「アクアライフ」 昭和55年3月号 通巻8号 その3
熱帯魚の繁殖入門 10ページ
環境はなるべく自然に
水質をどうとらえるか
産卵は一にも二にも忍耐
繁殖計画と養成
繁殖記録は必ずとろう
繁殖入門=20種の横顔
コイ科の魚類
- ゼブラダニオ
縞の間の色は、雄が金色、雌が銀色。
産卵用水槽が別に有れば、十分に卵を持った雌を午後3時ごろまでに入れ、夕方暗くなったら雄を2尾入れてやる。
- アカヒレ
雄は雌の前で、白く縁取られた鰭を広げる。
- ラスボラ(ヘテロモルファ)
ペーハが酸性に片寄った水質を好むと言われている。
- チェリー・バルブ
雄は鰓ぶたから腹部、尾鰭のつけ根に赤が強くなる。
充分に成熟した雌雄を1尾づつ入れる。
- チェッカー・バルブ
雄は赤みがかった鰭の先が黒い。雌は背びれの黒い縁が小さい。
アナバス科
- ベタ(シャム闘魚)
産卵は充分に卵を持った雌さえ見つかれば容易。
雌は速やかに取り出す。
- ドワーフ・グーラミィ
雄親は、稚魚のフ化後も一緒にしても良い。
- パール・グーラミィ
カラシン科
- 産卵させるには♀に対して雄2の割合で入れた方が確率が高い。またフ化したばかりの稚魚は光を嫌うので、隠れ場所として小石を入れてやるとよい。
- ヘッドアンド・テールライト
頃合いを見て雌雄2ペアぐらいを一緒にしてやると、より確実に産卵させることが出来る。
産卵用水槽は、新聞紙等で回りを囲って少しうす暗くしてやるとよい。
- ネオンテトラ
卵を持っているかどうかを確実に判別するには、灯りを消して、寝ているところを観 察すると、体色が消え、腹部に卵を持っていると外部から判る。
外部を圍い薄暗くし、水温はやや高めの28度ぐらい。
雌1尾に雄2尾の割合で入れる。
- ペンシル・フィッシュ
ナノストマス・アノマルスが産卵させやすい。
オスは全体に赤味が増して暗赤褐色になる。
刺激を与えるため水温を27度位に上げ、水を少し取り換えるといい。
- モンクホーシャ
雄は体色が濃くなり、特に目のふちの赤味が増してくる。
シクリッド科
- エンゼルフィッシュ
雄の方が比較的大きく頭部が出ている。
- エジプシャン・マウスブリーダー
婚姻色の出た雄1尾に対し十分腹の膨らんだ雌を2尾位入れる。
産卵が終わったら、雄は取り出す。
- ピンクシクリッド
雌は腹部にピンクがかった黄褐色の模様があらわれる。
親が卵を食べる心配は余りない。
- アピストグラマ
雄の方が熱心に卵やふ化した稚魚の世話をするので雌は取り出す。
その他の魚
- コリドラス
雌1に対し雄数尾の割合で飼育するとよい。
繁殖には23度ぐらいが適している。
- ノトブランキウス・ギュンテリー
ふ化後1ヶ月で雌を求めるようになる。
- アルゼンチン・パール
- ソードテール
雌雄の簡単な見分け方 イラストで紹介
-----メモ-----
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