「金魚 魚の話」 松井佳一 昭和19年 目黒書店 その5
第八章 金魚の飼ひ方 47ページ
一 昔からどんなにして飼われたか
- 金魚の渡来、江戸元禄、江戸中期、幕末から明治維新の衰退、明治中期の盛ん時期の話
歐州への伝来年、米國への伝来年記載
二 飼ひ方の目安
- 本書は大體一般向の種類を産卵せしめて、一種で百尾内外のものを、生育せしむることを、標準として記すこととする。
三 池はどんなのがよいか
設置場所、形、大きさ、材料、あく拔きについて解説
四 金魚を飼ふ水
一日位置いたものがいい。
靑くなった水を篩でこしやものを少し混じるとよい
温度と1立中の酸素量の表(1m3)
金魚は0.5cm3/m3で不安定、0.3cm3/m3で死
100瓦の金魚が1時間に消費する酸素量と水量の表
水換えの時期、囘數、時間を解説
五 金魚には何を食はすか
(イ)ミヂンコ ※ミジンコ
名古屋地方ではツムシともいう
増えるとタマミヂンコは赤く、普通のミヂンコは白く濁る
夏卵と冬卵
背光性
(ロ)ミヂンコの作り方
土池、コンクリート池、樽・水鉢での各方法を解説
(ハ)その他の天然の餌料
アカコ、アカボウフラ、ボウフラの説明
(ニ)人工の飼料
植物性餌料、動物性餌料の材料とその混合比の説明
(ホ)餌の與へ方
水温28度附近のときを最大の量とする
天然餌料 當才魚では頭の大きさ、二才魚で頭の半分
乾燥餌料 魚の重量の百分の五位
六 一つの池に何尾位の金魚が飼はれるか
1m2あたりの放養尾數が書いてある。
七 金魚は一年でどの位の大きさになるか
ワキン、リュウキンの中部日本での月別全長表を掲載
八 寒いときにはどうするか
冬圍い時の水温と方法、取り除く水温と方法
九 金魚のはこび方
絶食の日数、方法を説明
運搬時の水換え時間
組み桶
英國へ六十餘日
十 金魚の病氣と其の手當
以下の病気について解説
(イ)白點病 昔からシロソブとも呼んだ
(ロ)白雲病
(ハ)水生菌病
(ニ)鰓腐病
(ホ)鱗立病
(ヘ)氣胞病
(ト)魚虱病
食鹽の濃度と金魚の死する平均時間と魚虱の死する平均時間
(チ)イカリムシ病
十一 金魚の害敵は何か
獸類
昆蟲類は詳しく解説
十二 小容器の飼ひ方
アクアリウムセメントの材料比
黄色酸化鉛(密陀曾) 六 ※曾はにんべんがつく
煆性硫酸カルシウム(燒石膏) 六
樹脂粉末 一
グライツ(硬質陶器の釉藥)又は硝子微細粉 三
以上をアマニ油で練る
水深と硝子板厚の關係
収容尾數
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