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2010年2月

2010年2月28日 (日)

「金魚」 松井佳一 河出書房 昭和16年 その5

四,金魚の遺傳

  • 石川千代松博士、外山亀太郎博士、日暮忠氏、中村精七郎、石原誠博士等の遺傅學の歴史を記述

    ・・・・私が研究上取った方法は、充分成熟した金魚(普通三歳魚)を交配せんとするもの一尾宛を他のものと隔絶して産卵せしめ、時としては人工授精も行ひ、相反交配をするから一性質雌雄一尾宛二組によって純粋のものを採卵して、都合四組を作ってこれを觀察するのを原則とした。・・・・・ 

 1,眼の遺傳

  • 出目性と普通目性の實驗結果を示し、理論比と實驗比を偏差と誤算の計算で説明鮒の場合の相違を説明。 

 2,鱗の遺傳
  a,モザイツク鱗性の遺伝(※モザイク)
  b,網透明鱗性の遺傳
   透明鱗因子:T
   普通鱗因子:t
   虹胞屑を一様に分布する因子:N
   虹胞屑を部分的に分布する因子:n

   全透明鱗性 TTNN、TTNn、TTnn、Ttnn
   モザイツク鱗性 TtNN、TtNn
   普通鱗性 ttNN、ttNn
   網透明鱗性 ttnn 

 3,鰭の遺傳
  a,尾鰭の遺傳
   金魚の鮒尾と開き尾との交配
   金魚の開き尾と鮒の鮒尾との交配

  b,臀鰭の遺傳
   金魚の複臀鰭と鮒との交配

  c,尾鰭と臀鰭を組合せた遺傳
  d,背鰭缺除性の遺傳
   明白な遺傳型式を示さない。 

 4,肉瘤の遺傳
 5,艶色の遺傳
  顕著な褪色現象を表す金魚と鮒の交配
  透明鱗性の金魚と鮒との交配
  雑色のものと單色のものとの交配
  「くろでめきん」と鮒との交配
  「りうきん」と黒鯉との交配
  「しゅぶんきん」と黒鯉との交配
  「靑色の金魚」と「褪色の金魚」 陳楨氏による

五,實驗動物としての研究業績
 1,形態學的の研究

  • 以下の研究者のさわりを紹介
    渡瀬庄三郎、日暮忠、纐纈理一郎、雨宮育作、戸澤富壽、ベルンド、陳楨、福井謙一、ストロンムステン、グードリッチ及ハンセン、森安正、スミス、武部啓、グッドリッチ及ニコルス、グプナー、牧野佐二郎、グッドリッチ及ツリンカウス、グッドリッチ及アンダーソン 

 2,生態學的の研究

  • 以下の研究者のさわりを紹介
    アロンソーン、ルナール、ビゲロー、クライドル、パーカー、ガドナー、ロガール及ルウイス、パワー、大橋祐之助、寺尾新、マンニング、陳楨、福井謙一、石原誠及操担道、奥田惣三郎、山本時男、山本孝治、勝田穣

 3,引用文献

2010年2月24日 (水)

「金魚」 松井佳一 河出書房 昭和16年 その4

三,金魚の種類

 ・・・・・苟も品種といふ以上はそれと同様のものを計畫的に次代に繁殖せしめる得るもの思ふ、従って遺傳しない形質を特徴とするものは其の品種といふことは出來ない、私はこの意味で金魚の品種を記述するものである。・・・・・

 (1)支那から傳來の明白な品種

  • わきん、らんちう(卵蟲)、りうきん、でめきん、ちゃうてんがん

 (2)日本で出來た品種
  1)原型から分離淘汰したもの

  • ぢきん、なんきん、とさきん、てつをなが、おほさからんちう、やまがたきんぎょ、つがるにしき

  2)交雜によって作ったことの明白なもの

  • わとうない、きんらんし、しゅぶんきん、しうきん、キャリコ、ひろにしき、あずまにしき

 (3)由來の不明瞭なもの

  • おらんだししがしら

 1,わきん(和金、和錦)、やまと

  • 昭和二年春普通鱗の「わきん」から突然變種として網透明鱗性のものを得て繁殖さした・・・・

 2,りうきん(琉金、琉錦)、をなが、ながさき

 3,らんちう(卵蟲、金)、丸っこ、てうせん(郡山)、朝鮮金魚
  多くのページ割いている。
  a,らんちう(金(魚壽)、蘭(魚壽))

  • 豊橋市の金魚屋 戸田善次郎翁、弟の岡崎在の杉田久五郎翁の話
    三河國横須賀の岡山に「おかやまらん」
    名古屋に「しみづらん」

  b,おほさからんちう(大阪蘭(魚壽))
  c,なんきん

 4,でめきん(出目金、出目錦)、支那金、支那金魚
  明治28年以降に普及した理由を文献を元に解説。
  a,あかでめきん(赤出目金)
  b,くろでめきん(黒出目金)
  c、さんしきでめきん(三色出目金、キャリコ出目金)
   鱗性の説明

 5,ちようてんがん(頂天眼)、でめらんちう
  来歴、全滅、再輸入の話
  「でめきん」と「らんちう」との交配であるとの誤りを文献で解説

 6,ぢきん(地錦)、ぢわう(地王)、ぢきんぎょ(地金魚)、しゃち
                   名古屋金魚、愛錦、くじゃく(孔雀)
  この品種についても多くのページを割いている。

 7,とさきん(土佐金)
  この金魚の由來等については何等の資料を持たない。

 8,てつをなが(鐵尾長)

  • 古くは數十年前に絶滅したという遠州の掛塚に「かけつかのふさを」というのがあってそれから淘汰したものであったらしい。

 9,おらんだししがしら(和蘭獅子頭)

  • ・・・・・一尺以上にも及ぶものがある、かゝるものは水中に牡丹の花の咲き離れたかの觀がある、・・・・・
    由來や品種名について多くのページを要している。
    淡路の大鮫卯平

 10,わとうない(和唐内)、わりう(和琉)
  名前の由來と、著者のの後輩實驗の話。

 11,しうきん(秋錦)

  • 金魚商秋山吉五郎、豊橋市の戸田善次郎及び岡崎在の杉田久五郎との関係を記述。
    箕作佳吉博士の論文とスミス氏の著書のこと。

 12,きんらんし(金(魚闌)子)
  松原新之助氏と秋山吉五郎氏の命名話
  著者の交配實驗の話
  金魚秘訣録の圖の話

 13,しゆぶきん(朱文金、朱文錦)
  秋山吉五郎氏の三種混合の話と松原新之助氏の論文の相違
  著者の交配實驗の話

 14,キヤリコ
  秋山吉五郎氏と米國人フランクリン・バックカード氏の命名の話
  モザイク透明鱗はヘテロ接合體

 15、アズマニシキ(東錦)
  横濱の加藤金藏氏と東京の金魚商高橋鐵次郎氏の命名の話

 16,つがるにしき(津輕錦)
  澄宮殿下と弘前金魚協會の命名の話
  本種の由來について解説

 17,ひろにしき(弘錦)、こうきん(弘金)
  弘前市の宮本喜三郎氏の交配の話。

 18,やまがたきんぎょ(山形金魚)、ふたつおきんぎょ
  奥羽、東北地方に廣く普及

 19,「わきん」と「ふな」の雑種
  母親遺傳の傾向がある

 20,「りうきん」と「ふな」の雑種
  習性は鮒に似て狂暴
  「てつぎょ」との関係を解説

 附 てつぎょ

  • 大正十一年(1922年)の平和記念東京博覧會に山形縣北村山郡玉野村大字母袋若畑沼産の「てつぎょ」が出品されて廣く世に知られた。

    昭和二年、宮城縣加美郡宮崎村字田代岳の魚取沼のものを朴澤三二博士が調査
    著者の遺傳の實驗及び前地域の状況から雑種説を肯定する話

 21,金魚の進化と其の系統

  • 多くの金魚の書に引用されている、有名な系統図を説明
    渡瀬庄三郎博士、箕作佳吉博士、スミス氏の系統について解説。

2010年2月22日 (月)

「金魚」 松井佳一 河出書房 昭和16年 その3

二,金魚の本質
 1,分類學上の位置
 2,金魚の形態
  イ、體形
  ロ、鱗
   普通鱗、透明鱗、網透明鱗
   普通鱗性、全透明鱗性、モザイイツク透明鱗性クの説明
   (※モザイク)

  ハ、頭部
   獅子頭、ときん(兜巾)、おかめの説明
   孵化後約120日頃から漸次肉眼でも認められるようになる。
   らんちうの房髭、牡丹髭
   はなふさ 支那では絨球と呼ぶ。

  ニ、眼
  ホ、背鰭
  ヘ、胸鰭
  ト、腹鰭
  チ、臀鰭
  リ、尾鰭
  ヌ、體色
   いろいろな色素胞の説明
  ル、性的標徴
   雌雄區分の説明
  オ、内部機關

 

3,金魚の生態
  イ、習性
  ロ、外圍との關係
   體温、適温、鹽分、酸素、光線、水流、嗅覚、音響の話

  • 1.5%の食鹽水溶液中でも生存するが、2.0%では5時間で死し、3.0%では1時間半で死んだ。

2010年2月21日 (日)

「金魚」 松井佳一 河出書房 昭和16年 その2


 私は六年前の昭和十年六月に當時迄二十二年間の研究を取り纏めた科學と趣味から見た金魚の研究を上梓して、その翌年四月に飼育法のみを詳述した實驗金魚の愛玩と飼育法を上梓した。

 ・・・・・

 金魚の飼育は私の生活の一部であり又趣味であって其後も常に研究と蒐集とを續けて居る、これは恐らく私の終生の仕事の一つであらう、・・・・・。

 ・・・・・本書は前著改訂の暫定版とも云ふ可きものであるが紙數の關係で詳細な點は重複をさけることとした。

 ・・・・・

   昭和十六年二月二十日第五十回誕生日
     欣魚荘文庫にて 松井佳一 識

---ここから本文---

一,金魚の起源
 其の出現は 葛洪著 抱朴子
         張華撰 博物志

 飼育は 李時珍著 本草綱目
      陳淏子著 秘傳花鏡
      蒋廷錫等編 古今圖集成

 

1,金魚の祖先
  学名について縷々書かれている。
  金魚と鮒との類縁について
   石原誠及び操担道両氏の血清の沈殿反応による研究
   牧野佐二博士の染色体の研究
   故外山亀太郎博士を引き継いだ交雜の實驗

・・・・・金魚の原型は鮒であることは疑ひの餘地のない程であって、鮒が「ひぶな」に赤變し開き尾となったものが原始的の金魚で、それが日本でいふ「わきん」であることが證明出来る・・・・

 

2,日本の金魚の始
  和事始六巻 貝原好古 天和三年(1683年)
  金魚養玩草 安達喜之 寛延元年(1748年)
  廣大和本草八巻 直海龍撰 寶暦九年(1759年)
  金魚名類考 觀魚亭 寛政八年(1796年)
  俗事百工起原巻之中 宮川政運 慶應元年(1865年)
  十三朝記聞 源照矩編 文久二年(1862年)
  多識篇 林道春 慶長十七年(1612年)

  以上の文献を解説し

「・・・・・金魚の最初の傳来を文亀二年とすることに賛成する。」と記している。

  「朝鮮金魚」と「らんちう」については以下の文献を解説。
   金魚秘決録 金魚養玩草の後篇 寛延二年刊
   只增訂武江年表 朝倉無聲 大正十四年(1925年)
   西鶴置土産巻二 元禄六年(1693年)

  金魚が日本で出現したとする妄説を以下の文献で解説
   江源武鑑第十七 佐々木氏郷 明暦二年(1656年)
   大和郡山金魚育養の方法 古川松柏 明治二十三年
     大日本水産會報告第九十八號
   長崎見聞録 廣川獅著 寛政十二年(1800年)
   坂部甚五郎の道中記及び裏見寒話 宝暦二年(1852年)
   大阪府誌 明治三十六年

  米國への傳来について前著(明治十年とした)の訂正をしている
   明治九年四月二十七日發行の朝野新聞を引用

 著者が所有している文献を多数紹介

2010年2月20日 (土)

「金魚」 松井佳一 河出書房 昭和16年

「金魚」 松井佳一 河出書房 昭和16年5月25日發行 B6判 P.178 定價1圓20錢 科学新書9 本来は函付き

 著者はこの他にも多くの金魚関連の本を出しており、「序」において、金魚の研究は終生の仕事と述べております。

 この本は、昭和10年に上梓した「科學と趣味から見た金魚の研究」及び昭和11年に著した「實驗金魚の愛玩と飼育法」の誤謬を正し、その後の研究を付け加えたものと「序」の中で言っています。

 種解説のための、金魚のイラストや写真はありません。

 復刻版が出版された「科學と趣味から見た金魚の研究」以外の松井佳一氏の本は、古書界では余り見かけません。

 因みに氏の名前は「よしいち」と読みます。

【構成】


目次
 一,金魚の起源
  1,金魚の祖先
  2,日本の金魚の始

 二,金魚の本質
  1,分類學上の位置
  2,金魚の形態
  3,金魚の生態

 三,金魚の種類
  1,わきん
  2,りうきん
  3,らんちう
  4,でめきん
  5,ちようてんがん
  6,ぢきん
  7,とさきん
  8,てつをなが
  9,おらんだししがしら
  10,わとうない
  11,しうきん
  12,きんらんし
  13,しゆぶきん
  14,キヤリコ
  15、アズマニシキ
  16,つがるにしき
  17,ひろにしき
  18,やまがたきんぎょ
  19,「わきん」と「ふな」の雑種
  20,「りうきん」と「ふな」の雑種 附 てつぎょ
  21,金魚の進化と其の系統

 四,金魚の遺傳
  1,眼の遺傳
  2,鱗の遺傳
  3,鰭の遺傳
  4,肉瘤の遺傳
  5,艶色の遺傳

 五,實驗動物としての研究業績
  1,形態學的の研究
  2,生態學的の研究
  3,引用文献

 六,金魚の飼育と觀賞
  1,飼育法
  2,觀賞

 七,索引

 挿畫目次
  第1圖 金魚の外形並に體部測定方式
  第2圖 金魚の鱗の色素細胞
  第3圖 魚の雌雄生殖孔の差異
  第4圖 金魚の追星
  第5圖 金魚の尾部骨格
  第6圖 金魚の精蟲
  第7圖 金魚の系統圖
  第8圖 眼性の遺傳模式圖
  第9圖 鱗性の遺傳模式圖
  第10圖 自働餘水吐模式図
  第11圖 ミヂンコの種類
  第12圖 フサモ
  第13圖 金魚の尾鰭の型
  第14圖 「らんちう」の不正形

奥付
-----メモ-----
1941年=昭和16年
関連本

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2010年2月19日 (金)

「アクアライフ」 昭和55年5月号 通巻10号 その5

好餌苑(9) 色 2ページ
 錦鯉と呼ばれるようになった色鯉の色の秘密

  • 戦前までは、色鯉花鯉などと呼ばれることが多かったが、戦時下に、イロコイのことなどまかりならん、という軍部の圧力?で、錦鯉と呼ばれるようになったという。

 色の変化はどのようにして起こるのだろうか?

鈍魚庵の旧刊紹介(10) 2ページ
 「江戸前釣り師」三遊亭金馬 徳間書店 昭和37年
 「魚の国案内」末広恭雄 新潮社 昭和38年
 「さかな歳時記」秋山重男 三一書房 昭和41年
 「随筆うなぎの旅」松井魁(イサヲ) 実業之日本社 昭和36年
 「釣魚礼賛」榛葉英治 東京書房社 昭和46年

魚徒然抄(9) ナマズ 2ページ
 幼期にはヒゲは6本

  • ナマズの研究で知られる友田淑郎氏によると、体長が60~70mmの大きさになると2本のヒゲが脱落してしまうんだという。

 地震予知の能力は?

  • ナマズと地震についての研究は古く、昭和6年に東北大学の畑井教授によるもの。

 養殖向きのアメリカナマズ
 ナマズの産卵習性

アクア・テラリュウム学入門(10) 2ページ
 魚を入れるための準備(4)
  保温に必要なサーモとヒーター
   適温を維持するサーモスタット

  • 今から30年前に初めて使ったのは、水銀柱ラセン式接点のサーモスタット。

   サーモスタットの良否
   サーモスタットの型
   ヒーターについて
   サーモとヒーターのセット

ショップ・レビュー
 フジ水族館 東京都東村山市
 吉野屋 川崎市多摩区
 相海センター(相模原海水魚) 相模原市
 港エンゼル 大阪市南区

広告

  • 「フィッシュセンター富士」の広告でランプロローガス・ブリチャージの産卵を1ページに渡って紹介。

これでこの号の紹介は終わりです。

-----メモ-----
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2010年2月18日 (木)

「アクアライフ」 昭和55年5月号 通巻10号 その4

グッピー講座(4)最終回 グッピーの病気と対策法 2ページ
 1,白点病
 2,尾ぐされ病
 3,口ぐされ病(マウスファンガス)
 4,えら病(えら腐れ病)
 5,綿かぶり病
 6,松カサ病(立鱗病)
 7,栄養性障害
 8,意外な落とし穴

淡水魚飼育のテクニック(7) フナ 3ページ
 キンブナ
  一番多く見られる種

 ゲンゴロウブナ

  • 元来琵琶湖特産であったがゲンゴロウが、大阪で飼育改良され後、カワチブナの名で全国へ広がったものとされる。
    50cmを越える者も知られている。仲々水槽になじまず長期に生かす人は少ないようだ。

 ニゴロブナ
  琵琶湖特産で40cmを越える個体もみられる。

 ギンブナ

  • 他魚の精子を刺激剤として使うと、人工処女生殖を簡単に起こす。

 フナの採集法
 フナの飼育法

  • ゲンゴロウブナは食べる量が少なく、しかも長時間かかって食べるために、エサのやり過ぎによる水質悪化を招く。
    野生状態のフナを飼い始める時は、すでに慣れている個体と一緒に入れることによって、より早く水槽になじませることが出来る。

 フナと金魚の関係
 フナよもやま話
  ゲンゴロウブナの名の由来が2点書かれている。

 フナの産卵

シクリッドインフォメーション(4) 親と子の絆(3) 2ページ
 目か、鼻か、それとも側線か?

  • マウスブリーダーの稚魚は、水流によって反応し、その後視覚によって行動している。
    生得的解発機構(IRM)

 基質産卵魚の場合は?

  • 基質産卵魚では、稚魚の反応は視覚によって引き起こされている。

 効率のよいコミュニケーションのために

  • 基質産卵魚では稚魚は群を作り、マウスブリーダーではこのような群は形成されない。よって親魚の方を見ていない可能性も高い。

錦鯉メモランダム(5) 錦鯉の観賞池 3ページ
 地形の推移

  • 庭に造られる池は、園池または庭池と呼ばれる。
    室町時代には池の水面を「心」字の草書体にかたどることが流行した。心字池には、二つの中島が水面からつき出している。

 庭池選定の条件
 水槽飼育の実際
 水槽の設置

産卵生態シリーズ(2) パラダイスフィッシュの産卵 カラー3ページ

-----メモ-----
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2010年2月16日 (火)

「アクアライフ」 昭和55年5月号 通巻10号 その3

コリドラスの魅力 カラー4ページ
 代表種を10種とSP種を8種紹介
 SPに既にイルミナグリーンもいます。

長崎で見つかったテツギョ カラー2ページ
 農家の池で見つかった個体の写真

初心者からマニアまで楽しめるコリドラス 5ページ
 トレードマークはヒゲと大きなウロコ
 何とでも共存できる温和な性格
 腸呼吸のおかげで水溜りでも元気

 ちょっと気をつけたい飼育のポイント
  1,単独か混泳かで変えたい温度
  2,水質は中性から弱アルカリ性
  3,砂粒の大きさで異なる生態
  4,豊富なメニュー、コリドラスの食事

 マニアにもぜひ挑戦して欲しい繁殖
  1,水槽は適当に落ちついたものを
  2,産卵温度は低めに
  3,水質はあまり過敏にならずに
  4,産卵しやすい環境を作ってやろう
  5,総合的に判断したい雌雄の区別
  6,なかなか情熱的な産卵形態
  7,産卵後は温度を高めに
  8,稚魚の餌の心配をしないために

へそまがり熱帯魚学(3) コリドラス 3ページ
 副題 コリドラスはいま大分化のさかな

 ピコグラム
  DNA量を示す時に用いている単位
  1兆分の1グラム

 進化とDNA量は関係する

  • DNAは進化の段階が低いほど多く、高いほど少ない、また、基本的な形態の魚に多く、より特化した魚に少ない。

 減ってゆくDNA
 増えるDNA

  • コリドラスは同類の2~3倍のDNAを持っている。
    DNAが多いということは、どれだけ遺伝変異と選択チャンスが多いということで、種分化には有利なこと。

パラダイスフィッシュの産卵 1ページ

  • ベタの卵などと違って軽いので、そのまま浮上して泡巣に付着する。
    翌日になると水槽の中央にオスが踏んばり、メスは水底近くに追いやられており、産卵行動が見られなくなったので、メスを取り出す。

    餌は朝と晩に市販の粉餌を水面に溶かしてやるだけで、初期餌料はいわゆるバランスド・アクアリウムに発生している微生物に頼った。
    20日後の生残数は100尾をかぞえた。

テツギョとはどんな魚? 2ページ

  • テツギョについての文献はいろいろあるが、宮城県史跡天然記念物調査委員であった東北大学教授、朴沢三二博士が、魚取沼のテツギョの研究報告を行ったものがテツギョ研究の古典となっている。

    一般的な読み物としては、「天然記念物の動物たち」のなかで、畑正憲氏が独特の筆のはこびで魚取沼のテツギョのことを書いており、前記の朴沢三二博士の分析報告のこともかいてある。

     XX市のAA地区では「オナガ」とよんでいる。

    今までの報告は、ほとんど、池や沼からのものだった。しかし、私達はYY市のBB川、XX市のCC川、DD川からもテツギョを得た。CC川の調査では、フナ60に対してテツギョ1くらいの割合であった。また、未確認ながら、きわめて確実性の高いものとして、XX市のEE川からの情報も得ている。

    -----メモ-----
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2010年2月15日 (月)

「アクアライフ」 昭和55年5月号 通巻10号 その2

巻頭カラー
小型カラシンへの招待 14ページ
 カタログ的に紹介

小型カラシンへの招待 4ページ
 わが名はテトラ
 頭痛学入門講座
  分類
   ヴェルグ氏によるカラシン亜目の分類

  • 1,カラシン科 Characidae
      ハイフェソブリコン属、ヘミグラムス属、メガランフォーダス属など
  • 2,ガステロペレック科 Gasteropelecidae
      ガステロペレック属、カーネギエラ属、トラコチャラック属
  • 3,アノストムス科 Anostomidae
      アノストムス属、レポリナス属、アーノルディクス属、プロキロダス属、アブラミテス属など
  • 4,ヘミオドント科 Hemiodontidae
      ヘミオダス属、パラドン属
  • 5,シタリン科 Citharinidae
      ディスティコダス属
  • 6,キフォストムス科 Xiphostomidae
      観賞魚として飼育歴無し

  分布

 君の名は?テトラ君
  サンタマリアについて4種類のイラスト
  レッドノーズについて5種類のイラスト

カラシンの飼い方 4ページ
 先ず第一に・・・
 水槽
 水質
 水草
 害虫
 衛生
 餌
 水温
 購入に際して
 囲み記事
  第三のネオン・テトラ
   1967~1968年に輸入されたロング・ライン・ネオン
  ネオン・テトラ小史

  • インネスの賞金の話、牧野信司氏の繁殖の話、秩父の宮様からの命により松井佳一氏がブラジルへ行った話し等興味深い。

小型カラシンの病気と対策 6ページ
 病気あれこれ
 病気は恐くない
 病気を出さない水槽管理
 病気侵入ルートと対策
 病気の間接的原因
 早期発見、早期治療の為に
 病気の症状と治療法

  • 各病気の治療法が書かれている。ペニシリン塩酸キニーネ等の使用量も書かれている。

 病気でない病気
 薬品中毒
 内的な病気とその対策
 病後の水替と消毒
 囲み記事
  カージナルテトラ

  • 学名が一日違いで、cardinalisではなくaxelrodiになったエピソードを紹介

  生態・形態あれこれ

カラシンのブリーディングテクニック 桑名和宏 1ページ
 初心者向け講座
 中級講座
 変わった産卵あれこれ

-----メモ-----
1980年=昭和55年
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2010年2月14日 (日)

「アクアライフ」 昭和55年5月号 通巻10号

「アクアライフ」 昭和55年5月号 通巻10号 マリン企画 A4判 P.128 600円

特集は「小型カラシンへの招待」

小型カラシンは好きではないのに、何故か20数年ぶりホタルテトラなる魚を買った。小さいけど意外に元気で、しかも丈夫で驚いている。東南アジア系の魚が如何に難しいか考えさせられた。でもピンクテールなどは居たりはする。

【目次】
AQUA GRAPHICS
 小型カラシンへの招待 撮影:佐々木隆良,吉田吉彦
 コリドラスの魅力 撮影:佐々木隆良、吉田吉彦 文:桜井潔
 産卵生態シリーズ(1) パラダイスフィッシュの産卵
              写真,文:中臣玉衛
 SPRING COMES TO MIYAKE-JIMA 撮影,文:ジャック・T・モイヤー
 オスとメスとではこんなにも違うヒレナガヤッコの仲間 撮影:益田一

長崎で見つかったテツギョ 撮影:草野慎二 文:津田美智夫
小型カラシンへの招待 文:桑名和宏
カラシンの飼い方 文:木村浩章
小型カラシンの病気と対策 文:小林道信
初心者からマニアまで楽しめるコリドラス 文:松坂実

テツギョとはどんな魚? 津田美智夫
グッピー講座(4) グッピーの病気と対策法 河合勇
淡水魚飼育のテクニック(7) フナ 吉田徳巨
シクリッドインフォメーション(4) 親と子の絆(3) 佐藤哲
錦鯉メモランダム(5) 錦鯉の観賞池 水沢六郎

カエルの徹底飼育百科 千石正一
へそまがり熱帯魚学(3) コリドラス 多紀保彦
モノドンの「海の置き手紙」(7) 菅能琇一

アクア・テラリュウム学入門(10) 牧野信司
無脊椎動物入門(1) 武田正倫
好餌苑(9) 谷魚目
鈍魚庵の旧刊紹介(10) 鈍魚庵主人
魚徒然抄(9) ナマズ さとう魚水
無理難題VS快答乱麻 Q/A

アクアデパートメント
ハロー・アクアリスト
ショップレビュー
コリコリクイズ
アクア・インフォメーション
ブックレビュー
メールボックス
編集後記

-----メモ-----
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2010年2月12日 (金)

「アクアライフ」 昭和55年4月号 通巻9号 その4

魚類学入門(4) 4ページ
 脊椎動物の進化と魚類
 1,中軸骨格の形成
  ナメクジウオ→円口類(ヤツメウナギ、メクラウナギ)
 2,顎骨の獲得
  円口類→軟骨魚類(サメ、エイ類)
 3,肺と四岐の準備
  4億年程前の魚→総鰭類(肺魚、シーラカンス)
 4,部分的な水圏からの離脱
  総鰭類→両生類
 5,水圏からの完全な離脱
  両生類→爬虫類
 6,恒温性の獲得
  爬虫類→鳥類、哺乳類

アクア・テラリュウム学入門(9) 2ページ
 魚を入れるための準備(3)
  バランスのとれたアクアリウムとは(続)

鈍魚庵の旧刊紹介(9) 2ページ
 「魚前線」高桑更平 非売品 句集 昭和49年
 「食卓の魚」末廣恭雄 東洋経済新報社 昭和29年
 「魚介歳時記」柳原敏雄 婦人画報社 昭和35年
 「遠眼鏡」中村春逸 一二三書房 昭和29年
 「呑馬先生釣日記」野間仁根 オリオン社出版部刊 昭和37年

無理難題VS快答乱麻 Q/A
 今回はQ/Aに対し、若いマニアが話し合った対談形式。
 このマニアがスゴくて、今のアクア界で活躍している人ばかり。
 各人の写真、飼育歴、得意分野が書かれています。
  松坂 実   33歳 飼育歴13年 キャット類
  佐藤 哲   24歳 飼育歴 5年 シクリッド
  久保田勝馬 18歳 飼育歴 8年 グッピーと海藻
  森 文俊   21歳 飼育歴11年 日本産淡水魚
  宮沢直人  19歳 飼育歴 9年 海水魚と水草
  木村浩章  19歳 飼育歴11年 キャット類
  小林道信  19歳 飼育歴 5年 カラシン
  桑名和宏  20歳 飼育歴12年 小型カラシン
  黒沢慶司  22歳 飼育歴11年 病気
  三宅直人  25歳 本誌編集部員

好餌苑(8) 卵 2ページ

  • 卵とはいったい魚にとって何なのか?卵が持っている意味を先ず考えてみよう

    卵には、どのようなものがあるか?の種類と産卵の関係

    卵を産み、子孫を残し種を維持するために数千里も断食旅行をする魚さえいるぞ

    卵の大きさを見るとその魚の育つ所が分かるというが?

ハロー・アクアリスト

  • マニア訪問で、高校生の内山隆という人が出ているけど、淡水魚の写真撮っているあの人かな。

アクア・インフォメーション

  • 「日本熱帯魚協会設立される」と言う記事で、事務局が小林道信となっている。みんながんばっていたんですね。

ブックレビュー
 「百魚歳時記」岩満重孝 中央公論社

ショップ・レビュー
 中村観魚園 伏見区
 エンゼル園 足立区
 小林熱帯魚 品川区
 あにまるはうす 新宿区

これでこの号の紹介は終わりです。

-----メモ-----
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2010年2月11日 (木)

「アクアライフ」 昭和55年4月号 通巻9号 その3

アクリル水槽の作り方 2.5ページ
 アクリル水槽の利点
 ろ過器の作り方
 工具と材料の処理法

総ガラス水槽の作り方と注意点 2.5ページ
 水槽の設計
 卵生メダカ用の水槽

ベロネソックスの生物学 松坂実 1ページ
 Belonesox belizanusu
 雄は15cmぐらい、雌は20cm近くになる。
 初産は30~40匹ぐらいで、2度目からは60匹上産まれる。

淡水魚飼育のテクニック(6) カマツカ、ツチフキ、ゼゼラ 3ページ
 採集地の選定
 輸送の際の注意点
 飼育の楽しみ方
 産卵習性
 大河川のワンドについて

グッピー講座(3) 良いグッピーとは 2ページ
 良いグッピーの求め方

  • 何でもそうであるが、最初に良いものを求めないと長続きはしない。

 良い魚は1ペアで飼うこと

  • 45~60cmの水槽に良いものを1ペア入れるべきである。同系統の場合、オス1に対しメス2~3匹までは入れても良いと思う。
    グッピーは野生に戻ろうとする力が強い魚で、オスが複数になってくると、その危険性も大きくなるのである。

 日常管理

シクリッドインフォメーション(3) 親と子の絆(2) 2ページ
 動物の行動学

  • 生物学の中にエソロジーと呼ばれる分野がある。日本語では、比較行動学とか動物行動学と訳されることが多い。
    興味のある向きは以下の本を
     ローレンツの「攻撃」みすず書房、「ソロモンの指輪」思索社
     ティンバーゲンの「本能の研究」三共出版
     ベーレンツ「シクリッドフィッシュの行動」思索社

 行動の観察とエソグラム
  観察された結果を記述したものを行動のエソグラムという。

 驚いたティラピアのメスは
 シクリッドのことば

第12回全日本総合錦鯉品評会 カラー3ページ
 総合優勝は香川県高松市の穴吹夏次氏所有の紅白

ボルネオの渓流を探る カラー2ページ 記事4ページ
 熱帯雨林は進化の工場
 単身奥地へ向かう
  北ボルネオのコタ・キナバル

 オニテナガエビを獲る子供たち
 いよいよ渓流へ
 岩に貼りつく魚たち
 ドジョウに足をなめられる
 イラスト ボルネオの渓流に棲む魚達
  Gastromyzon borneensis
  Glaniopsis hanitschi
  Parhomaloptera microstoma
  Protomyzon griswoldi
  Protomyzon aphelocheilus
  Nemachilus olivaceus

へそまがり熱帯魚学(2) デンキウナギ 4ページ
 わたしの素性
 わたしの自慢
 わたしの特技

  • 口粘膜から酸素を取り入れることが出来る。炭酸ガスはエラから出す仕組み。

 わたしの弱み

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2010年2月10日 (水)

「アクアライフ」 昭和55年4月号 通巻9号 その2

巻頭カラー
 暗闇の妖精アンジェリカス 2ページ
 水玉模様のバラエティー 2ページ

  • スポット系のシノドンティスを10種紹介
    アカンソミアス、オセリファー、ノータタス、デコラス、ロビアナスSP、ヴィクトリア、メラノスティクタス、マルチプンクタータス、アルバーティ、ニグリタ

 モザイクや縞模様をもった魚たちもいる 2ページ

  • 7種紹介
    ダビディ、プレオロプス、ブリチャーディ、アングイエンスSP、ショテデニィ、フラビタエニアタス、ショテデニィSP

 サカサナマズにとって世界はどのように映っているのだろう
                               2ページ

 産卵生態シリーズ(1) ベロネソックスの産仔を追う 3ページ

シノドンティスのすべて 7ページ
 サカサナマズの不思議
 シノドンティスの体型
 未知の魅力を秘めた魚
 シノドンティスの種類

  • 解説はサカサナマズ、アンジェリカス、ノータタス、ヌミファー、デコラス、オーナタス、アルバーティ、シャル
    アフリカ大陸のイラストに河川を記し、種毎の分布図を掲載

 その他のシノドンティス

  • 解説はニグリタ、メラノスティクタス、アカンソミアス、ショテデニィ、フラビタエニアタス、ブリチャーディ、プレオロプス、バテンソーダ、マルチプンクタータス、ダビデ

 シノドンティスの飼育法
 シノドンティスの飼育環境

アンジェリカスの徹底研究 2ページ

  • 「私はアンジェリカスを最高の状態まで引き上げてやりたくなった。そこで、シノドンティスに関する資料、学問書、洋書をかたっぱしから読みあさると、『鉄分の多い水を好む』と、口裏でも合わせたように書かれている。・・・・・」

サカサナマズはなぜ逆さになるの 2ページ
 背面受光反応と腹面接触反応
 内耳の構造は他の魚と同じ
 非常に強い腹面接触反応
 サカサにした時の目の働きは?
 視覚を奪うとどうなるか
 複雑な制御機構

錦鯉メモランダム(4) 錦鯉の近代化 3ページ
 変貌する錦鯉のふるさと
 原産地の養鯉法
 秋の祭典 錦鯉品評会
 威勢のよい声で始まるセリ声
 銘鯉の条件とは

  • 品評会では全身の大きさによって、5部に分けるのが一般的。
    1部は20cmまで、2部は36cmまで、3部は48cmまで、4部は58cmまで、5部は59cm以上。
    コンテストの採点基準は、スタイル50点、色彩30点、模様20点が大体の配分。

 近代化への課題

原色熱帯魚図鑑(7) カラー4ページ
 シルバー・バルブ 文:渡辺哲夫 以下同じ
 チェリー・バルブ
 キンセンラスボラ
 ラスボラ・ヘテロモルファ
  ブリーディングは酸性で硬水が良い。

 テトラオドン・フルビアティリス 文:松坂実 以下同じ
  Tetraodon fluviatilis
  ブルーフィッシュ、ミドリフグ、マミズフグのこと

 テトラオドン・パレンバンエンシス
  Tetraodon palembanensis
  ハチノジフグのこと

 アカメフグ
  Tetraodon somphongsi ソンフォングシー
  他にもT.leiurus、T.cutcutiaが知られてる。

 アフリカフグ

  • ミウルス Tetraodon miurus、ファハカ T.fahaka、T.fahakastrigosus、ムブ T.mbu、T.shoutedeni、T.somphongsi

 南米淡水フグ
  Colomesus psittacus
  日本には1979年に数匹輸入された。15cmぐらいに成長する。

優雅な姿が人気の的 リュウキン カラー2ページ
 多赤更紗で模様の美しいものが好まれる。
 美しさが十分発揮されるのは3才魚になってから。

-----メモ-----
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2010年2月 8日 (月)

「アクアライフ」 昭和55年4月号 通巻9号

「アクアライフ」 昭和55年4月号 通巻9号 マリン企画 A4判 P.128 600円

特集は「シノドンティス」
 かつてのノートを見てみると、この年の2年前位からシノドンティスのブームが始まり、アンジェリカスが100,000円以上とかした時代で、時々のぞいた小林熱帯魚妙蓮寺水族館には多くの種類がいたものです。
 レースキャット、ヌミファー、アルバーティー、ノタトス、ブラック、プレオロプス等が当方の限界で、フラビタエニアタスやオーナタスは手の届かない種でした。思い切って購入したプレオロプスが1年持たなかったときは、泣きでした。

 今、アンジェリカスなどは数千円、フェザーフィンに至ってはワンコインで買えるなんて夢のようで、東南アジアが一寸本腰を入れると、ここまで安価になるのかと、恐ろしいやらうれしいやらで、複雑な心境です。
と言いながら、フェザーフィンは今水槽にいたりします。

 ブラジルの輸出規制のため、アジアやアフリカの魚が見直されている中、東南アジア一流のハイブリッド攻勢で、アフリカンシクリッドのように自滅へと向かわなければいいのですが。

【目次】
AQUA GRAPHICS
 SYNODONTIS WORLD 撮影:佐々木隆良、吉田吉彦
 ハワイのモンガラカワハギ類 撮影:志水博史
 産卵生態シリーズ(1) ベロネソックスの産仔を追う
                 写真、文:佐々木隆良
 ボルネオの渓流を探る 写真、文:鈴木直樹
 オトヒメベラの産卵行動 撮影、文:ジャック・T・モイヤー

シノドンティスのすべて 松坂実
アンジェリカスの徹底研究 木村浩章
サカサナマズはなぜ逆さになるの 佐藤哲
優雅な姿が人気の的 リュウキン 吉田吉彦
原色熱帯魚図鑑(7) コイ科、淡水フグの仲間
第12回全日本総合錦鯉品評会 吉田吉彦

手作りのオリジナル水槽で楽しみは倍増
 アクリル水槽の作り方 佐藤哲
 総ガラス水槽の作り方と注意点 岩井安男、田中健次郎

グッピー講座(3) 良いグッピーとは 河合勇
錦鯉メモランダム(4) 錦鯉の近代化 水沢六郎
シクリッドインフォメーション(3) 親と子の絆(2) 佐藤哲
淡水魚飼育のテクニック(6) カマツカ、ツチフキ、ゼゼラ 吉田徳巨

トカゲの徹底飼育百科 千石正一
へそまがり熱帯魚学(2) デンキウナギ 多紀保彦
モノドンの「海の置き手紙」(6) 菅能琇一

魚類学入門(4) 井田齋
アクア・テラリュウム学入門(9) 牧野信司
好餌苑(8) 谷魚目
鈍魚庵の旧刊紹介(9) 鈍魚庵主人
無理難題VS快答乱麻 Q/A

ハロー・アクアリスト
アクア・インフォメーション
ネットワーク
ショップ・レビュー
コリコリクイズ
メールボックス
編集後記

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「アクアライフ」 昭和55年3月号 通巻8号 その5

魚類学入門(3) 分類とは 4ページ
 外部形態と内部形態から見た分類のメルクマール
  魚の分類に必要な形態上の知識
   垂直鰭(き) 背ビレ、尾ビレ、尻ビレ
   対鰭     胸ヒレ、腹ヒレ

   頭部  鰓ぶたの後端まで
   体幹部 鰓蓋の後ろから肛門まで
   尾部  それ以降
   体高  体幹部の最も高い部分
   体幅  体幹部の最も幅広い部分

   紡錘形、側扁形、縦扁形、円筒形

  内部形態の特徴
  生態と形態との関連

アクア・テラリュウム学入門(8) 2ページ
 魚を入れるための準備(3)
  どんなフィルターを用いるか
  ろ材の選び方のポイントはどこか
  濾過バクテリアを発生させるには

怪魚ランドへの招待状(6) 最終回 2ページ
 謎に包まれた豪州の怪魚たち
 北米のガーパイクとチョウザメ
 一路日本へ

無理難題VS快答乱麻 Q/A
 水草についたコケ対策 (回答)久保田勝馬
 白い虫(ミズミミズ)の退治法 (回答)木村浩章
 ディスカスのニキビと白いフンの治し方 (回答)松坂実
 電気ナマズの混泳 (回答)松坂実

好餌苑(7) 脳 2ページ

  • 脳があるから痛いのか?鈎をさされた魚は、はたして、痛みを感じているのだろうか?
    魚の脳は5つの部分に分かれている。
     端脳 臭覚
     中脳 視覚
     小脳 運動覚
     延髄 味覚
     間脳 内分泌系
  • 脳と臭覚はクサイ仲!!臭いで行動する夜行性の魚の端脳は大きいぞ
    脳を見れば、目の良し悪しが解るか?はたして、魚は近視なのだろうか?
    魚の耳に、アナがない!!脳は感覚に何をさせようとするのだろう
    脳は、魚の第六感さえも制御しているのか。側線とロレンツィニ器官!!

さかな徒然抄(8) オヤニラミ 2ページ
 家庭的父親の見本
 四つの眼の魚

  • 学名はColeoperca kawamebariである。種名にカワメバルの意味が付されている。

 二つの縄張りの意味
  生殖のため
  餌場の確保のため

 雄の巣作り
  口で汚れた表皮などを剥離する。

 雌雄の産卵行動
  雌は頭頂部に白い帯が出現する。
  茎に卵を2列にして、下から上へと産卵する。

 父性愛に燃えて

鈍魚庵の旧刊紹介(8) 2ページ
 「釣魚迷」 西園寺公一 岩波書店 昭和41年
 「魚の夫婦生活」 中村幸昭 徳間書店 昭和42年
 「ふぐ」 北濱喜一 浪速社 昭和42年
 「ナマコとウニ」 大島広 内田老鶴圃 昭和37年
 「さかなの干物」 竹井誠 石崎書店 昭和42年

ショップ・レビュー
 日本水族館 荒川区
 清水口フィッシュセンター 名古屋市
 太公望アクアペッツ 豊島区
 観賞魚コーナー柴松 岐阜市

奥付
今月号から編集人が石津恵造氏に変わっています。

これでこの号の紹介は終わりです。

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2010年2月 7日 (日)

「アクアライフ」 昭和55年3月号 通巻8号 その4

淡水魚飼育のテクニック(5) ヨシノボリ 3ページ
 採集から水槽まで 水温変化にご用心

  • 飼育に際してはメスが3オス1の割合くらいが適当。
    低温から高温への適応性が低い。
    水質は湖沼産はそれほどでもないが、河川産の場合には新しい水に限る

 稚魚に与えるエサは愛情細かく

  • 産卵したらメスは取り出す。
    フ化した稚魚は非常に小さいため、グリーンウォーターがいい。

 ハゼ科にもいろいろいます

  • ※以下解説有り
    大口だけどとぼけた表情 ドンコ
    人工飼料でもOK チチブ
    温和で混泳向き ウキゴリ
    生息地は河川の上流のみ カワヨシノボリ
    小型で温和でケンカせず ジュズカケハゼ
    入手はひどくむずかしい ボウズハゼ類

グッピー講座(2) グッピーの生態 2ページ
 グッピーとはどういう魚?
 ミリオン・フィッシュの秘密

  • 系統繁殖を心がけているブリーダーでは、生後5~7ヶ月の期間の最盛期のうち3回、総計200尾位しか残さないのが普通。
    飼育下では生後4ヶ月の1回目が20尾弱、2回目が40尾、3回目が80尾前後、4回目が60尾、5回目が20尾といった具合。
    初産で産まれる魚は雄、雌のいずれかに片寄ることが多い。

 寿命は約1年
 最盛期は生後5~7ヶ月
 オスメスの分離
  生後4週間目うらいで選別するのが望ましい。

 水槽は何本必要か
 その他の飼育器具
 グッピーと水草

錦鯉メモランダム(3) 系統分類 3ページ
 錦鯉の変遷

  • 天明の時代から新潟県古志郡二十村郷で飼育されて、約150年の歴史を持っている。

 錦鯉の系統別分類
  各品種の作出年が書かれています。
  錦ゴイ系統図(片岡正脩)
  昭和三色系統図
  秋翠系統図
  黄金系の系統図

 品種改良のポイント
  1,変色しない体色
  2,光りものの永久性
  3,新しい色彩の出現

シクリッドインフォメーション(2) 親と子の絆(1) 2ページ
 進化の原則が適用されない 親と子の関係

  • 他の個体のためにある個体が自らを犠牲にする。
    アルトゥルイズムは「利他主義」と訳される。

 どういう構成で出来上がるのか 親と子の縁

  • 子が生き残る確率が増すほど、産まれる子の数が減ることになる。

 不思議な現象が多すぎる シクリッドの親子

  • マウスブリーダー
    稚魚が隠れようとしても親魚が口を開かなかったらうまくいかない。
    親魚が危険を感じても稚魚にはわからない時もありうる。
    どうして稚魚は自分親と他の魚を間違わないのか。

錦鯉 昭和三色 カラー2ページ
 当歳魚の魅力(3)

東錦 カラー2ページ

へそまがり熱帯魚学(1) ヨツメウオ 4ページ
 前口上
 ちょっと意外な歴史

  • 胎生であることが最初に報告された魚。
    1758年にリンネによって記載されているが、1738年に文明社会に紹介したのはアルテディーという人。
    胎生の発見は、記載から10年後に、ドン・ホセ・アントニー・デ・アルサーテ・イ・ラミレスという長い名の人による。

 種は簡単に見分けられる
  アナブレプス・アナブレプス Anableps anableps
  アナブレプス・ミクロレピス Anableps microlepis
  アナブレプス・ドウィ Anableps dowi

  • この3種は水槽の中でも容易に見分けられる。アナブレプスは5本線、ミクロレピスは2~3本線、ドウィは1本線。

 空中眼は何のため

  • 完全な淡水中にすみつくことはない。ミクロレピスの場合は生息範囲が広い。ドウィは南米産の2種と違って淡水中に多い。
    餌の捕獲に使っている。

 ヨツメウオは悲しからずや

-----メモ-----
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2010年2月 6日 (土)

「アクアライフ」 昭和55年3月号 通巻8号 その3

熱帯魚の繁殖入門 10ページ
 環境はなるべく自然に
 水質をどうとらえるか
 産卵は一にも二にも忍耐
 繁殖計画と養成
 繁殖記録は必ずとろう

 繁殖入門=20種の横顔
  コイ科の魚類

  • ゼブラダニオ
     縞の間の色は、雄が金色、雌が銀色。
     産卵用水槽が別に有れば、十分に卵を持った雌を午後3時ごろまでに入れ、夕方暗くなったら雄を2尾入れてやる。
  • アカヒレ
     雄は雌の前で、白く縁取られた鰭を広げる。
  • ラスボラ(ヘテロモルファ)
     ペーハが酸性に片寄った水質を好むと言われている。
  • チェリー・バルブ
     雄は鰓ぶたから腹部、尾鰭のつけ根に赤が強くなる。
     充分に成熟した雌雄を1尾づつ入れる。
  • チェッカー・バルブ
     雄は赤みがかった鰭の先が黒い。雌は背びれの黒い縁が小さい。  

  アナバス科

  • ベタ(シャム闘魚)
     産卵は充分に卵を持った雌さえ見つかれば容易。
     雌は速やかに取り出す。
  • ドワーフ・グーラミィ
     雄親は、稚魚のフ化後も一緒にしても良い。
  • パール・グーラミィ  

  カラシン科

  • 産卵させるには♀に対して雄2の割合で入れた方が確率が高い。またフ化したばかりの稚魚は光を嫌うので、隠れ場所として小石を入れてやるとよい。
  • ヘッドアンド・テールライト
     頃合いを見て雌雄2ペアぐらいを一緒にしてやると、より確実に産卵させることが出来る。
     産卵用水槽は、新聞紙等で回りを囲って少しうす暗くしてやるとよい。
  • ネオンテトラ
     卵を持っているかどうかを確実に判別するには、灯りを消して、寝ているところを観 察すると、体色が消え、腹部に卵を持っていると外部から判る。
     外部を圍い薄暗くし、水温はやや高めの28度ぐらい。
     雌1尾に雄2尾の割合で入れる。
  • ペンシル・フィッシュ
     ナノストマス・アノマルスが産卵させやすい。
     オスは全体に赤味が増して暗赤褐色になる。
     刺激を与えるため水温を27度位に上げ、水を少し取り換えるといい。
  • モンクホーシャ
     雄は体色が濃くなり、特に目のふちの赤味が増してくる。 

    シクリッド科
  • エンゼルフィッシュ
     雄の方が比較的大きく頭部が出ている。
  • エジプシャン・マウスブリーダー
     婚姻色の出た雄1尾に対し十分腹の膨らんだ雌を2尾位入れる。
     産卵が終わったら、雄は取り出す。
  • ピンクシクリッド
     雌は腹部にピンクがかった黄褐色の模様があらわれる。
    親が卵を食べる心配は余りない。
  • アピストグラマ
     雄の方が熱心に卵やふ化した稚魚の世話をするので雌は取り出す。  

  その他の魚

  • コリドラス
     雌1に対し雄数尾の割合で飼育するとよい。
     繁殖には23度ぐらいが適している。
  • ノトブランキウス・ギュンテリー
     ふ化後1ヶ月で雌を求めるようになる。
  • アルゼンチン・パール
  • ソードテール

 雌雄の簡単な見分け方 イラストで紹介

-----メモ-----
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2010年2月 4日 (木)

「アクアライフ」 昭和55年3月号 通巻8号 その2

表紙
 ペーシュ・カショーロの牙をアップ

巻頭カラー
 アマゾンPART-!! 悠久の大河に踊る魚たち 10ページ
 アマゾンの紳士・淑女たちのプロフィール  4ページ
  代表的な魚種を紹介

アマゾン  緑と水の世界を行く 4ページ
 淡水化された海水魚の巣窟 ベレン周辺
 酸性の水に棲む妖精達 サンタレム周辺
 ピラニヤは真昼のギャングだ
  ピラニヤとはスペイン語で食人種を意味する。
 ナマズの天国ボリビア・アマゾン
 大型魚が我が物顔 マナウス・ネグロ川
 アマゾンの二大源流を探る

寒帯と熱帯が同居する国・ボリヴィア 4ページ
 ※執筆者の漆戸登宇世氏は(財)進化生物研究所
 はじめに
 3つの水系とチチカカ湖をもつ国
 チチカカ湖とその周辺
 アンデスのニジマス
 歓待から熱帯へ
 サンファン 日本人移住地
 アマゾンは生きている
 アマゾンの淡水エイ
 大漁!イチロ川にて

アマゾンに賭ける夢 直撃インタビュー 4ページ
 ※以下の方々がアマゾンについて語っている。
 顔写真、プロフィール付き。

  • 桜井淳史、岩合徳光、栗林慧、多紀保彦、中川志郎、武田正倫、杉浦宏

居ながらにして楽しむアマゾン 1ページ
 アマゾン関係の書籍紹介です。

  • 「探検の世界史7 南米の謎を探る」M・ウィルス/大貫良夫訳 集英社(1975)
    「最後の大アマゾン」B・ブランストン/田村京子訳 集英社(1978)
    「奥アマゾン探検記」向一陽 中央公論社(1978)
    「アマゾン河」神田練蔵 中央公論社(1963)
    「未踏の自然アマゾン」 T・スターリング タイムライフブック(1974)
    「秘境アマゾンへの挑戦」ペロソン探検会 平安書房(1974)
    「ケンちゃん世界を回る ラテンアメリカ」 日本ブリタニカ(1978)
    「大アマゾン探検誌」W・プライス/森下賢一訳 大陸書房(1971)

原色熱帯魚図鑑(6) カラー4ページ

  • エンペラー・テトラ 文:小林道信、撮影:佐々木隆良
    レッド・ノーズ 文:小林道信、撮影:佐々木隆良
    ハプロクロミス・モーリー 文:佐藤哲、撮影:佐々木隆良
    ハプロクロミス・エレクトラ 文:佐藤、撮影:佐々木隆良

  • アフィオセミオン・ルーセンス 文・撮影:田中健次郎
    アフィオセミオン・ガブーネンシー 文・撮影:田中健次郎
    アフィオセミオン・ガブーネンシー・マージナタム 文・撮影:田中健次郎

    クリプトコリネ・ポンテデリフォリア 文:宮沢直人、撮影:吉田吉彦
    クリプトコリネ・ネビリイ 文:宮沢直人、撮影:吉田吉彦

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2010年2月 3日 (水)

「アクアライフ」 昭和55年3月号 通巻8号

「アクアライフ」 昭和55年3月号 通巻8号 マリン企画 A4判 P.122 600円

前号に引き続き特集は「アマゾン!! 悠久の大河と魚たち」
少しづつ松坂実氏が執筆活動を広げています。

【目次】
AQUA GRAPHICS

  • アマゾンPART-!! 悠久の大河に踊る魚たち 撮影:高橋曻
    アマゾンの紳士・淑女たちのプロフィール 撮影:佐々木隆良 吉田吉彦
    珍しいベラのの産卵生態(1) 撮影文:ジャック・T・モイヤー
    バンコクのウィークエンドマーケット 写真と文:樋口英夫

アマゾン  緑と水の世界を行く 松坂実
寒帯と熱帯が同居する国・ボリヴィア 漆戸登宇世
熱帯雨林にひそむ変わり者 アマゾンの爬虫類 千石正一
アマゾンに賭ける夢 直撃インタビュー

口元が可愛いアズマニシキ 吉田吉彦
原色熱帯魚図鑑(6) カラシン・シクリッド・卵生メダカ・水草

熱帯魚の繁殖入門
淡水魚飼育のテクニック(5) ヨシノボリ 吉田徳巨
グッピー講座(2) グッピーの生態 河合勇
錦鯉メモランダム(3) 系統分類 水沢六郎
シクリッドインフォメーション(2) 佐藤哲

イモリの徹底飼育百科 千石正一
へそまがり熱帯魚学 多紀保彦
モノドンの「海の置き手紙」(5) 菅能琇一

魚類学入門(3) 井田齋
アクア・テラリュウム学入門(8) 牧野信司
怪魚ランドへの招待状(終) 豪州編 石垣芳郎
無理難題VS快答乱麻 Q/A

好餌苑(7) 谷魚目
さかな徒然抄(8) オヤニラミ さとう魚水
鈍魚庵の旧刊紹介(8) 鈍魚庵主人
居ながらにして楽しむアマゾン 松坂実

アクア・インフォメーション
ネットワーク
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アクア・ギヤ
コリコリクイズ
メールボックス
編集後記

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2010年2月 2日 (火)

「アクアライフ」 昭和55年2月号 通巻7号 その4

無理難題VS快答乱麻 Q/A 4ページ

  • 水上葉を水中葉へ転換する方法 (回答)宮沢直人
    カリクシス(※カリクティス)とアーマドキャットは同じか
                        (回答)飯塚泰治
    良いグッピーを創る上での雌雄の選ぶ基準
                        (回答)久保田勝馬
    水カビ病の原因と治療法 (回答)黒沢慶司

好餌苑(6) 2ページ
 性の違いは、どこで見分けるのだろう 人間の場合と、ちと違う

  • おすは自然状態では2割ほどしかいない、言われている。

 性転換などで驚いては、魚とは、つき合えないぞ

  • 川に残されたヤマメは雄が多い。

 性行動よりも、アプローチの方法に苦労する魚も多い

  • プロトプテルスは水辺の土に穴を掘り2~3匹のめすに卵を産ませる。

 性の営みのために体をめすに提供するおすもいる

さかな徒然抄(7) トゲウオ 2ページ
 なぜトゲウオなのか

  • トゲウオは一般的な呼び方であり、鱗板の数によっても、それぞれの識別が出来る。
      Trachura型   鱗板が完全に発達している
      Semiarmata型 鱗板が胸部と尾柄にだけある
      Gymnura型    胸部にだけ若干ある
      Hologymna型   鱗板が全く消失している

 巣を作る魚
 素造りの秘密
 父性愛に燃えて
 一夫多妻の産卵
 巣を守る雄魚
 雄と雌魚の差

鈍魚庵の旧刊紹介(7) 2ページ
 「釣随筆」 佐藤垢石 河出書房 昭和26年
 「酒の肴」 青木正兜(まさる) 弘文堂 昭和25年
 「釣」 佐藤惣之助 創元社 昭和10年
 「釣り道楽」 那須良輔 文藝春秋新社 昭和39年
 「名作のなかの釣り」 津山章作 養神書院 昭和43年

ブックレビュー
 「琵琶湖とナマズ」 友田淑郎 汐文社 1978年 B6判 P.326 1500円

ネットワーク
 黄金ナマズ現わる 11/27 秋田 魁新報

ショップ・レビュー
 蕨熱帯魚 埼玉県川口市
 南海水園 愛知県名古屋市
 豊木屋水族館 岐阜県岐阜市
 安田水園 石川県金沢市

アクア・ギヤ
 デラックスサーモスタット ライフ1 発売元:ペットプロ
 高級セラミック管ヒーター ライフ  発売元:ペットプロ

たまには奥付でも
 月刊アクアライフ 2月号
 昭和55年1月1日発行
 編集人/廣江公治
 発行人/マリン企画
 写植版下/創現社
 印刷/三松堂印刷
 発行所/株式会社マリン企画
 〒101 東京都千代田区猿楽町2-2-5 興新ビル4F
 電話番号 **-***-****

これでこの号の紹介は終わりです。

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2010年2月 1日 (月)

「アクアライフ」 昭和55年2月号 通巻7号 その3

錦鯉メモランダム(2) 錦鯉の品種 3ページ
 ※以下の品種についてさらにその下位の品種も説明
 紅白

  • 紅白の五難と言って眼の周囲、ひれ、口端、両えらぶた、尾びれの付け根に赤色が散在しているものは、見苦しい。

 大正三色

  • 胸びれに黒い縞のあるものは、従来からの三色系、真白い胸びれをしたものは、紅白種から出てきたものである。

 昭和三色
  黒地に白色、紅色斑紋があるもの
  外見上大正三色との相違は

  • 1,黒斑は大正三色は背部のみ、昭和三色は腹まで巻いている。
    2,黒斑は大正三色では頭部に入らない。昭和三色では斜めに多く入っている。
    3,胸びれでは大正三色は美しい縞模様、昭和三色は付け根に丸い黒斑がある。

 写りもの
 光り無地もの
 浅黄・秋翠
 変わりもの

シクリッドインフォメーション(1) 2ページ
 情報社会における情報不足の不思議
 方向を見失ったマニアへの提言
 魚を科学する時代に向けて

雑種物語 4ページ
 ライガーとタイオン

  • 動物でも植物でも、かけ合わせの組み合わせを示す場合、メスを先にしオスを後にする約束になっている。コイ♀×フナ♂といった具合だ。
    親の名をもじって合いの子の名前をつける時もこの順序が守られる。
    ライガーといえばライオンのメスとタイガーのオスの間に出来た子というわけだ。

 水槽では雑種ができやすい

  • 自然界には似たような多数の種が厳然と存在するということが、反対に雑種のできにくさを立証しているとも言える。

 種を隔離するSp遺伝子

  • プラティには体にスポット状に出る黒色素と背びれに出るスポットと体軸に沿って現れる黒いバンドは別の遺伝子によって支配され、これらの遺伝子は、それぞれSp・Sd・Nと呼ばれている。
    ソードテールと(原文はスウォード)プラティをかけ合わせると、雑種では黒い腫瘍が出来る。この現象はプラティの持っている優性遺伝子Spがソードテールに入った場合に見られる。雑種はこの腫瘍で死んでしまう。
    ソードテールにこの遺伝子の致死的な効果を抑える機構があったとすれば、進化の過程で両種の区別は産まれなかっただろう。
    因みに、タキシードソードテールはソードテール同士の雑種である。

 種とは何だろう

  • 形態的な分化と生殖的な分化は必ずしも歩調がそろっていない。

魚類学入門(2) 4ページ
 系統分類と生態分類
 経済上の分類
 形態分類から類縁へ
 染色体について

アクア・テラリュウム学入門(7) 2ページ
 1,水作りの失敗例
 2,死んだ水、生きた水
 3,バランスのとれたアクアリウムとは

怪魚ランドへの招待状(5) 東南アジア編 2ページ
 怪魚スター レッドアロワナ
 夜の帝王 ナイフフィッシュ
 おなじみナマズ軍団
 美しきドジョウランド
 個性いろいろスパイニール、アナバス、アーチャーフィッシュ

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