎない。流されてきたものか。支流、池では確認されない。

 (29)ウナギ(ウナギ科)

  • 本流各地区での月別の調査状況

 (30)メダカ(メダカ科)

  • 本流で見ることは稀。

 (31)ボラ(ボラ科)

  • 出世魚 オボコ、ハシリ、イナ、ボラ、トド
    岐阜市周近辺が遡上の上限のようだ。これはスズキと一致。

 (32)カムルチー(タイワンドジョウ科)

  • 本流の**地区にも生息しているが、藍川橋上流部にはいない。
    支流の**川、**川、**川には多数生息している。
    冬季は泥土中にもぎって越冬する。

 (33)スズキ(スズキ科)

  • 墨俣地区に極めて多く遡上する。

 (34)ドンコ(カワアナゴ科)

  • この10年間で下流域の**地区で1979年および1985年夏季の2度採補しただけ。
    一方、**橋上流地区でも1979年に一度確認した。

 (35)チチブ(ハゼ科)

  • 本流の墨俣地区ではかなり多くみられる。中流域の須原地区、小瀬地区でも確認。
    支流では確認できない。

 (36)ゴクラクハゼ

  • 墨俣地区でもよく採れる。支流では確認できない。

 (37)ヨシノボリ

  • 本流、支流にかなり生息している

 (38)カワヨシノボリ

  • 下流域には少ない、**橋上流地区にはかなり多い

 (39)マハゼ
  省略

 (40)カジカ(カジカ科)

  • **橋上流地区や**地区で時々採補されるが、支流や池では全く確認されない。

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