「魚紳士録」 上巻 木村重 緑書房 昭和58年 その6
ドジョウ国巡り 13ページ
ドジョウ学
- 中国では鰍(日本ではカジカ)
大きく分けると、棘が隠れているグループと、棘を持たぬ一群となる。
ワラス線以東には棲まない。
マドジョウ一覧 省略
仏様と福神
ホトケドジョウ Lefua
- 山形県下ではメロズと呼ぶが、これはウスノロの代名詞にもされている。
ホトケとは変な名だが、これは琵琶湖あたりの方言に由来する。
フクドジョウ Barbatula
北海道特産
シマドジョウたち
シマドジョウ属 Cobitis
- 側線のないのが特徴
ヤマトシマドジョウ、シマドジョウ、スジシマドジョウ、シマドジョウ、アジメドジョウの解説。
朝鮮のヨコジマドジョウ、ハナジロドジョウの解説
クーリー・ローチなど
クーリーとはこの魚をはじめて記載した人の名
掲載イラスト
カラドジョウ M.mizolepis
エゾホトケ Lefua nikkonis
フクドジョウ B.toni
ヨーロッパシマドジョウ C.taenia
アジメドジョウ C.delicata
ヨコジマドジョウ C.multifasciata
クーリー・ローチ
掲載白黒写真
ドジョウ雌雄
ヤマトシマドジョウ C.taenia subs
スジシマドジョウ C.t.striata
君の名はアユモドキ 11ページ
アユモドキの風土記
「大和本草紀聞」には"ミコウオ"とでている。
仮称アジアアユモドキ属 Botia
シナアユモドキ属 Sinibotia
ハナアユモドキ属 Leptobotia
古い型のアユモドキ
アユモドキ属 Hymenophysa 口辺が膨れた膜状の意味
ひげは6本
日本産アユモドキ H.curta 短身の意味
- 琵琶湖辺りではウミドジョウと呼ぶ。アウハダ、アユハダ、ドジョウバイなど。
東南アジア
- ボテドジョウ H.hymenophysa 11個の横帯(地方によっては15,6個)
H.lucas bahi 横帯約10個 老魚では消える
H.modesta 幼魚では4,5本の横帯がある。
H.horae 横帯が5本
タイ国ではプラ・ムウすなわちイノシシの牙魚という。
中国
金鰍魚(俗称)H.fasciata 横帯が21
マンシュウアユモドキ H.xanthi 横帯14~17
クラウン・ローチなど
アジアアユモドキ属(仮称)Botia
ひげは8本
Botia.macrocanthus クラウン・ローチ
B.geto インド東北部のガンジス川にいる。
シナアユモドキ属(仮称)Sinibotia
Sinibotia superciliaris 江鰌魚
揚子江に注ぐ四川省と貴州省の支流にいる。
黄青色に10個の黒褐色の横帯がある。
ハナアユモドキ属(仮称)Leptobotia 細長い意味
眼下の棘は1本
ひげは6本
L.elongata 花鮎又は桃花斑魚
四川省の川に多い
50cmにもなる
L.rubrilabris 紅鰌魚
淡紅色に4個の黒い横帯、15cmになる
L.purprea
淡い紫黒色に黒い5個の横帯、10cm足らず
洞庭湖から報告されている
L.compressicauda
福建省の山中渓流にいる
鱗が背側だけにあり、縞模様がなくて暗褐色
掲載イラスト
ボテドジョウ カリマンタン島産
白イノシシの一種 H.horae タイ国産
マンシュウアユモドキ 松花江産
シー・ナァロ Botia geto シッキム地方産
花鮎 Leptobotia elongata 揚子江産
掲載白黒写真
オヤニラミ
アユモドキ
かまととのシラウオ 10ページ
とっしゃん小僧か
シラウオの生態
- イシカワシラウオ、アリアケシラウオ、アリアケヒメシラウオ
地方名はアマサギ、ヒオ(氷魚)、シロウオ、スベリ
中国の銀魚と故事
- タイリクシラウオ別名マルシラウオ、中国では銀魚(インユイ)とか麺魚(ミエン)
オオシラウオは准河流域では氷魚とか草茅魚(かんなくず)
タイコシラウオ(太湖)
掲載イラスト
タイリクシラウオ Hemisalanx prognathus チョウセン大同江産
オオシラウオ Protosalanx hyalocranius
タイコシラウオ Neosalonx tankankei taihuensis 中国太湖産
シロウオ Leucopsarion petersi
白魚の一種 Erythroculter oxycephalus
掲載白黒写真
シラウオの雌雄
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