「魚紳士録」 上巻 木村重 緑書房 昭和58年 その7
吸血の兇悪魚 10ページ
バンパイヤー・フィッシュ
日本の吸血魔
カワヤツメ
ミツバヤツメ(ユウフツヤツメ)、シベリアヤツメ、スナヤツメ
アマゾンの兇悪魚
カンデール、カーネロ(※カンディル)
ピラニア 土名カリバ
掲載イラスト
ヨーロッパメクラウナギ Myxine glutionasa
ヌタウナギ Heptatretus burgeri
カワヤツメ Entosphenus japonicus
スナヤツメ E.reissneri
ヨーロッパ産ヤツメウナギ
ウミヤツメ Petromyzon marinus
カワヤツメ P.fluviatilis
コカワヤツメ P.branchialis
カーネロ Vandellia cirrhosa
ピラニア Serrasalmus niger
さつまのかみ コバンザメ 11ページ
食い逃げの常習犯
日本近海の仲間
- コバンザメ、スジコバン、ナガコバン、シロコバン、クロコバン、オオコバン、ヒシコバン
小判の構造と成因
- 小判は第一背びれが変形したもの。吸い付いているとき後方に引いてもより吸着が強まるので、前方に引く。
似た魚
ブリモドキ、スギ
方言・伝説・利用
- ワラジザメ、ソロバンウオ、ハダシタビ、フナスイツキ、フナトメ、サメジラミ。
高知県ではヤスダ、ヤスナ、水戸ではツゲのカミの甚四郎
ただいま北進中!! ナマズ 14ページ
鮎と鯰
- 中国では鮎魚(ネンユイ)、鯰魚、魚へんに夷、是とも書く。
方言はヘコキ、ピーピー、トオザイ、アカヤス(以上静岡)、ショウゲンボウ(幼魚、三重)、ザシン(富山)、ヒョウタン(佐賀)、ゲエリ(福岡)
大家族のナマズ
- 居ないのは北欧、シベリア、カナダ等の寒帯地区とオーストラリアの南部。
オランダの魚類学者P.ブレーカーは1858年に厚い本を著した。
目は小さく、成長しても体に比例して大きくならない。この現象をAtrophisとうい。
ナマズ中のナマズ
ヨーロッパ系ナマズはヒゲが3対
- ヨーロッパナマズ(Silurus glanis)、アムールナマズ(S.soldatovi)
アジア系ナマズはヒゲが2対
- 普通のナマズ(Parasilurus asotus 属名:シルルス属に似た 種名:一種)
ビワコオオナマズ(P.biwaensis 友田淑郎氏命名)
イワトコナマズ(P.lithophilus 種名:岩礁の意)
ナマズ似のナマズ
ヤナギナマズ(P.microdorsalis 短い背びれの意)
コーチンナマズ(P.cochinchinensis)
アフガンナマズ(P.afgana)
ナマズの進軍
- ナマズはもともと関東には居なかったが、250年ぐらい前に北上したらしい。
地震予報官
- 東北大学の畑井新喜司、小久保清治両博士と山形大学の阿部教授等の報告によると、地震の起こる6,7時間前にナマズは非常に敏感になる。その的中率は80%。
掲載イラスト
ヨーロッパナマズ Silurus glanis
アムールナマズ S.soldatovi
普通のナマズ Parasilurus asotus
ビワコオオナマズ P.biwaensis
イワトコナマズ P.lithophilus
ヤナギナマズ Parasilurus microdorsalis
コーチンナマズ Parasilurus cochinchinensis
珍味魚 ママカリ一家 11ページ 省略
総理大臣の愛犬法
日本 ママカリ
中国 ヒラ類
欧米 ニシン
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