「魚紳士録」 上巻 木村重 緑書房 昭和58年 その8
くせ者は? コイ 11ページ
コイもろもろの巻
コイの名と一生
Cyprinusとは愛と多産の神アフロデットの別名に由来
コイの変わり
- 大頭鯉(Cyprinus pellegrini)、雲南鯉(Cyprinus yunnanensis)
墨鯉(烏原鯉 Procypris merus)、岩鯉(岩原鯉 P.rabaudi)、中鯉(紅眼鯉 Mesocyprinus micritius)
ヒゲブナ(Carassioides cantonensis)
コイの雑草
掲載イラスト
欧州のコイ野生種
カワゴイ
カガミゴイ
タムブラ Cyprinus c.flavipinnis
日本のコイ
大頭鯉
墨鯉(烏原鯉)
岩鯉(岩原鯉)
中鯉(紅眼鯉)
ヒゲブナ
赤ん坊にひげ トビウオ 13ページ 省略
フジヤマノトビウオ
日本近海のトビウオたち
生態、卵、仔魚、雑記
鬼っ子をうむ マンボウ 12ページ
海とマンボウ
マンボウの生態
マンボウ族
鬼っ子と雑記
- 再演性変態、後発性変態
マンボウとは江戸中期ごろからの呼び名で漢字では満方や査魚と書き、それ以前はウキキと呼び、烏紀々ともあて字した。
高原秘境のハダカゴイ 12ページ
ヌード魚のいる秘境
チベット以北の河や湖の説明
ハダカゴイの生態
黄色い卵は有毒で、下痢とけいれんを起こさせる。
※以下の種について解説
高原ハダカゴイ Gymnocypris waddellii チベットの納木湖
花班裸鯉、俗称花精 G.eckloni
ホアンユイ G.przewalskii 青海湖産
チベット裸裂尻鯉 Schizopygopsis stoliczkae
軟棘裸裂尻鯉 俗称小嘴吻魚 S.malacanthus
温泉裂尻鯉 S.thermalis
小頭裸魚 Herensteinia microcephalus
裸鯉の履歴書
- 昭和4年8月、日本魚学界の草分けとして有名な東京帝国大学名誉教授岸上鎌吉理学博士一行は、揚子江を上がって四川省の重慶から支流を調査し、奥へ進んだが、同年11月22日未明四川省の省都成都で亡くなった。お供の日本人は筆者が唯一人。
掲載イラスト
高原ハダカゴイ
湟魚(ホアンユイ)青島省青島湖産
小嘴吻魚 揚子江源流の金沙江
温泉裂尻鯉 チベットと青島省の境界温泉
小頭裸魚 揚子江源流の金沙江
スリッパの元祖? シタビラメ 12ページ
俗言集
雑言集
体形が左右で違うので異体類と言う。
仲間集
余談集
- 淡水では中国のアカシタビラメ属のシナゲンゴ(Areliscus abbreviatus)で、揚子江の南京上流にいる。
スマトラやボルネオの川にはCynogossus waananderiとC.microlepis、ニューギニアのローレンツ川にはC.heterolepis
メラウケ川にはAsraggodes klunzingeriが泳いでいる。アマゾン川にはAcheirus acheirusがすむ。
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