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2010年1月

2010年1月31日 (日)

「アクアライフ」 昭和55年2月号 通巻7号 その2

表紙
ピラニアの歯のアップ 撮影:高橋曻

水と生命のロマネスク アマゾンPart1 カラー14ページ

スコールの雲間から永遠の太陽が緑に輝く アマゾン 5ページ
 船で河をさかのぼる
 夜明け、生命の躍動が始まる
 河沿いの集落に立ち寄る
 ジャングルの不思議
 ジャングルは巨大なタイムマシンだ
 海水魚が多く淡水化して棲む

巨大魚ピラルクぬきではアマゾンは語れない 3ページ
 1,アマゾンの帝王魚
 2,1億年以上の歴史を誇る古代魚
 3,密林アマゾンの生活必需魚
 4,根年ピラルクー資源は減少中
 5,細やかな愛情あふれる仔育て
 6,乾季は危険がいっぱいの季節
 7,巨大魚ピラルクーの水槽飼育は

淡水魚飼育のテクニック(4) ドジョウ 3ページ
 採集法 ドジョウつかみは厳禁
 輸送法 丸い容器で安全に
 飼育法 かなり丈夫です
 どこにいるのか? ドジョウ各種
  ※種毎にイラスト地図を掲載し解説
  タイリクシマドジョウ
  シマドジョウ
  イシドジョウ
  マドジョウ
  フクドジョウ
  ホトケドジョウ
  エゾドジョウ
  アジメドジョウ
  アユモドキ
  ヒドジョウ

原色熱帯魚図鑑(5) カラー3ページ
 ネオン・テトラ 小林道信
 コンゴ・テトラ 小林道信
 ハプロクロミス・コンプレシセプス 佐藤哲
  時として他の魚の目を突っつくことがあるので、混泳には注意を
  要する。
 トロフェウス・ドゥボイシー 佐藤哲
  成長につれ白いスポットは消え、バンドになる。

 ウォーターローズ 富沢直人
  アメリカ熱帯部、温帯部原産
  水温はやや低めの20度前後の軟水を好む。

 ロベリア・カーディナリス 富沢直人
  北米、メキシコ、カナダ南部原産
  和名ベニバナサワギキョウで知られている。
  高水温に弱く20度位が適当であろう。

水槽写真講座(2) ノウハウと実際 7ページ
 1,フィルムにもいろいろありまして
 2,実践の第一段階 セッティング
  (1)水槽の真上の位置にストロボを置く方法
  (2)カメラ位置からストロボをあてる方法
  (3)ストロボをガラスに密着させる方法
  (4)カメラをガラスに密着させる方法
 3,撮影データの撮り方
 4,いよいよ本番撮影
 5,反省は次の傑作を生む原動力
 6,結びのことば

続・アクアライフ特選 洋書ガイド 4ページ
 ※熱帯魚関係の洋書名だけ書いておきます。
 Grzimek's Animal Life Encyclepedia
 The Love of Tropical Fishes
 Illustrated Dictionary of Tropical Fishes
 Characoids of the World

-----メモ-----
1980年=昭和55年
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2010年1月30日 (土)

「アクアライフ」 昭和55年2月号 通巻7号

「アクアライフ」 昭和55年2月号 通巻7号 マリン企画 A4判 P.128 600円

特集「アマゾン 水と生命のロマネスク」

巻頭カラーは高橋曻氏撮影の現地でのピラルクです。

【目次】
AQUA GRAPHICS
 水と生命のロマネスク アマゾン 撮影:高橋曻
 海のキカン坊 ハナヒゲウツボ 撮影:中村征夫
 シロボシスズメの産卵生態 撮影文:ジャック・T・モイヤー

スコールの雲間から永遠の太陽が緑に輝く アマゾン 松島駿二郎
巨大魚ピラルクむきではアマゾンは語れない 松坂実
原色熱帯魚図鑑(4) カラシン・シクリッド・水草
水槽写真講座(2) ノウハウと実際 吉田吉彦+編集部
続・アクアライフ特選 洋書ガイド 佐藤哲+編集部

海水魚飼育のテクニック(4) 魚体の取扱い 根岸陽子
淡水魚飼育のテクニック(4) ドジョウ 吉田徳巨
海水魚の野外採集を考える(3) 椎橋幸男
錦鯉メモランダム(2) 錦鯉の品種 水沢六郎
シクリッドインフォメーション(1) 佐藤哲

あくあぐるーぷフォトコンテスト入選作を発表
サンショウウオの徹底飼育百科 千石正一
モノドンの「海の置き手紙」(4) 菅能琇一
雑種物語 多紀保彦

魚類学入門(2) 井田齋
アクア・テラリュウム学入門(7) 牧野信司
怪魚ランドへの招待状(5) 東南アジア編 石垣芳郎
無理難題VS快答乱麻 Q/A

好餌苑(6) 谷魚目
さかな徒然抄(7) トゲウオ さとう魚水
鈍魚庵の旧刊紹介(7) 鈍魚庵主人

アクア・インフォメーション
ネットワーク
ショップ・レビュー
アクア・ギヤ
コリコリクイズ
メールボックス
編集後記

-----メモ-----
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2010年1月28日 (木)

「よみがえれ!! 日本の淡水魚」 滋賀県立琵琶湖文化館 昭和62年 その5

カワバタモロコ Hemigrammmocypris rasborella 2ページ

  • 田中茂穂博士が、当時の滋賀県水産試験場長・川端重五郎さんにちなんで名づけたものと言われている。
    日本列島の特産種
    昭和54年ころより屋外の水槽にて繁殖に取り組んできた。

    ホテイアオイなどの根の水面近くに産卵する。産卵は6月上旬から7月上旬の約1ヶ月間。
    天然では普通3~4cmだが、飼育下では5年以上も生き、中には7~8cmに達するものがいる。雌の方が大きい。

ヒナモロコ Aphyocypris chinensis 2ページ

  • 福岡市近辺にしかすんでいない。
    1971年に飼育をはじめ、1980~1981年にかけて屋外の水槽で自然産卵させることに成功。おそらく日本で初めてのことと思われる。
    産卵は7月初旬~8月初旬(水温23~30度ぐらい)の午前中に行われ、水面近くのホテイアオイやガガブタの根に産む。

ウシモツゴ Pseudorasbora pumila subsp 2ページ

  • モツゴよりずんぐりしており、体の色もアメ色をしている。さらに、性格はモツゴより随分臆病である。
    岐阜県下の生息地の発見者・内山隆によれば、池が埋め立てられ完全に消滅したとのこと。

    愛知県下のものは1982年に永井貞さんたちによって生息が確認され、以後1986年に鈴木栄二さんらの発見を契機とし、この魚を天然記念物にとの声があがっていたようだが、その後どうなったことでしょう。

    産卵させる材料として瓦が良いと聞いていたのでこれを使った。
    岐阜県下ではウシとかケンカモロコと呼んでいる。

ホトケドジョウ Lefua echigonia 2ページ

  • ひげは前方に向けて広く上下に生えている。これはプランクトンのような浮遊性のものを食べるのに適している。
    真夏の高水温には耐えられないらしく、20度ぐらいが限界。水温が27~28度になると病気にかかり易くなり、30度を超えると息も絶えだえになる。

オヤニラミ Coreoperca kawamebari 2ページ

  • 数尾同一の水槽に入れると、最終的には1尾のオヤニラミしか残らない。
    水質・水温にもうるさく、清い水でしかも夏涼しく冬暖かでなければいけません。

タナゴモドキ Hypseleotris cyprinoides 2ページ

  • カワアナゴの仲間
    分布は西表島・宮古島など4島に限られている。
    産卵期は3~4月。長崎大学では水槽内で産卵に成功したが、卵が小さく、仔魚も小さく与えるエサがないため、飼育下での繁殖はすごく難しい

あとがき

  • 私達が子供のころには、・・・・・。ここで私たちが認識しておかなくてはいけないのは、彼らが「絶滅しつつある」のではなく、絶滅させられつつある」という点です。・・・・・・。
    これをストップさせるためには、私たち一人一人が加害者意識を常に持ち、動物を、自然を大切に育ててゆきたいものです。美しい日本の自然とそこにすんでいる生きものを大切にすることは、ひきも直さず私たち自身の生活を守ることにもつながっているのですから・・・・・・。

        1987年7月5日    著者一同

 本著は琵琶湖文化館学芸員、前畑政善、秋山廣光、前田征也、桑田雅之がそれぞれ分担して執筆した。
-----メモ-----
1987年=昭和62年

以上でこの本の紹介は終わりです。

2010年1月27日 (水)

「よみがえれ!! 日本の淡水魚」 滋賀県立琵琶湖文化館 昭和62年 その4

クニマス Oncorhynchus kawamurai 2ページ

  • 絶滅した魚
    土地の漁師は、盛夏の産卵を土用掘り、秋の産卵を木の葉掘り、冬の産卵を寒掘りと呼んでいたそうです。
    辰子伝説

    電源開発という大義名分のもとに、有毒な玉川の水を田沢湖に導入したため、幻のクニマスは名実ともに幻となってしまった。

ミナミトミヨ Pungitius sinensis 2ページ

  • 絶滅した魚
    京都市南西部と兵庫県氷川町に棲息していた。
    湧水のある田が埋め立てられたり、農薬が使用されたりして、急激に数が減少し、ついには絶滅した。

イトウ Hucho perryi 3ページ

  • 海へ降って沿岸を泳ぎまわるものがおり、定置網などにで捕らえられることがある。
    寿命は20年以上で、成熟するまでに8年前後かかる。
    春に卵を産む。通常サケ科の魚は秋、紅葉の頃産卵する。
    アイヌの人達は、イトウのことをチライと呼ぶ。

ニッポンバラタナゴ Rhodeus ocellatus smithi 3ページ

  • タイリクバラタナゴが侵入したために引き起こされた危機。
    側線の有孔鱗と腹鰭前縁の白線が見られないことや、一般に小型で雄の婚姻色の朱色が際だっている点などでタイリクバラタナゴと外見上異なっている。

    水族館に最初にニッポンバラタナゴが入ったのは昭和37年の夏のこと。彦根で松田尚一さんと八田和夫さんが、7匹採った。
    大阪府の生息地では、この魚を「キンタイ」と呼んでいる。

スイゲンゼニタナゴ Rhodeus suigensis 2ページ

  • 日本では1965年に岡山県の吉井川水系に棲息していることが最初に確認されている。
    カゼトゲタナゴに似ているが、体高がやや低いことや、体側の縦帯が尾柄付近でいくぶん太く、体に透明感がある。
    水底近くにいることが多い。

    2月頃にはもう婚姻色の現れた雄が見られる。
    雄の縄張り闘争は特徴的で、うわくちびるを伸ばした状態で相手を追い払う行動を見せる。

ゼニタナゴ Puseudoperilampus typus 2ページ

  • 天然では、軟らかい水草や附着藻類などを食べている。
    産卵期は9~10月で、5~6月頃に貝の中から出てくる。
    分布は関東、東北、新潟の一部。諏訪湖では見られなくなった。

2010年1月26日 (火)

「よみがえれ!! 日本の淡水魚」 滋賀県立琵琶湖文化館 昭和62年 その3

キリクチ Salvelinus lucomaenis 2ページ

  • 天然記念物(地方自治体指定)
    イワナの1地方種族
    渓流釣りブームにより数が減っている。ブームを支えるため漁協が養殖したイワナを放流し、交雜が進んでいる。

イワメ Oncorhynchus macrostomus 2ページ

  • 天然記念物(地方自治体指定)
    1961年、九州大学農学部の木村清朗先生と元国立科学博物館の中村守純先生によって発見された。

    愛媛大学の水野信彦先生たちは、1972年よりおよそ10年間をかけて、イワメとアマゴの交配実験を行い、イワメはアマゴの遺伝的な変異であることが明らかになった。

ハリヨ Gasterosteus aculeatus microcephalus 2ページ

  • 天然記念物(地方自治体指定)
    水族館では昭和61年に繁殖を行った。
    水温が20度を超えると死んでしまうため、安易な気持ちで家庭の水槽で飼育することは、魚がかわいそうです。 

イトヨ(陸封型) Gasterosteus aculeatus aculeatus 2ページ

  • 天然記念物(国の地域指定)
    大野ではイトヨのことをハリシンと呼ぶ。
    本願清水 昭和9年 国指定の天然記念物となった湧水地

ムサシトミヨ Pungitius pungitius 2ページ

  • 天然記念物(地方自治体指定)
    昭和32年の異常渇水時に、生息地の水温が高くなりすぎて、熊谷市の1地域を残していなくなってしまった。
    熊谷市教育委員会は、昭和59年にムサシトミヨの生息地を天然記念物に指定した。
    非常に臆病である。

アジメドジョウ Niwaella delicata 2ページ

  • 天然記念物(地方自治体指定)
    古くから「味女(あじめ)」の名で地元の人々に親しまれ、また美味なる魚として珍重されてきた。

    「アジメ穴」なる産卵前の親魚を一網打尽にする筌(うえ)漁法が絶滅に拍車をかけている。
    アジメドジョウの研究に生涯をかけ、この魚をこよなく愛しつづけた丹羽彌(ひさし)さんがこの魚の保護問題にかけた情熱を忘れることは出来ない。

オオウナギ Anguilla marmorata 2ページ

  • 天然記念物(国の地域指定)
    地方によってはカニクイの名で呼ばれている。

    大正12年3月7日には、長崎県西彼杵郡野母崎町、徳島県海部郡海部町、和歌山県西牟婁郡白浜町
    大正13年12月9日には、山口県萩市椿東、岐阜県郡上郡美並村
    昭和14年9月7日には福島県いわき市平沼ノ池で天然記念物に指定。

-----メモ-----
1961年=昭和36年
1972年=昭和47年
1986年=昭和61年
1934年=昭和 9年
1923年=大正12年

2010年1月25日 (月)

「よみがえれ!! 日本の淡水魚」 滋賀県立琵琶湖文化館 昭和62年 その2

表紙
 イタセンパラ

口絵 カラー4ページ
 ニッポンバラタナゴのペアと貝
 ゼニタナゴ
 ヒナモロコ
 タナゴモドキ
 オオウナギ
 イトウ
 ハリヨ

はじめに

  • 近年、日本各地で絶滅、あるいは絶滅に瀕する淡水魚が増えつつあります。・・・・・・・。

    当館では、開館以来魚類を展示するかたわら、自然保護活動の一環として、いわゆる稀少種とされる魚の繁殖研究にも真向から取り組んで参りました。・・・・・。

    さて、当館ではこのたび既刊の「湖国びわ湖の魚たち」姉妹編として「よみがえれ!日本の淡水魚」を発刊することになりました。本著は絶滅の危機に直面している淡水魚ばかりを20種余あつめ、その分布と生態を併せ、彼らがなぜそうした状況に陥ったかを解説したものです。・・・・・。
       昭和62年7月5日
                      滋賀県立琵琶湖文化館長

                                藤井 篤


アユモドキの白黒写真

本文
イタセンパラ Acheilognathus longipinnis 2ページ

  • 天然記念物(国の種指定)
    昭和49年(1974年)国の種指定の天然記念物となっている。
    富山県では絶滅と記しているが、この後発見されたはず。
    非常に驚き易い魚である。

ミヤコタナゴ Tanakia tanago 2.5ページ

  • 天然記念物(国の種指定)
    昭和52年に国の種指定の天然記念物となった。
    主たる生息地が大都会にあるものおは、その将来は絶望的と言える。

    なげかわしいのは、新たな生息地が発見されるとこぞって乱獲に加わるアマチュアアクアリストやにわかアクアリストが沢山いて、稀少種や天然記念物ということで、高値をつけ商売を行う、何ともさみしい人達が今日もそこかしこに暗躍している事実があることです。

アユモドキ Leptobotia curta 2ページ

  • 天然記念物(国の種指定)
    昭和52年に国の種指定の天然記念物となった。
    湖より内湖などでよく漁獲されたようで、「ウミドジョウ」とか「ヤナギドジョウ」の名で、江戸時代末期の「湖中産物図證」の中に美しい絵とともに紹介されている。

    漁師さんの話では、昭和58年に1個体獲れてから後は獲れたことがないとか?。これによれば琵琶湖のアユモドキはもう絶滅したのかもしれません。
    水族館では昭和45年に大量繁殖し、その後も昭和50年・58年・60年に繁殖に成功。

ネコギギ Coreobagrus ichikawai 2.5ページ

  • 天然記念物(国の種指定)
    昭和52年に国の種指定の天然記念物となった。
    日本にすぬギギ科の魚は、アカザ、ギギ、ギバチ、ネコギギの4種

    他のギギに較べ、縄張り争いやその他のこぜり合いは、ほとんど行われない。
    水質に対しては、ややうるさい方で、きれいな水で、冬やや暖かく、夏涼しい状態が必要。

2010年1月23日 (土)

「よみがえれ!! 日本の淡水魚」 滋賀県立琵琶湖文化館 昭和62年

「よみがえれ!! 日本の淡水魚」 滋賀県立琵琶湖文化館 昭和62年7月5日 175*175判 P.52

 変わった判の本というか冊子です。琵琶湖文化館からは1980年(S55)に「湖国びわ湖の魚たち」が発刊されており、2冊目の本です。
 紙質は図鑑紙質ですが、カラー写真7葉で、その他は白黒写真。
 内容は写真、和名、学名、形態、生態、分布、そして解説文となっている。

 解説文は、平易でありながらも内容はしっかりしています。

 古書界では「湖国びわ湖の魚たち」の方は時々見かけますが、この本は余り見かけません。そのためやや高めです。

【構成】
表紙
口絵
はじめに
もくじ
 1,天然記念物(国の種指定)
  イタセンパラ
  ミヤコタナゴ
  アユモドキ
  ネコギギ

 2,天然記念物(国の地域指定、または地方自治体指定)
  キリクチ
  イワメ
  ハリヨ
  イトヨ
  ムサシトミヨ
  アジメドジョウ
  オオウナギ

 3,絶滅してしまった魚・2種
  クニマス
  ミナミトミヨ

 4,その他の絶滅にひんしている魚たち
  イトウ
  ニッポンバラタナゴ
  スイゲンゼニタナゴ
  ゼニタナゴ
  カワバタモロコ
  ヒナモロコ
  ウシモツゴ
  ホトケドジョウ
  オヤニラミ
  タナゴモドキ


本文
参考文献
あとがき
奥付

-----メモ-----
1987年=昭和62年

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2010年1月22日 (金)

「フィッシュマガジン」 昭和42年4月号 第3巻4号 通巻12号 その3

新しい熱帯魚(4) ブルー・テトラ 牧野信司 1ページ
 Mimagoniates microlepis
 1959年頃に他種と混同されて10尾ばかり輸入された。

フ化シリーズ(3) アレステス・ロンギピンニス 屋代乾二 2ページ
 Alestes longipinnis

  • 雄は雌より一廻り大きく、尾びれ、腹びれ背びれはそれぞれ先端が乳白色に変色し、体色がやや鉛色に鈍い光沢をもっている。脂びれは黒いピンク色に変色する。

水族館の歴史(5) 久田迪夫 2ページ
 経営別にみたわが国の水族館
 実験所附属水族館

新製品紹介
 ビタクラフト 西ドイツからやって来た栄養満点の科学飼料
 魅惑の水中蛍光灯 イスズ式特許水中蛍光灯
 ミネラルウォーター育生魚薬石
 TNバーチカルフィルター 田辺商工

魚紳士録(12) 巨大な魚 木村 重 6ページ
 海洋の王者
 陸水の横綱
 東南アジアの王者
 欧州と極東の巨魚

緑の錦鯉はこうして作った 吉岡忠夫 5ページ
 ※北陸養鯉センター
 はじめに
 従来品種養殖上の問題点と品種改良
 緑の錦鯉産出の動機とその経過

  • それは昭和38年5月のことであった。・・・・・ある池の数千匹の稚魚の中に夢ではなくこれこそ神秘的な地肌の緑の鯉、確かに緑色の鯉が2,3尾泳いでいるのを確認した。・・・・・私は種鯉となっていた「秋水」系のメス「山吹黄金」系のオスの親魚に敬虔な祈りを捧げたいくらいであった。・・・・・

    かくして昭和41年4月4日、県庁内の知事室で、多数の報道陣に囲まれて知事は一葉の色紙をとりあげて墨痕鮮やかに一筆、「、緑の錦鯉命名 越の秘色 富山県知事吉田実」とされ、私はただ感激するばかりであった。

    「秘色」とは「ひそく」と読み、学問の浅い私にはすぐわからなかったが、いわゆる「ひそく色」のことで陶磁器の方では「ひそくと」いう昔シナで作った緑色の焼き物があったという。・・・・・

 緑の錦鯉の観賞と品種改良の将来
 むすび

----メモ-----
1959年=昭和34年

これでこの号の紹介は終わりです。

2010年1月20日 (水)

「フィッシュマガジン」 昭和42年4月号 第3巻4号 通巻12号 その2

表紙 モノダクティラス・セーベ

フィッシュ画廊 カラー写真
 越の秘色 (写真)吉岡忠夫
 ペルマトクロミス・ギュンテリー (写真)渡辺哲夫

  • Pelmatochromis guentheri ギュンテリーはドイツ語発音で、英語ではガンサァイ

F・Mギャラリー 白黒写真
 デルタ・グッピーの泳姿 (写真)杉浦愛之

訪問 完成した阿蘇長陽熱帯魚研究所
 近畿ケースの陳氏が長陽村に400坪の養殖用温室を作った。
 白黒写真だが広海貫一氏と大森氏が写っている。

特集 ポンプの科学
ポンプの発達史 前田志郎 1ページ

  • 小型のエアーポンプは昭和27年頃までは、外国からの輸入品を使用していた。
    昭和28年頃に国内で作られたのは、ピストン式のもの。
    その後バイブレーション式が出来、昭和34年には外国にも輸出できるいい製品が作られるようになった。
    昭和38年頃からポンプのメーカーも増え、ポンプの質の方の研究も急速に進んだ。

ポンプの基本原理 矢野孝一 1ページ
 エアーリフト式の吐出圧力が書かれている。

各種ポンプの方式 矢野孝一 2ページ
 A,振動形
  a,バイブレータ形
 B,往復動形
  b,ピストン形
  c,ベローズ形
 C,回転形
 水用ポンプ
  遠心形の渦巻ポンプ

能力と選び方 岡田美治 4ページ
 エアーポンプ
 水中ポンプ

世界の水族館飛び歩記(2) 出口吉昭 3ページ
 ロンドン動物園水族館

メダカの仲間達(4) 和泉克雄 8ページ
 アピオセミオンの仲間達 その2 ※アフィオセミオン
 羽飾りのあるライヤーテール Aphyosemion filamentoson

  • 日本には1965年に初めてやってきた。向こうからの送り状にはニジェルエンシスとだけあった。

 多彩なライヤーテール A.multicolor

  • ラテン名の「多色」、「多彩」を意味する。
    私がこの魚を飼ったのは1964年の春から秋までの半年ぐらいの期間で、熱烈な卵生メダカの研究家であった安藤清次郎氏から2つがいを譲り受けた時だけである。安藤氏はドイツの友人から、他の魚と共に入手したと言った。この時以外にムルチコロルが日本に入ったことは聞いてないし、見たこともない。

 ゴールデンライヤーテール A.australe hjerresenii

  • この魚を作り上げたのはドイツの養魚家ゲルハルト・ハイジェルセンGerhard Hjerresen という人で、15年費やしたと言われている。

 ラウンドテールのアピオセミオン
 カメルーンのライヤーテールのアピオセミオン A.cameronensis
 メインケニィのライヤーテールのアピオセミオン A.meinkeni
 ペテルスのライヤーテールのアピオセミオン A.petersi
  この魚には「黄色いナイフ」という呼び名がある。
 ロロッフィのライヤーテールのアピオセミオン A.rolloffi

-----メモ-----
1952年=昭和27年

2010年1月19日 (火)

「フィッシュマガジン」 昭和42年4月号 第3巻4号 通巻12号

「フィッシュマガジン」 昭和42年4月号 第3巻4号 通巻12号 緑書房 B5版 P.148 定価200円

 今月号より少しページが増えています。また、一部黄色い紙を使った紙面構成となりました。
 特集は「ポンプの科学」で12ページを割き、エアーポンプや縦型ポンプについて書かれています。この手の解説には常連の牧野信司氏が執筆していないのが一寸面白いです。

【目次】
ポンプの発達史 前田志郎
ポンプの基本原理 矢野孝一
各種ポンプの方式 矢野孝一
能力と選び方 岡田美治
取扱い上の注意
 バイブレーター式エアポンプ 宮部 怜
 ピストン式エアポンプ 岡田美治
 タテ型揚水ポンプ(水中ポンプ) 渡辺哲夫

訪問
 ピラニア全種飼育が目標 東京の岩佐さん
 霧島高原で魚を愛する キリシマ第一ホテルの石原夫妻
 完成した阿蘇長陽熱帯魚研究所

水族館めぐり 長崎水族館 白井和夫
水生昆虫の飼育 加藤正世
愉快なタコ飼育(上) 岡本彦太郎
磯魚の漁場案内記(3) 曽根崎久
緑の錦鯉はこうして作った 吉岡忠夫

読者愛魚録
 ディスカス飼育日記 部田裕子
 ネオン・テトラの病気 佐久間 晃
 雷魚の記 実吉達郎
 サンゴの北限・館山湾 田中邦三

フ化シリーズ(3) アレステス・ロンギピンニス 屋代乾二
メダカの仲間達(4) 和泉克雄
魚切手のいろいろ(4) 島津安樹朗
水族館の歴史(5) 久田迪夫
無脊椎動物の飼い方(3) 杉浦宏

新しい熱帯魚(4) ブルー・テトラ 牧野信司
アイデア提供
 私の作った人工海水 高橋庄助
 ブラインシュリンプのフ化 斉藤勇一
 胎生魚採仔箱の改良 木全哲久

カレイの採集と飼育 柴田 清
世界の水族館飛び歩記(2) 出口吉昭
アマチュア向き撮影法 渡辺光正
世界の奇魚(11) カリフォーニア・グルーニョウン 阿部宗明

相談室
 プレコストマスのエサ (解答)牧野信司
 グッピーの産卵周期の調節 (解答)和泉克雄
 レポリナス・ファシアタスの飼育について (解答)屋代乾二

新製品紹介
魚紳士録(12) 巨大な魚 木村 重

F・Mギャラリー デルタ・グッピーの泳姿
表紙写真解説
リノムレーナ属の魚 井田 斉

フィッシュ画廊
 イトヒキアジ
 ナガハナダイ
 越の秘色
 ペルマトクロミス・ギュンテリー

フィッシュテスト(12)
読者交歓室
魚病シンポジウムのお知らせ

-----メモ-----
1967年=昭和42年
熱帯魚雑誌 創刊年 一覧
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2010年1月18日 (月)

「フィッシュマガジン」 昭和42年3月号 第3巻3号 通巻11号 その4

水族館の歴史(4) 久田迪夫 2ページ
 わが国の水族館草創期

遺伝の基礎知識(3) 突然変異 熊谷孝良 4ページ
 魚の品種改良に突然変異の利用
  突然変異が出た場合の対処法がいろいろ記述されている。

フ化シリーズ キロダス・プンクタータス 渡辺哲夫 1ページ

  • 雌は雄に較べて一廻り位大きく、腹部に丸味がある。産卵が近くなると、普段背鰭の先端に見られる斑点が消失し、鰓蓋の後ろで胸鰭の上に丸い斑紋が現れ、臀鰭と胸鰭に色が出てくる。

金魚随想 桜井良平 3ページ
 ※らんちゅう宗家 石川亀吉翁の白黒写真を掲載
 1,人情
 2,願い

  • ランチュウは金魚の王様です。・・・・・齢90才を越える石川翁でさえ「先代が作った名魚『華頂山』に肩を並べるものは、その後、出ていません」と述懐される。

 3,誓い

世界の奇魚(10) インドストーマス・パラドクサス 1ページ

  • 1926年10月~12月、軽かったにあるインド動物調査所の採集者達の一行が、ビルマ北部のインダウギー湖とミューイチーナ地方の川で採集を行い、発見した。B・プラシャド博士とD・D・ムケルジ氏が1929年に新科の新属の新種であるとした。

新製品紹介
 ドイツ製高級熱帯魚餌料 テトラミン
  種類は今と殆ど同じ品揃え。
  グッピーフードが当時500円だとやはり高級ですね。

 大量に軟水が手に入る ミリオン軟水器
 調水材入り 水研組立式フィルター

  • 一寸変わった底面フィルターで、水槽の大きさ合わせて組合せる。1セット700円

 携帯用酸素補給機 ポータブル エアリンガー

  • 鞄みたいに取っ手が付いていてカッコイイ。予備の単一電池が内蔵出来る。3000円

魚紳士録(11) 鉄砲魚の鉄砲 木村重 6ページ
 名の由来
 採集記
 にせ物・ほん物
 水鉄砲のからくり

読者交歓室
 今年もグッピー誌上コンテストを行いますか 岩川政海
  この投稿者って結構有名なグッピーブリーダーですよね。

今回でこの号の紹介は終わりです。

-----メモ-----
1926年=大正15年

2010年1月13日 (水)

「フィッシュマガジン」 昭和42年3月号 第3巻3号 通巻11号 その3

野生の水草を水槽へ 正印清逸 6ページ
 著者は富山県新湊市中伏木小学校教諭
 はじめに
 (2),野生の水草飼育上の必要な事項
 (3),野生水草の品種と採培 ※意図的に栽培という字ではない。

  • ※以下の種について解説。学名の意味も書いてあるが、ちょっと強引な気がする。イラストも掲載。

   1,せきしょうも Vallisneria spiralis
   2,うりかわ Sagittaria pygmaea
   3,きくも Ambulia sessiliflora
   4,ふさじゅんさい Cbomba carobiniana
   5,ふさも Myriophylum verticillatum

   6,くろも Hydrilla verticillata
   7,みずゆきのした Ludwigia ovalis
   8,まつも Ceratophyllum demersum
   9,ばいかも Ranunculus aquatilis
  10,ひつじぐさ Nymphaea tetragona

  11,こうほね Nuphar japonicum
  12,さんしょうも Salvinia natans
  13,おおあかうきくさ Azolla japonica
  14,さんしょうもににた浮水植物
  15,その他の浮水植物

  16,みずすぎな Rotala hippuris
  17,みずはこべ Callitriche fallax
  18,ひるむしろ Potamogeton franchetii
  19,でんじそう Marsilea quadrifolia
  20,すぶた Blyxa ceratosperma
  21,にっぽんふらすこも Nitella japonica

 (4)その他の水草
  以下は2~3行程度の解説
  たぬきも属
  たちも
  むじなも
  ひんじも
  みずおおばこ
  おもだか属
  いばらも属
  ひるむしろ属

 (4)販売されているが自生しない水草
  ハイグロフィラ
  クリプトコリネ
  その他
 (5)おわりに

新しい熱帯魚(3) ディスティコダス・アフィニス 半ページ
 Distichodus affinis

  • 日本に輸入されたのは、クラウン・テトラが1957年、ノーズショート・クラウンが1961年、本種はクラウン・テトラと同様1957年。
    所が、昨年の夏あたりから5cm位のものが輸入された。

-----メモ-----
1957年=昭和32年

2010年1月12日 (火)

「フィッシュマガジン」 昭和42年3月号 第3巻3号 通巻11号 その2

ステンレス水槽の出来るまで 白黒写真2ページ
 12枚の写真で順序を説明

水槽の歴史 牧野信司 1ページ
 日本の水槽の歴史
 熱帯魚用水槽の今昔

水槽の種類 牧野信司 1.5ページ
 1,ガラスバット
 2,鉄枠水槽
 3,ステンレス水槽
  ガラス材料について
 4,合成樹脂製水槽

型上の分類 牧野信司 0.5ページ

ステンレス水槽 中谷 純 4ページ
 1,ステンレス水槽の構造
  (1)ステンレス
   各種ステンレスの配合率表を掲載
  (2)ガラス
   水槽の大きさとガラスの厚さの表を掲載
  (3)パテ
   水槽用メタルパテ
   光明丹入水槽用メタルパテ

 2,取扱い上の注意
  水槽をセットしたときの重量表を掲載

 3,修理
  5面のガラスのセット順を解説
 4,ステンレス水槽の見分け方

アクリル水槽 協和ガス化学工業(株)樹脂販売課 3ページ
 1,アクリル水槽の構造
  (1)アクリル樹脂とは
   一般的にメタクリル酸メチル重合体をさす。
   簡単な化学式がフローで掲載。
   青酸や硫酸を使うとは知らなかった。
  (2)アクリル樹脂板の接着
   溶剤接着

  • 溶剤はクロロホルム二酸化エチレン、醋酸エチル、醋酸アルミ、氷醋酸  

   重合接着 

 2,取扱い上の注意
  (1)置く場所
  (2)掃除の際
  (3)保温の場合
  (4)塗料
  (5)その他
 3,種類

読者愛魚録 熱帯魚への夢 中西けんじ 1ページ

  • 著者は観魚苑の方で、1950年代にグッピーを飼育「グッピーの改良家中西氏」と言われたそうで、また、日本で初めてライヤテール・ソードフィッシュの繁殖に成功したとのこと。
    この記事の中でホワイト・エンゼルの件もあり、相当な方かもしれません。

世界の水族館飛び歩記(1) 出口吉昭 4ページ
 その1 ヴァスコ・ダ・ガマ水族館
 著者は日本大学助教授で、文章が流麗で読みやすい。

メダカの仲間達(3) 和泉克雄 7ページ
 アピヨセミオンの仲間達 ※アヒィオセミオン

  • 「アピオセミオン」という言葉の意味は「旗のようなひれの小さい魚」

 以下各種について詳細に解説
 ライヤーテール Aphyosemion australe australe

  • ※ライアテール
    Cape Lopez Lyre-tail「ロペス岬のライヤーテール」と欧米ではよんでいる。
    種名は「南部の」「南方の」と言う意味。

 アーノルドのライヤーテール Aphyosemion arnoldi

  • アーノルディ
    卵は砂の中に浅く埋められる。
    日本に輸入されたのは1965年と66年の2回だけである。

 レッド・ライヤーテール Aphyosemion bivittatum bivittatum

  • ビビテータム ※ヴァイビテータム
    脇腹に2本のえび茶色の線が見える。ビビテータムという名はこの2本の線をいっている。

 ブルー・ライヤーテール Aphyosemion bivittatum hollyi

  • ホルリィ
    前者よりやや小さい。

 ストライプ・ライヤーテール Aphyosemion bitaeniatum

  • ビターニアタム

 カラバルのライヤーテール Aphyosemion calabaricus

  • カラバリカス
    以下、モップの意味が分かってない和泉克雄氏の独りよがり

金園社版「熱帯魚の飼い方」には「外国ではモップをはたき状にし、しかも小さく束ねたものを水槽内につり下げ使用するとその中にもぐって産卵するといわれている」とあるが、どこの文献によったかは知らぬが、たとへ新品を使用するとはいえモップを水槽にぶら下げるとは随分センスのない・・・・・。まだまだつづく牧野信司氏への非難文は省略。

 白黒の写真はaustraleとbivittatumを掲載

-----メモ-----
1965年=昭和40年

2010年1月11日 (月)

「フィッシュマガジン」 昭和42年3月号 第3巻3号 通巻11号

「フィッシュマガジン」昭和42年3月号 第3巻3号 通巻11号 緑書房 B5版 P.140 定価200円

 通巻の記載は10号となっているが11号が正しい。

 この号から和泉克雄氏の卵目について種毎の話が始まりました。また、日本在来種の水草の記事もあり結構楽しめます。そして、読者交歓室にはグッピー界で結構有名な方が投稿しています。

【目次】
特集 水槽のすべて
 水槽の歴史 牧野信司
 水槽の種類 牧野信司
 型上の分類 牧野信司
 ステンレス水槽 中谷 純
  1,構造
  2,取扱い上の注意
  3,修理
  4,見分け方

 アクリル水槽 協和ガス化学工業(株)樹脂販売課
  1,構造
  2,取扱い上の注意
  3,種類

お手製と廃物利用の水槽拝見 安井文太郎
ステンレス水槽の出来るまで

訪問
 夢はアマチュア水族館
 身は二つでも思いは一つ

みんなで海水魚を飼おう 竜野乙彦
野生の水草を水槽へ 正印清逸
遺伝の基礎知識(3) 突然変異 熊谷孝良
世界の水族館飛び歩記(1) 出口吉昭

読者愛魚録
 クロイザリウオの産卵 柴田龍一
 熱帯魚への夢 中西けんじ
 私の作った水槽ケース 室 樽彦

フ化シリーズ キロダス・プンクタータス 渡辺哲夫
アイデア提供
 スネールが発生してお困りの方へ 斎藤勇一
 ガラスバットのぶらさげ方 藤沼良三
 簡易フィルター 福村友利夫

磯魚の漁場案内記(2) 曽根崎久
無脊椎動物の飼い方(2) 杉浦宏
新しい熱帯魚(3) ディスティコダス・アフィニス 牧野信司

メダカの仲間達(3) 和泉克雄
魚切手のいろいろ(3) 士先ず安樹朗
水族館の歴史(4) 久田迪夫
世界の奇魚(10) インドストーマス・パラドクサス 阿部宗明

相談室
 セレベンシスとジャワニクスについて (解答)和泉克雄
 錦鯉に牛乳は? (解答)富永正雄
 グッピー稚仔の異常 (解答)和泉克雄
新製品紹介

金魚随想 桜井良平
魚紳士録(11) 鉄砲魚の鉄砲 木村重

F・Mギャラリー トゲチョウとテングカワハギ 杉浦愛之
表紙写真解説
熱帯魚店めぐり きんし園
フィッシュ画廊
 ソメワケヤッコ
 パール・グラミィ
 金魚の群泳
 ジャック・デンプシィ
フィッシュテスト<私は誰でしょう>(11)

熱帯魚価格一覧
読者交歓室
ベタ誌上コンテスト

-----メモ-----
1967年=昭和42年
熱帯魚雑誌 創刊年 一覧
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2010年1月 7日 (木)

「フィッシュマガジン」 昭和42年2月号 第3巻2号 通巻10号 その4

当時の広告を羅列、懐かしんで下され。

 ヨクタベル 乾燥みじんこ 近畿ケース製作所
 ニッソーシーパレス 水槽 日本水槽工業
 東京水族館 卸、ショップ
 フトール 冷凍真空乾燥みじんこ 熱帯魚大阪水族館
 辻本商店 魚と共に80年 卸、ショップ ※老舗だね。
 泉水園 卸、ショップ
 ビタシュリンプ 飼料 砧動物苑
 No.1 W エアー・ポンプ サンパレスセンター
 エンゼル熱帯魚店 卸、ショップ
 ビタロング 飼料 理研ビタミン油(株)

 大森商店 ショップ
 熱帯魚大阪水族館 ショップ
 パノスコープ 立体背面板(バックスクリーン) 上飯田工業(株)
 名古屋水族館 ショップ
 魚和コーポレーション 鯉の養殖販売?
 近畿水産 ショップ
 イオナー イオン交換水槽浄化材 美和熱帯魚
 ゼオレックス 濾過材 ゼオレックスケミカル会社
 ミナミ海水熱帯魚部 ショップ 大阪市
 八幡園 ショップ 千葉?

 飯田橋水族館 ショップ
 トロピック 魚病薬 黒蘭本舗
 グローリーエアーポンプ 不二苑
 ペットミール 金魚、色鯉用餌 恵比寿興業
 志牟田熱帯魚総合研究所 卸 川崎市
 MS222 スイス・サンド社の冷血動物用麻酔剤 三共
 ヘルス錠 魚病薬 ヘルス魚研製薬所
 ロングライフ ブラインシュリンプ サンエース
 ちば熱帯魚園 ショップ
 竪型ポリポンプ 五十鈴工業

 愛魚倶楽部 ショップ 名古屋市
 アクアラング 卸、ショップ 江戸川区
 水槽、小型循環濾過装置設計製作 原田製作所
 ブロードウェイ水族館 ショップ 中野区
 幸陽熱帯魚店 ショップ 市川市
 富士園 ショップ 荒川区
 渡辺マリン ショップ 大田区
 浮秤式重量計 微量計量器 熊谷孝良先生発明
 森熱帯魚店 ショップ 布施市
 扇屋水族館 ショップ 千葉市

 河内観賞魚店 ショップ 杉並区
 美和熱帯魚 大卸
 クロレラペット、マリン、ミール、フッド 餌 クロレラ科学研究所
 アクアマリン 人工海水 八洲薬品
 吉田観賞魚販売 ショップ
 ハイロン水槽 青い珊瑚礁
 コロナ製品 増田産業
 熱帯社 器具製造販売
 プラスチック飼育器具製造販売 日本プラケース
 ケース他 五輪産業

 レイシーフィルター、ポンプ
 グッピーテスター メスグッピー色彩遺伝子判別液 五反田熱帯魚
 林商店 熱帯魚用器具製造、卸
 ひかるアクアリューム 卸、小売 台東区
 海河苑 ショップ、卸 北区
 神戸エンゼル水族館 ショップ、輸出入
 観魚荘 卸、輸出入 新宿区
 中日本水族館 ショップ
 城東海水魚センター ショップ 墨田区
 蛍光灯 上原商店

 桜井熱帯魚 卸 大阪市
 鯉・金魚の藥 荒川化学薬品
 錦鯉色上げ餌料 鳥取県錦鯉養殖漁業生産組合
 お茶の水水族館 ショップ
 阿蘇下田熱帯魚研究所 ショップ
 ヤマサキ水草園 ショップ 京都市
 広瀬熱帯魚店 ショップ 船橋市
 城南水族館 ショップ 大田区
 コミヤ 海水魚ショップ 川崎市
 観魚苑 ショップ 練馬区

 熱帯魚養殖容器、付属品一式 生物商 春華商店 北九州市
 東京海水魚センター 直輸入、卸 大田区
 天然海水 藤田観光
 東洋水族館 ショップ 渋谷区
 サンゴ園 ショップ 墨田区
 ハイトロピカール 魚病薬 津路薬品
 タンクセパレーター 南海熱帯魚研究所
 ワンダー・ウォーム 餌 米国ロング・ライフ社
 東京海魚園 ショップ、卸 港区
 各種器具一式 眞銅商店
 ビオレル 餌 西独逸ビオレル社
 電子サーモ KTP-6型 砧動物苑
 トモフジのケース 友藤金属工業

これでこの号の紹介は終わり。

2010年1月 6日 (水)

「フィッシュマガジン」 昭和42年2月号 第3巻2号 通巻10号 その3

魚紳士録(10) 雀膳よ。どこに居る? 木村重 5ページ
 雀膳の登場
 米大陸のガー
 顔を出せ
 まぼろしの魚である

熱帯魚雌雄の見分け方 屋代乾二 2ページ
 ※雌雄のイラスト有り
 1,卵胎生目高科
 2,卵生目高科
  ノトブランキウス、ライアテール

 3,カラシン科
  ヘッドアンドテールライト、ロージー・テトラ、メティニス

 4,鯉科
  スマトラ、ゼブラダニオ、ゴールデンバルブ

 5,シクリッド科
  エンゼルフィッシュ、アピストグラマ・ラミリーザイ、デスカス

 5,闘魚科
  ベタ、キッシング・グーラーミー

新製品紹介 2ページ
 ビタグロン 理研のビタミン飼料
 ドーナッツウール 丸型フィルター要ろ過材
 ハイートロピカルT-0014 魚病治療薬
 グッピー・テスター 隠れた色彩遺伝子を判別する
 ビーム5W 不二苑のエア・ポンプ

ブラインシュリンプを大きくする方法 (解答)広崎芳次

  • 金属キレートを使用する。これは寺本賢一、木下祝郎両氏によって発見された。
    寺本、木下氏によるブライン・シュリンプ培養液の作り方が書かれている。

リュウキンの水槽飼育(4) 梶純夫 5ページ
 3,採卵と稚魚の飼育
  (1)採卵準備
   a親魚
   b魚巣
   c容器その他の準備

  (2)採卵
  (3)稚魚飼育

 4,あとがき

読者交歓室
 「和泉克雄様に答える」

  • 前号で和泉克雄氏が、杉浦宏氏が著した「熱帯魚 正しい飼い方、ふやし方」に対し指摘した事柄に紙面で回答している。

    ・・・・・とにかく小生の名において発行された本ですから、預かり知らぬことというつもりは毛頭ありません。・・・・・
    スゴイ時代ですね!!

表紙写真解説 プセウドトロフィウス・オーレタス
 Pseudotropheus auratus

  • 日本には昨年の夏、東京水族館の手によって15尾(成魚)が初めて輸入された。
    日本最初の繁殖は、昨年11月末日、同じく東京水族館の飼育係によって行われた。
    小売価格は、大が15000円位、小が5000円位
    ※初物は高いですね。今の金額にしたら一体いくらなんでしょう。

2010年1月 4日 (月)

「フィッシュマガジン」 昭和42年2月号 第3巻2号 通巻10号 その2

メダカの仲間達(2) 和泉克雄 7ページ
 今回も概要です。
 戦前から飼われていたもの

  • オーストラレ、エピプラティス、カペリ、パンカックス・パンカックス(ブルーパンカックス)、アプロケイラス・リネアタス、パキパンカックス・プレフェリイ、アピオセミオン・スプレンドプルウリス、リウルス・キリンドラセウス
    わが国で卵生メダカのグループが最もさかんに飼育されたのは1956年から7年頃

魚とビタミン 広岡義雄 3ページ
 主なビタミン欠乏症状
  A       眼球突出、眼白濁
  B1       平衡感覚喪失、異常興奮、体位不安定
  B2       眼出血、体色暗化
  ビオチン   全身けいれん、生長不良
  パントテン酸 鰓蓋の異常

新しい熱帯魚(2) ダトニオイデス・ミクロレピス 1ページ

  • 1959年に他の東南アジア産の魚に混ざって輸入され、発見された。
    その後しばらく輸入されなかったが、本年に入って3~4センチの小さなものが少し入った。

みじんこ あれこれ 2ページ

  • 広告ですが以下のミジンコのイラストと一寸した解説がなされている。
    ホロミジンコ、トガリハリナガミジンコ、アオムキミジンコ、ゾウミジンコ、ケブカミジンコ、フナゾコミジンコ、オオメミジンコ、ノロ

水族館の歴史(3) 久田迪夫 2.5ページ
 普及の時代
 世界一競争

遺伝の基礎知識(2) 熊谷孝良 5ページ
 性染色体
 性比の乱れることについて
 プラティの性染色体
 連関(linkage)
 交叉
  ヘルメットプラティの雌とレッドプラティの雄の交雜
  緋メダカから白メダカの雌や雄を作り出す

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