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2010年3月10日 (水)

「神戸の水生植物」 碓氷信久 神戸市立教育研究所 昭和60年 その3

(3)神戸の水生植物
 浮葉植物 12ページ
  1.ガガブタ
   多くの花は不稔で、種子はほとんど稔らない。
   繁殖は主に殖芽による。

  2.アサザ
  3.ヒシ・オニビシ
   オニビシには葉柄が赤色であるものをメビシといわれる。

  4.ヒツジグサ
  5.ジュンサイ
  6.ヒルムシロ
  7.フトヒルムシロ

  8.ホソバミズヒキモ・コバノヒルムシロ
   両種は果実によって区別する。
   コバノヒルムシロは、とさか状の不規則な突起がある。

  9.トチカガミ
   単性花
   雄花は黄色の雄しべ
   雌花は花柱が6本あり先が2つに分かれ緑色。

  囲み記事 キンギョモ(金魚藻)
   特定の種ではなく、次の7種を含んでいる。
   ホザキノフサモ、マツモ、バイカモ、クロモ、オオカナダモ
   フサジュンサイ

 

沈水植物 34ページ
  10.タチモ
   雌雄異株

  11.フサモ
   雌雄同株
   タチモとは空中葉で容易に区別できる。
   別名キツネノオともいう。

  12.ホザキノフサモ
   花序に空中葉を伴わないことがフサモとの区別点。
   花のようすから名付けられた穂咲房藻の意味。

  13.オオフサモ
   前2種は雌雄同株だが、こちらは雌雄異株。
   日本には雌株のみ上陸している。
   牧野富太郎博士が1922年発見。
   須磨の地名をとりスマフサモと命名。今では別名とされている。

  14.フサジュンサイ(ハゴロモモ)
   カボンバと呼ばれている。

  15.マツモ
   雌雄異株、果実は3本のとげをもつ。
   枝の先端が殖芽となって越冬する。

  16.エビモ
  17.ヤナギモ
   きょ歯はない。

  18.センニンモ
   きょ歯がある。
  19.ササバモ
   砂質~砂レキ質を好んで生育する。

  20.イバラモ
   イバラモとヒメイバラモだけが雌雄異株。

  21.オオトリゲモ
   トリゲモとの区別は雄花の葯が4室であればオオトリゲモ。

  22.トリゲモ
   鳥毛藻の意味

  23.イトトリゲモ
   トリゲモとの区別は果実が2個づつつく。

  24.ヒロハトリゲモ(サガミトリゲモ)
   トリゲモとの区別は、種子表面の細胞が六角形の網目である。

  25.ホッスモ
   葉鞘の先が被針形で区別する。

  26.ヤナギスブタ
   葉は互生
  27.スブタ
   ヤナギスブタとの区別は
    茎が短かく、葉が根生すること
    花のつく苞鞘に柄があること

  28.セキショウモ
   雌雄異株、水媒花
  29.ミズオオバコ
  30.クロモ
   雌雄異株、水媒花
   越冬芽や塊茎で越冬する。

  31.コカナダモ
   1963年に琵琶湖で確認された。

  32.オオカナダモ
   大正時代に生理実験用に導入されたと言われる。
   クロモ、コカナダモとの比較表を掲載
  33.ミズニラ

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