「長良川の魚」 駒田格知 昭和62年 大衆書房 その2
表紙
長良川の上中下流風景3葉
口絵 2ページ
中流域、下流域、支流、池
アユ、ヒガイ、タイリクバラタナゴ、ナマズ、カワヨシノボリ
はじめに
- ・・・・現在の長良川に生息する動物達、特に魚類の生活状況、中でも河口堰ができれば最もその影響を受けるであろう下流域の魚類の生息状況について記録を残しておくことは、そこで教育を受け、彼らを材料に研究してきた人間の、義務であり責任であると痛感します。
こうした気持ちを持って本書「長良川の魚」を刊行することにしました。出来得る限り客観的に魚類の生息状況を記載するように努めました。・・・・
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1.長良川水系の概観 4ページ
長良川の源流についての話
支流との合流と渓谷、峡谷等の流れの話
2.日本の淡水魚の地理的分布および生態的分布 5ページ
(1)北海道区(北海道全土)
(2)本州・四国・九州
- 東北区(中国、近畿、中部地方の日本海側と関東以北)
- 西南区(東北区の南限界線と九州、四国、紀伊半島の山脈を連ねた線で囲まれた九州の西北部、瀬戸内海沿岸部、中部地方の太平洋側)
- 黒潮区(九州、四国の太平洋側、紀伊半島南部、伊豆半島)
(3)琉球地域
・薩南諸島区(種子島から徳之島)
・沖縄、先島区(沖縄本島から与那国島)
放流事業の分布を知る上での効用の話
水の流れの速さと方向と生活への影響
流域による区分
(1)アマゴ域
(2)オイカワ域
(3)コイ域
(4)汽水域
水生昆虫による区分の合理性
3.長良川中・下流域の特長と調査方法 8ページ
山地渓流(上流) 郡上郡高鷲村から八幡町
中間渓流(中流) 八幡町から岐阜市長良
河 流(下流) それより河口まで
- ・・・・長良川は、誰もが知っているように、河口から源流までの間に人工的な構築物(ダム・堰提)は全く存在しません。・・・・
しかし、長良川河口に河口堰が構築された場合には、これらの魚類達が少なからず影響を受けるのは必死だと思われます。・・・・
そこで、河口堰が作られる前に、その地域の魚類相を徹底的に調べておく必要があると考えました。・・・・
調査地点(全地点の白黒写真掲載)
※具体的な地名表示
本流 8地点の説明
支流および池 10地点の説明
調査方法の説明
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